【それでも世界が続くなら】『メジャ
ー1stアルバム 「僕は君に武器を渡し
たい」 発売記念ワンマンシリーズ千
葉公演「僕は君と明日の話がしたい」
』2013年10月20日 at 千葉LOOK

撮影:ナカニシケンタ/取材:高良美咲

 ありのままの言葉で描かれた人間味にあふれる楽曲で、着実にファンを増やし続けている、それでも世界が続くなら。薄暗いステージが繊細さと鋭さを持ち合わせた楽曲をさらに際立たせる。時折、悲鳴にも近い歌声で感情的に歌い上げる篠塚将行の姿をじっと見つめ、聴き入る観客。その後のMCでは篠塚が観客に“お互い頑張ろう”と語りかけ、続く「参加賞」では《死ぬ気になれよ 死なないから》と歌う。痛みを含んだ彼の歌は、自分自身が痛みを知っているからこそ歌えるのだと感じた。だからこそ、そんな鋭い言葉にもやさしさを感じるのだろう。

 来年1月にミニアルバムを発売することも発表し、アンコールでは出来上がったばかりの新曲も披露。“変われないんじゃなく、痛みが怖い”というメッセージが心に突き刺さった。“生きる”ということを改めて実感させられた夜だった。

セットリスト

  1. シーソーと消えない歌
  2. 一般意味論とアリストテレス
  3. ウェルテルの苦悩
  4. 鮮やかに変われ
  5. 参加賞
  6. パンの耳
  7. 水色の反撃
  8. 痛くない
  9. 焼却炉
  10. テセウスの夜
  11. 夜を越えろ
  12. スパロウ
  13. カイン
  14. アレロパシー
  15. <ENCORE>
  16. 成長痛(新曲)
  17. <ENCORE2>
  18. 消えた星の行方(新曲)
それでも世界が続くなら プロフィール

2011年結成、千葉県出身のロックバンド。対バンを含め、数多くのライヴ活動を行ないながら、12年2月に1stアルバム『彼女の歌はきっと死なない』をタワーレコード限定でリリース(2014年1月に一般流通で再発)。同作はタワーレコードのインディーズ・チャートで1位を獲得し、オリコンのインディーズ・チャートでも6位を記録。メディア露出が皆無に等しい状況下、口コミやネットで話題が広まり、じわじわとセールスを伸ばす。同年9月に2ndアルバム『この世界を僕は許さない』を発表すると、オリコン・ウィークリーチャートで88位にランクインし、全国のCDショップ店員やコアな音楽ユーザーにその名が知れわたる。イジメや虐待、家庭環境や病気などを題材にしたメッセージ性の強い逆説的な歌詞が多く、グランジやシューゲイザー色の強いノイズギターを合わせた変則オルタナティヴサウンドも印象的で、リスナーから熱烈な支持を得ている。13年9月にメジャー1stアルバム『僕は君に武器を渡したい』をリリースし、14年1月に1stミニアルバム『明日は君に会いに行くから』を発表する頃には、その知名度はいよいよ全国区に。21年3月には1st EP『僕は君に会えない』をリリースした。それでも世界が続くなら オフィシャルHP

OKMusic編集部

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