【長澤知之】『Nagasa・Oneman8 Ban
d Ver.』2014年2月28日 at 恵比寿 L
IQUIDROOM

撮影:TSUNEO KOGA/取材:高良美咲

 バックバンドを携え行なわれたワンマンライヴ。伸びやかに響き渡る歌声に誰もが酔いしれたのはもちろんのこと、時折心をチクっと刺すような挑発的な歌詞と感情を露わにしたシャウトもあり、それに共鳴する重厚なバンドサウンドに引き込まれた。

 “来てくれてありがとう、この空間に”。そんなメッセージとともに日常生活の中で背中をそっと押してくれる楽曲を歌う彼の姿、手拍子や手を掲げて思い思いに楽しむオーディエンスの光景には温かさがあふれていた。中でも「誰より愛を込めて」ではコール&レスポンスの《愛を込めて》というやさしい歌声が会場を包み込んだ。この日は、急遽ダブルアンコールとして長澤の弾き語りでデビュー曲「僕らの輝き」を披露。ストレートな表現が彼の原点を改めて感じさせた。

セットリスト

  1. あんまり素敵じゃない世界
  2. 明日のラストナイト
  3. 追憶
  4. フラッシュバック瞬き
  5. 夢先案内人
  6. 無条件幸福
  7. 幻覚
  8. 黄金の在処
  9. 片思い
  10. はぐれ雲けもの道ひとり旅
  11. 24時のランドリー
  12. 誰より愛を込めて
  13. 左巻きのゼンマイ
  14. 俺のアレ
  15. P.S.S.O.S.
  16. ハレルヤ
  17. THE ROLE
  18. EXISTAR
  19. マンドラゴラの花
  20. STOP THE MUSIC
  21. <ENCORE1>
  22. バベル
  23. Goodbye, Hello
  24. <ENCORE2>
  25. 僕らの輝き(弾き語り)
長澤知之 プロフィール

福岡県出身のシンガー・ソングライター。10歳でギターを始め、11歳で初めてのオリジナル曲を完成させる。18歳のときにオフィスオーガスタのデモテープ・オーディションで才能を認められ、その後は福岡や東京のライヴハウスを拠点としながらデモ音源を作成。2005年9月、東京・大阪で行なわれた『YAMAZAKI MASAYOSHI in Augusta Camp 2005』のオープニング・アクトを務める。2006年8月、シングル「僕らの輝き」でメジャーデビュー。甲高いアシッド・ヴォイスで孤独や哀愁を歌うさまをはじめ、ノスタルジックでエモーショナルな世界観も好評を博す。2007年3月に『PAPER STAR』、10月に『P.S S.O.S.』、2009年3月に『EXISTAR』と、立て続けに3枚のミニアルバムを発表。その楽曲のオリジナリティとクオリティの高さが評価されるようになる。同年4月に開催した東京、大阪、福岡でワンマンライヴ・ツアーでは、すべての会場でソールドアウトを記録。2011年4月、初のフルアルバム『JUNKLIFE』をリリース。2012年1月に2ndシングル「カスミソウ」を、6月にはミニアルバム『SEVEN』を発売。そして、同ミニアルバムを引っさげて弾き語りとバンドの2形態でのワンマン・ライヴを実施。2013年11月、2ndフルアルバム『黄金の在処』をリリースした。オフィシャルHP
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