【VAMPS】『VAMPS LIVE 2013 BEAST
PARTY』2013年8月10日 at 山中湖交流
プラザきらら

撮影:田中和子、岡田貴之/取材:山本弘子

 忘れられない最高の思い出をプレゼントしてくれた真夏のライヴパーティー。8月10日、11日に“VAMPS LIVE 2013 BEAST PARTY”と題して、富士山を臨む湖の側、山中湖交流プラザきららにてVAMPSの野外ライヴが行なわれた。
 ステージエリアに向かうまでのスペースにはメンバーがプロデュースしたフードコートやドリンク、物販コーナー、ステージ前方に飾られる幕にペイントができるエリア、屋根付きのレストコーナーなどが設けられ、開演までの太陽が照りつける時間をみんなが思い思いに楽しみ、彼らのライヴでお馴染みの光景になったビキニ姿の美女も多数。
 初日の10日は約1万人のファンが集結。17時30分、海賊船のようなステージセットにVAMPSが姿を現し、ライヴはいきなり爆音爽快ロックチューン「I GOTTA KICK START NOW」からスタート! ラウドなサウンドを突き抜け空へと響き渡るHYDEの太くて官能的なヴォーカル、静と動を自由に操るK.A.Zのギターワーク。全員が鳴らす音のひとつひとつの粒が立っていて興奮せずにはいられない。セクシーな観客の恰好を見て“オマエら、なんで、誘惑するの? そういうの、やめてくれる?”と冗談を飛ばしながら、“一緒に2013年夏をひとり占めしようぜ”とHYDEはステージ上から勢いよく水を噴射。オレンジ色に染まりつつある美しい空の下にピッタリの「SEASON'S CALL」や最新シングル「AHEAD」を届け、中盤は花道先端でのアコースティックセット。井上陽水の「少年時代」のカバーや“みんなが好きな曲を夏っぽいアレンジにしました”と「MEMORIES」のボサノヴァバージョンを披露した。“夜だぜ! 夜はまかせろ!”と叫んだ後半戦はライトアップされたステージと盛り上がる参加者たちで、暗くなった場内はまるでパイレーツたちの妖しげなパーティー。「TROUBLE」はダンスフロアーと化し、初披露された「REVOLUTIONII」(9月25日に発売される世界デビューアルバムにしてベスト盤に収録)ではHYDEの気迫に満ちた歌にゾクッとさせられた。
 そして、初日のサプライズは「GLAMOROUS SKY」で登場したゲストのDAIGOとSHINPEI。HYDEとハモるDAIGOは、DAIGO☆STARDUST時代のド派手な衣装を着て、HYDEの後ろでマントを広げ、みんな大ウケ。ラストはこの魅惑的な真夏の祭典にふさわしい熱くそそられる「SEX BLOOD ROCK N' ROLL」。フィナーレに夜空に上がった何発もの花火に歓喜の声が上がった。

セットリスト

  1. I GOTTA KICK START NOW
  2. HELLO
  3. HUNTING
  4. ANGEL TRIP
  5. GET UP
  6. SEASON'S CALL
  7. AHEAD
  8. HIDEAWAY
  9. 少年時代
  10. MEMORIES(BOSSA Ver.)
  11. MY FIRST LAST
  12. MISSION
  13. KYUKETSU -SATSUGAI VAMPS Ver.-
  14. DEVIL SIDE
  15. REPLAY
  16. TROUBLE
  17. REVOLUTION Ⅱ
  18. GLAMOROUS SKY
  19. LOVE ADDICT
  20. SEX BLOOD ROCK N' ROLL
VAMPS プロフィール

ヴァンプス:2008年にHYDE(L'Arc〜en〜Ciel)とK.A.Z(Oblivion Dust)により結成されたロックユニット。全国のZeppを中心に連続公演を繰り広げる“籠城型ツアー”をはじめ、毎秋恒例のVAMPS主宰『HALLOWEEN PARTY』など、多彩なスタイルのライヴを展開。13年にレーベルをユニバーサルミュージックに移籍。海外レーベルSpinefarmと契約し、世界で2枚のアルバムをリリース。アジアを含む世界13カ国でのツアーを行ない、海外活動に関してはモトリー・クルーの事務所、10th STREET ENTERTAINMENTと契約。VAMPS オフィシャルHP
VAMPROSE

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

新着