text:黒田奈保子

2006年から続いたツアー『Rollers Romantics Tour』最終日。極寒の外とは打って変わって、開演前から湯気が立ち上るほど興奮した会場はThe Birthdayの登場に激震した。タイトル通り、襲いかかるような切れ味あるギターが特徴の「シャチ」でライヴはスタート。2曲目にはThe Birthdayの存在を音楽シーンに知らしめた、1stシングル「stupid」。世の中の喧噪やいら立ちをかき消すような荒々しくも繊細なイマイアキノブのギター。チバユウスケの暴力的でいてセクシーなヴォーカルに妙な緊迫感を感じ鳥肌が立つ。さらに、ヒライハルキのアッパーなベースに舞い上がり、ひとり2階席で揺れていた。4曲目の「LOVERS」でのクハラカズユキのドラムでは、リズムだけでなくメロディーすら聴こえるようなプレイに感動し、ただ涙があふれ泣いてしまった。MCを挟むことなく次々と繰り出される楽曲。テンションは上がるばかりで、心拍数がどんどん上がっていく。アンコールを含む22曲、全ての音に圧倒され、全身が音に飲み込まれ戻れなくなるような危機感を味わい、ただ立ち尽くすばかり。しかし彼らのライヴは激しいだけではない。一触即発のようなライヴの裏に泣けるほど優しいメロディーやリズムを感じ取れる。この感覚、一度は体感すべし!!
The Birthday プロフィール

元ミッシェル・ガン・エレファントのチバユウスケ(vo&g)と元フリクションのイマイアキノブ(g)を核に結成。その後、元ミッシェル・ガン・エレファントでチバと共に活動していた盟友・クハラカズユキ(dr)と、結成当初は弱冠23歳であった元てるる...ヒライハルキ(b)を迎えた本格派ジャパニーズ・ロック・バンド。
06年8月に1stシングル「Stupid」、同年9月に2ndシングル「KIKI The Pixy」を立て続けにリリース。始動直後の勢いが感じられるシンプルでストレートなロック・チューンは我々音楽リスナーを瞬く間に虜にしてしまった。翌月の10月には、誰もが待ちの望んだデビュー・アルバム『Rollers Romantics』を発表。「純粋に音楽を愛している……」という4人の初期衝動と溢れ出る感情を剥き出しにした名作がココに誕生した。
07年1月にリリースされた3rdシングル「NIGHT LINE」では、気持ちいい程の疾走感に満ちた8ビートのロック・ナンバーを展開。今後も彼らの創作意欲は留まることを知らないようだ。公式サイト(レーベル)
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