【GLAY】『20th ANNIVERSARY GLAY A
RENA TOUR MIRACLE MUSIC HUNT』201
5年2月8日 at 横浜アリーナ

撮影:岡田裕介/取材:清水素子

 3時間弱のライヴの間に、何度“感謝”という言葉を聞いただろうか? 約2年振りのニューアルバム『MUSIC LIFE』を引っ提げると同時に、メジャーデビュー20周年を祝してのツアー終盤。1万4000人が集った横浜アリーナで華開いたのは、20年を経ても変わらず胸ときめかせるGLAYサウンドと、実直なまでのファンへの愛情であった。客席がステージを360度取り囲むレアなセットのもとに幕開けたライヴは、1曲目「疾走れ!ミライ」のタイトル通り心地良い疾走感と、そこに乗る聴く者の心を甘く濡らすメロディーで、まずはGLAYという音楽の力を思う存分に発揮。弦楽器隊は四方に伸びた花道にさっそく飛び出し、TERU(Vo)も投げキスを大盤振る舞いだ。一方で温かな愛情に満ちたフォーキーなナンバーやエモーショナルな歌声の刺さるバラードで、“GLAYからの愛情を受け取ってください”というMCを見事に体現。だからこそ“全員でいくぞ!”とギアチェンジした後半戦ではオーディエンスの合唱が場内に轟き、アルバム曲も定番曲も落差なく息の合ったアンサンブルの中に、凄まじい一体感を生み落としてくれるのである。アンコールでは「MUSIC LIFE」等、彼ら自身の過去にも重なる楽曲で、挫折を繰り返しながらも生き抜くことの尊さをアピール。彼らの歌は常に街の人々と同じ目線にあり、だからこそ“諦めることは簡単だけど、諦めなければ必ず夢は叶う。お前らも諦めんなよ!”という言葉が万全の説得力をもって胸に刺さるのだ。5月末には10年越しの夢の舞台が東京ドームで開催。彼らの夢の叶う瞬間、その感動をぜひとも分かち合いたい。                  

セットリスト

  1. 現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。
GLAY プロフィール

グレイ:北海道函館市出身のロックバンド。1988年にTAKURO(Gu)とTERU(Vo)を中心に結成。94年のメジャーデビュー以降、CDセールス、ライヴ動員数など常に日本の音楽シーンをリードし続け、数々の金字塔を打ち立ててきた。21年10月に約2年振りにオリジナルアルバム『FREEDOM ONLY』をリリースし、21年11月〜22年2月にはアルバムを提げた全国アリーナツアー(7箇所14公演)を敢行。22年7月にはGLAYオフィシャルFan Club『HAPPY SWING』の発足25周年を記念したスペシャルライヴ『We♡Happy Swing』の第3弾を、大阪・仙台・幕張の3会場で開催。また、2010年6月に“GLAYがもっと音楽に対して真っすぐである為に”という想いを掲げ、自社レーベル『loversoul music & associates』(16年に『LSG』と改名)およびECサイト『GLAY Official Store G-DIRECT』を発足、17年には公式アプリ“GLAY app”を立ち上げるなど、音楽を通してGLAYがあらゆる可能性にチャレンジしていけるよう、常に独自のスタンスで高みを目指し、邁進を続けている。GLAY オフィシャルHP

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着