【JAPAN NIGHT MOVE WITH THE MUSIC
OF JAPAN 【DAY2】『Japan to the
World』】 2014年5月29日 at 国立
競技場

撮影:MAN WITH A MISSION © Nobuyuki Kobayashi、L’Arc-en-Ciel © Hideaki Imamoto,Toshikazu Oguruma,Kazuko Tanaka/取材:大庭利恵

 『JAPAN NIGHT MOVE WITH THE MUSIC OF JAPAN』2デイズの2日目は“世界の人々に、日本の姿と日本の音楽の力を知ってほしい”という主旨のもと、ワールドワイドに活動する4組のロックなアーティストが登場する『Japan to the World』。

 1日目同様、聖火台に火が灯されると同時に10カウントが映し出され、ゼロと同時にMAN WITH A MISSIONが登場。ドラマの主題歌にもなっている「evils fall」が始まるとステージから真っ赤な火柱がいくつも吹き上がる。のっけから大掛かりな演出に会場も大いに盛り上がり、立て続けに2曲目「Get Off of My Way」を披露。ギターのイントロが始まった瞬間から会場中に沸き起こる手拍子と一緒にメンバーが暴れまわる様子がスクリーンに映し出される。雄大な印象の「higher」から「database」へヘヴィに畳み掛け、同期を絡ませた「FLY AGAIN」では6万人の観客との一体感を得るステージングを披露。ラストナンバー「Emotions」が終わるのと同時にステージから爆音で花火が発射され、MAN WITH A MISSIONのステージは終了した。

 二番手は真っ赤なお揃いの衣装で現れたSEKAI NO OWARI。ステージの両脇から上がった花火をきっかけに「炎と森のカーニバル」がスタート。スクリーンには、セピアに加工されたメンバーの姿と歌詞が映し出される。巨大スクリーンに映し出される鉄拳のパラパラマンガとともに奏でられた強いメッセージを込めた「銀河街の悪夢」からアルバムの中でもダークなナンバー「Love the warz」で、セカオワならではの世界を作り出していく。ラスト「RPG」まで爪痕を残すべく、非常に挑戦的なライヴを見せてくれた。

 転換中は、きゃりーぱみゅぱみゅやONE OK ROCKなどJ-POPを代表する曲がSEとして流れており、イベントとして細部まで楽しませてくれている。そして、すっかり暗くなったステージには、Perfumeの3人のスキャンデータを投影した巨大な箱型のディスプレイが現れ、3人の心臓部分が赤く鼓動を刻むのと同時に観客が手にしたペンライトが赤く点滅。そして、「edge」で箱型ディスプレイの上部からメンバーが登場。「Spring of Life」「Magic of Love」とレーザー光線や幾何学模様のディスプレイ、音に合わせて手元のペンライトの色も見事に演出に加わり、幻想的な中にも未来を感じさせるステージが繰り広げられた。“国立―!”と客席に呼びかけ、リアクションに喜ぶのっち。かしゆかとあーちゃんが、“私もやりたい!”と6万人とコール&レスポンスを楽しみほんわかとした雰囲気を作り上げつつ、「チョコレイト・ディスコ」「ポリリズム」で “魅せる”ライヴで一体感をもたらせた。

 この日、そして国立ライヴのラストを飾るのは、L'Arc~en~Ciel。「CHASE」がスタートし、それぞれのメンバーがスクリーンに映し出される度に悲鳴のような歓声が上がる。《Are you fuckin' ready?》のシャウトに重なるようにドラムが叩き出され、「READY STEADY GO」で勢いと熱気が巻き起こる。“国立最後の舞台に呼ばれて光栄です。みんな、悔いのないように燃え尽きようぜ”というMCの後、hyde(Vo)がアカペラで歌い出した「BLESS」、さらに「HONEY」「Driver's High」「Link」で国立競技場を熱気の渦に包み込んだ。“国立への感謝と、生まれ変わる未来に夢を乗せてこの曲を演奏したいと思います”という言葉から「MY HEART DRAWS A DREAM」へ。やさしく穏やかなこの曲は、まさに世界と未来に目を向けている彼らだからこそ奏でられる楽曲。トップに立ち続ける彼らの包容力を感じるステージだった。

 2日間にわたって開催された『JAPAN NIGHT』は、会場を舞う無数の風船と花火に彩られて幕を閉じた。

セットリスト

  1. 【MAN WITH A MISSION】
  2. evils fall
  3. Get Off of My Way
  4. higher
  5. database
  6. FLY AGAIN
  7. Emotions
  8. 【SEKAI NO OWARI】
  9. 炎と森のカーニバル
  10. スターライトパレード
  11. 銀河街の悪夢
  12. Love the warz
  13. RPG
  14. 【Perfume】
  15. edge
  16. Spring of Life
  17. Magic of Love
  18. チョコレイト・ディスコ
  19. ポリリズム
  20. 【L’Arc~en~Ciel】
  21. CHASE
  22. READY STEADY GO
  23. DRINK IT DOWN
  24. X X X
  25. BLESS
  26. HONEY
  27. Driver’s High
  28. Link
  29. MY HEART DRAWS A DREAM
SEKAI NO OWARI プロフィール

セカイノオワリ:2010年、突如音楽シーンに現れた4人組。同年4月に1stアルバム『EARTH』をリリースし、バンド名の表記を“SEKAI NO OWARI”に変え、11年8月にシングル「INORI」でメジャーデビュー。圧倒的なポップセンスとキャッチーな存在感、テーマパークのような世界観あふれるライヴ演出が、子供から大人まで幅広いリスナーに受け入れられ、“セカオワ現象”とも呼ばれるほどのスピード感で認知度を加速度的に拡大していった。SEKAI NO OWARI オフィシャルHP(アーティスト)
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Perfume プロフィール

