【BUCK-TICK】『TOUR2013 COSMIC DR
EAMER』2013年2月26日 at 赤坂BLITZ

撮影:MASA /取材:ジャガー

 2012年はメジャーデビュー25周年イヤーとして、これまで以上に精力的な活動を行なってきたBUCK-TICK。さらなる飛躍へ向け、1月から開催されてきた “TOUR 2013 COSMIC DREAMER”と題されたツアーも残すところあとわずか。バンドのモチベーション高く、情感たっぷりに紡がれるライヴには毎度感銘を受ける。
  「きらきら星」の音色が鳴り響くと、宴の始まりとあって色めき立つ場内。今宵の幕開けを告げたのは「キラメキの中で・・・」。漆黒のファーと仮面が飾り付けられたマイクスタンドに絡みながら、熱っぽく歌い上げる櫻井敦司(Vo)。スリリングなロックサウンドを紡ぐ「LADY SKELETON」での今井 寿と星野英彦の2本のギターの共鳴に高揚し、楽曲を支える樋口豊(Ba)とヤガミ・トール(Dr)のキレのあるリズムに惚れ惚れする。櫻井が不敵な笑みを浮かべて、“(自身のハートを指して)ここじゃないだろう、(下半身を指して)ここだろ?”と挑発しての「エリーゼのために− ROCK for Elise −」では、強靭さと浮遊感を併せ持った同曲に吸い込まれていった。櫻井が位置するステージ中央の頭上から大雨が降りしきり、歌詞の通り“雨に撃たれた”状態で披露された「残骸」。そして、エッジの効いたロックチューンからミストのような雨に変わるとムーディーな「夜想」へ。一体感を生み出すだけでなく、結び付きをいっそう強固なものへと変えた「BOLERO」のハートウォーミングなひと時も印象深い。最後は“悪い夢も、良い夢も見て…”と締め括り、今井が「きらきら星」のフレーズを奏で、「夢見る宇宙」へと想いを託した。 

セットリスト

  1. キラメキの中で・・・
  2. LADY SKELETON
  3. ONLY YOU − WE ARE NOT ALONE −
  4. エリーゼのために− ROCK for Elise −
  5. 人 魚− mermaid −
  6. Lullaby-III
  7. 絶界
  8. 残骸
  9. 夜想
  10. SANE − type Ⅱ−
  11. BOLERO
  12. MISS TAKE 〜僕はミス・テイク〜
  13. CLIMAX TOGETHER
  14. 夢見る宇宙
  15. <ENCORE1>
  16. INTER RAPTOR
  17. 禁じられた遊び− ADULT CHILDREN −
  18. Alice In Wonder Underground
  19. <ENCORE2>
  20. スパイダー
  21. 君のヴァニラ
  22. Ash-ra
BUCK-TICK プロフィール

バクチク:1987年にメジャーデビューを果たし、以降メンバーチェンジすることなく、日本のロックシーンの第一線で活躍し続ける。不動であり孤高であるその姿は、後続するアーティスト達にも多大な影響を及ぼしてきた。89年にリリースされた3rdアルバム『TABOO』でチャート第一位を獲得、デビュー後わずか2年の間に日本武道館、東京ドームと席巻し、名実共にトップアーティストの仲間入りを果たす。その後も独特なポップセンスとダークな世界観を深く掘り下げていく一方で常にその時代の先鋭的な要素を積極的に取り入れ、まさにBUCK-TICKでしか成し得ない独自の音楽性を提示しながらも、今なお進化し続けている。BUCK-TICK オフィシャルHP
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