【UVERworld】『UVERworld ARENA LI
VE 2013~THE ONE~』2013年3月14日
at 横浜アリーナ

撮影:鳥居洋介/取材:ジャガー

 “本当に素晴らしいツアーでした。なりたいものに向かって、まっすぐ生きていたいんですよ”。TAKUYA∞(Vo&Programming)のこの言葉には、結成当初から抱き続ける彼らの音楽に対する純粋な思いやバンドの根源にあるスピリッツが詰まっている気がした。ライヴハウスと変わらぬ熱量のままに大規模な会場だからこそできる演出で、ファンを魅了したツアーファイナル。青臭い理想で終わらせることなく、夢を現実に変えていくUVERworldの凄まじいエネルギーに触れ、感化されるオーディエンス。筆者もそのひとりであり、迫力あるプレイで繊細かつ厚みのあるバンドサウンドを鳴らす楽器陣、メッセージを力強く放つヴォーカルに興奮を覚えた。
 真太郎のドラムソロから「7th Trigger」で幕開け、 “この瞬間しかねぇ、ぶっ飛ばしていこうぜ!かたまりを感じてください”とインスト楽曲「Massive」へ。オーケストラとバンドのグルービーな掛け合いにフロアも大きく揺れた。さらに、本編で完成させるという美学のもと、基本的にアンコールを行なわないUVERworldなのだが、今宵はアンコールの代わりにもう一曲「MONDO PIECE」を披露。今後は楽曲制作に集中するとのことで、ライヴはしばらく観ることができないが、会えない間も心はずっとつながっていられるようにと悔いのない一夜になったことは言うまでもないだろう。

セットリスト

  1. THE ONE(SE)
  2. 7th Trigger
  3. KINJITO
  4. Don’t Think. Feel
  5. 6つの風
  6. いつか必ず死ぬことを忘れるな
  7. 勝者臆病者
  8. ace of ace
  9. UNKNOWN ORCHESTRA
  10. バーベル~皇帝の新しい服 ver.~
  11. 23ワード
  12. THE OVER
  13. 此処から
  14. Massive
  15. REVERSI
  16. GOLD
  17. LIMITLESS
  18. BABY BORN & GO
  19. NO.1
  20. スパルタ
  21. CORE PRIDE
  22. MONDO PIECE
LAID BACK OCEAN × UVERworld プロフィール
UVERworld プロフィール

様々な音楽ジャンルを融合し独自の表現に昇華する、ミクスチャー・ロック・バンドの雄、UVERworld。TAKUYA∞(vo、programming)、克哉(g,cho)、彰(g,cho)、信人(b)、真太郎(ds)という滋賀出身の5人によって02年に結成され、05年にシングル「D-tecnolife」(TVアニメ『BLEACH』主題歌)でメジャー・デビューを果たした。この曲はオリコン4位を記録するなど、新人バンドとしては異例の大ヒットとなり、世間の注目を一気に集めることとなった。06年リリースの4thシングル「Colors of the Heart」は人気アニメ『BLOOD+』主題歌、5thシングル「SHAMROCK」はTVドラマ『ダンドリ。〜Dance☆Drill〜』主題歌と、TV番組のタイアップ・ソングが多いのも彼らの特徴。
ロック・アンサンブルを基本としつつ、ラップやスクラッチ、ヒューマン・ビート・ボックスなどのヒップホップ的要素や、ヘヴィーなギター・リフなどを織り交ぜたそのサウンドは一筋縄ではいかない。5人の伊達男たちによる痛快なまでのその音楽世界は、10代の若者を中心に絶大な支持を集めている。UVERworld オフィシャルHP

OKMusic編集部

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