【GRANRODEO】『FC限定LIVE 2012 ロ
デオ組生誕祭〜ろ組のひと☆ろ!〜』
2012年7月1日 at 日比谷野外大音楽堂

撮影:平野タカシ/取材:榑林史章

 晴天だった前日とは打って変わり、雨模様となった日比谷野音の2日目。徐々に強さを増す雨脚にファンはひるむどころか、どうせ濡れるんだからとビキニ姿になる女の子も多数いた。GRANRODEOのふたりも濡れようがおかまいなしで、「愛のWarrior」や「ROSE HIP-BULLET」など人気曲から、最新シングル「RIMFIRE」など新旧を織り交ぜた攻めの選曲で楽しませてくれる。
 この日は、念願だったファンクラブの生誕祭と銘打っており、ライヴの前にはふたりのスピーチやテープカットなど開会式が行なわれる演出も。わざわざ司会者が登場してのガチモードは、非常にシュールで面白かった。また、ファンクラブのテーマ曲「ロデオ組のテーマ」も初披露。どこかクレヨンしんちゃんの主題歌を彷彿とさせるユーモアあふれるロックンロールで、ふたりが“グラン”と言えば、観客が“ロデオ”と応える掛け合いで、大いに盛り上がった。
 ライヴの各所では、巨大ビーチボールが場内を転がったり、アロハを着たふたりがサーフボードに乗って登場したり、ビキニのダンサーと一緒に客席に放水したりといった、夏先取り感満載の演出も多数あって、雨で少々残念なことになるのではと心配したが、むしろ何だか異様な盛り上がり。KISHOW(Vo)の“雨も俺たちの演出なんで”とのMCは、単なる強がりではなく、案外本気なんじゃないかと思わせるほどの一体感だった(笑)。
 さらに“IGPX”というかけ声で観客とコール&レスポンスするのが恒例の「Go For It!」の時は、雨にもかかわらず会場の周りに集まっていた場外のファンからも歓声が上がり、これにはふたりともビックリと同時に、実に嬉しそうな様子で、何度も“外の人〜!”と声をかけていた。最後の「Darlin’」を歌い終え、立ち去りがたそうにいつまでも客席に手を振っていたのも印象的。終演後、裏で美味しそうにビールを飲みながらe-ZUKA(Gu)が言った“晴れでも雨でも楽しい。みんなと一緒だから!”…このひと言に尽きる!

セットリスト

  1. Can Do
  2. シャニムニ
  3. 愛のWarrior
  4. カナリヤ
  5. ROSE HIP-BULLET
  6. Love in shelter
  7. 恋のHEART WAVE
  8. サマーGT09
  9. Go For It! "style EDGE"
  10. ギターソロ
  11. Infinite Love
  12. ロデオ組のテーマ
  13. tRANCE
  14. メズマライズ
  15. Once&Forever
  16. アウトサイダー
  17. modern strange cowboy
  18. 恋音
  19. <ENCORE>
  20. RIMFIRE
  21. SEA OF STARS
  22. HAPPY LIFE
  23. Darlin'
GRANRODEO プロフィール

グランロデオ:“KISHOW”こと声優でヴォーカリストとしても注目されている谷山紀章と、メロディアスな曲からハードなギターサウンド曲までアニメーション音楽に幅広く楽曲を提供し、ギタリストとして活躍中の“e-ZUKA”こと飯塚昌明のふたり組ユニット。2005年11月のデビュー以来、HR/HM調の楽曲を中心としつつ、ポップスやフォークなど多彩なジャンルを取り入れた楽曲を発表し続けている。GRANRODEO オフィシャルHP

OKMusic編集部

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