樫野有香(通称:かしゆか)、大本彩乃(通称:のっち)、西脇綾香(通称:あ〜ちゃん)の3人からなる広島県出身の近未来テクノ・ポップ・ユニット。99年、TSSテレビ新広島が運営する『アクターズスクール広島』一期生として入校。在籍中の01年に、樫野、西脇が大本を誘い「ぱふゅ〜む」を結成。02年にはパッパラー河合(ex.爆風スランプ)プロデュースにより、シングル「OMAJINAI☆ペロリ」「彼氏募集中」を広島限定でリリース。03年には<アミューズ>と契約を結び、東京に上京。ユニット名を現在のPerfumeに改名後、クラブ・シーンで絶大な人気を誇るcapsuleの中田ヤスタカをプロデューサーに迎え、作風をテクノ・ポップ路線に変更した3枚のシングルを、<アミューズ>が運営するインディーズ・レーベル<BEE-HIVEレコード>から全国リリース。そして、秋葉原での路上ライヴやイベント出演など精力的に活動を行い、05年9月、<徳間ジャパン>より1stシングル「リニアモーターガール」で遂にメジャー・デビュー。近未来をテーマに掲げたビジュアルとテクノ色を強めたハードなサウンドによるコンセプチャルな3枚のシングル・リリースにより、アイドル・ファンやテクノ・ファンから支持を得ている。07年2月には、新録曲はもちろん、現在入手困難なインディーズ時代の音源、既発シングルなど彼女達の魅力を余すことなく収録したメジャー1stアルバム『Perfume〜Complete Best〜』をリリース。07年7月には、自身が出演した『NHK・AC(公共広告機構)共同キャンペーン』CMで「ポリリズム」がオンエアされるや否や、彼女達のキュートなルックスに抜群のダンス・パフォーマンス、甘い歌声とハイクオリティな音楽が相乗効果を生み出し大ブレイクへ。08年4月に発表されたアルバム『GAME』が50万枚を超える大ヒットを記録。11月には日本武道館ワンマン・ライヴ2daysを成功させ、年末には念願の紅白歌合戦出場を果たした。今後もPerfume信者が増殖し続けることは間違いないだろう。Perfume オフィシャルHP(レーベル)
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L’Arc〜en〜Ciel プロフィール

ジャパニーズ・ミュージック・シーンを代表する、名実ともにNo.1ロック・バンドだ。現メンバーはhyde(vo)、ken(g)、tetsuya(b)、yukihiro(dr)の4人。91年、現リーダーのtetsuyaを中心に結成。大阪を拠点に、ライヴ活動、オムニバス・アルバムへの参加を通して人気を定着させていく。93年には、1stアルバム『DUNE』を発表。インディーズながら好セールスを記録した。翌94年、<Ki/oon Records>よりビデオ・シングル『眠りによせて』にてメジャー・デビュー。

その後のメンバー交代劇をもろともせず、破竹の勢いでスターダムを駆け上がったのは、周知の通りであろう。ハード・ロック、ポジティヴ・パンク/UKギター・ロックを基調としたサウンドと、hydeによる美しくも儚い幻想的な詞世界が完全に融合し、高次元のポップ・ミュージックを形成。さらに、日本屈指のハイ・レヴェルな演奏は、楽曲の素晴らしさをビルド・アップさせるに至った。とくに、tetsuya特有のスライドを多用した流れるようなベース・ラインはサウンドの要である。時流に迎合することなく、いい意味で音楽的エゴに満ちたアーティスティックな楽曲を創出し、それらがチャートを席巻しているという事実は壮観である。L’Arc〜en〜Ciel オフィシャルHP

MAN WITH A MISSION プロフィール

マン ウィズ ア ミッション:頭はオオカミ、身体は人間という5人組のロックバンド。本人たち曰く“究極の生命体”とのこと。“マンウィズ”、“MWAM”の呼称で親しまれる。メンバーはTokyo Tanaka(トーキョー・タナカ、Vo)、Spear Rib(スペア・リブ、Dr)、Jean-Ken Johnny(ジャン・ケン・ジョニー、Gu&Vo&ラップ)、DJ Santa Monica(DJサンタモニカ、DJ&サンプリング)、Kamikaze Boy(カミカゼ・ボーイ、Ba、Cho)。2010年より始動。自主制作盤をライヴ会場限定で販売したのち、同年11月に初の全国流通盤となるミニアルバム『WELCOME TO THE NEWWORLD』を発表。2011年6月に1stフルアルバム『MAN WITH A MISSION』でメジャーデビューを飾った。その独特なビジュアルとエモーショナルかつキャッチーなサウンドをもって、人気はグングン上昇。2011年8月には『SUMMER SONIC』に出演、9月には渋谷CLUB QUATTROで初の自主企画ライヴ『MAN WITH A MISSION presents THE MISSION Vol.1』を開催。2012年7月には2ndフルアルバム『MASH UP THE WORLD』を発表。同作は2013年3月に、全日本CDショップ店員組合による『第5回CDショップ大賞』の大賞を受賞した。2013年5月には、初の日本武道館公演を大熱狂のうちに終了。その後、世界をターゲットにするべく、レーベルを移籍。同年10月に10-FEETのヴォーカル&ギターであるTAKUMAを迎えたシングル「database feat.TAKUMA(10-FEET)」をリリースした。MAN WITH A MISSION オフィシャルHP

OKMusic編集部

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