【miwa】『miwa live at 武道館 〜a
coguissimo〜』2015年3月8日 at 日本
武道館

撮影:佐藤 薫/取材:石田博嗣

 3月8日の“ミワ”の日に開催された武道館公演は、2011年から生ギター1本で全国を回っているアコースティックライヴ『acoguissimo』のタイトルを掲げた、弾き語り2デイズの最終日。アリーナ中央に円形のステージが設置され、360度を1万2,000人の観客が囲むというスタイルで、セットらしいものは特になく、フロアライトと椅子、テーブル、2本のアコギ、床には絨毯と、そこはmiwaの部屋のよう。そして、ファンから事前にブログ等でリクエストを募り、miwaがセレクトしたという、両者の想いが詰まったセットリストで進んでいく。 途中、『acoguissimo』恒例の『miwaに“聞きたい!”“言いたい!”』コーナーもあり、武道館の空間が終始、アットホームかつフレンドリーな空気に満たされていたことは言うまでもない。

 そんな中で印象的だったのは、大学を卒業する時に“音楽をやっていく”ことを改めて決意して作った「Delight」であり、高校卒業直前に音楽への夢を馳せて作った「つよくなりたい」。デビュー前に武道館でアンジェラ・アキのピアノ弾き語りライヴを観て思った、“自分もいつかギターの弾き語りで武道館に立ちたい”という夢が叶ったとMCで話し、初ライヴの時のお客さんの数ということで8名の観客をステージ上にあげて、同ライヴでも歌ったシンディ・ローパーのカバー「True Colors」を披露する場面もあって、本公演が単なる弾き語りライヴではなく、武道館など夢のまた夢だった頃の自分と対峙し、それを観客にメッセージとして伝えていたようにも思えた。全てのメニューを終え、最後の挨拶の時に感極まって涙したmiwa。その涙がデビュー6年目の幕開けを飾る本公演が、彼女にとってどれほど特別なものだったのかを物語っていた。

セットリスト

  1. 441
  2. 君に出会えたから
  3. 春になったら
  4. ハツナツ
  5. めぐろ川
  6. オトシモノ
  7. ヒカリへ
  8. Napa
  9. True Colors
  10. 片想い(アカペラver.)
  11. don’t cry anymore
  12. Faith
  13. again×again
  14. Delight
  15. つよくなりたい
  16. <ENCORE>
  17. ミラクル
  18. 希望の環(WA)
miwa プロフィール

1990年6月15日生まれ、東京都出身の女性シンガーソングライター。音楽好きな父親の影響でいつも音楽が身近にある環境で育ち、15歳から曲を書くようになる。2010年に1stシングル「don't cry anymore」でメジャーデビュー。同年4月にニッポン放送『miwaのオールナイトニッポンR』がスタートし、8月にカバー曲「僕が僕であるために」(原曲:尾崎豊)、「青空」(原曲:THE BLUE HEARTS)をデジタル・リリースした。11年1月、『第25回日本ゴールドディスク大賞』にてザ・ベスト5ニュー・アーティストを受賞。2月発表した5thシングル「春になったら」は、期間限定でJR東日本山手線原宿駅の発車メロディに起用された。同年4月にニッポン放送『miwaのオールナイトニッポン』が放送開始。同月に発売した1stアルバム『guitarissimo』はオリコン週間チャート1位にランクインした。12年3月に『COTTON USA』のイメージ・キャラクターに抜擢され、8月にシングル「ヒカリへ」をリリース。13年1月に発表した10thシングル「ホイッスル~君と過ごした日々~」は『第91回全国高等学校サッカー選手権大会』の応援歌に決定。3月に自身初となる武道館公演『miwa live at 武道館 ~卒業式~』を実施し、12月に『NHK紅白歌合戦』初出場を果たした。14年2月に13枚目となるシングル「Faith」を発表。3月に『miwa spring concert 2014 "渋谷物語~完~"』と題し、国立代々木競技場第一体育館にて2日間連続単独公演を実施した。miwa オフィシャルHP

OKMusic編集部

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