【GRANRODEO】『GRANRODEO LIVE TOU
R 2015 カルマとラビリンス』2015年
3月22日 at さいたまスーパーアリー

撮影:平野タカシ/取材:榑林史章

 2月にスタートしたツアー『GRANRODEO LIVE TOUR 2015 カルマとラビリンス』の山場となる、さいたまスーパーアリーナ公演が3月21日と22日の2日間開催された。「Blue Pandora Box」の怪しげな音色とともに始まった、2日目のステージ。魔王のようなマントを着たKISHOW(Vo)が、ダークファンタジーの世界に引き込んだかと思うと、e-ZUKAの激しいギターを皮切りに2曲目の「silence」に突入。巧みなギターテクに歓声があがった。

 “たまアリ、ベイベー! 3曲やって分かりました。今日のGRANRODEO、キレてます!”とKISHOW。e-ZUKAも“今日は、カスカスになるまでやります!”と意気込みたっぷり。続けて、なんとメンバー紹介。冒頭3曲やっただけでもうメンバー紹介というのは、このあとガッツリ聴いてくれよ!という心意気の表れだったに違いない。実際に恒例の楽器陣のソロコーナーでは、いつも以上にキレキレの演奏を披露した、ベースの瀧田イサムとドラムの長井“VAL”一郎。e-ZUKAも加わってアドリブ合戦を聴かせ、途中e-ZUKAはギターで“あったかいんだから~”のフレーズを弾くユーモアも。

 後半はアルバム『カルマとラビリンス』からの曲を息つく暇もないほど次々と7曲連続で掃射。ライヴが楽しくて仕方がないといった様子で“ゾーン入っちゃったな”とKISHOW。e-ZUKAも“楽しい~!”を連発した。中盤のアコースティックコーナーで披露した「追憶の輪郭」は、ソウルフルなヴォーカルとブルージーなギターで、新たな一面を見せてくれた。シンプルなサウンドゆえ、KISHOWのヴォーカルが際立ちe-ZUKAのプレイも渋みを増し、GRANRODEOの今後に期待が高まる演奏だった。

セットリスト

  1. Blue Pandora Box
  2. silence
  3. シャニムニ
  4. DARK SHAME
  5. The Other self
  6. ボルケーノ
  7. Pink Phantom
  8. 21st CENTURY LOVERS
  9. Punky Funky Love
  10. wonder color
  11. NOT for SALE
  12. 桜色第2ボタン
  13. 追憶の輪郭
  14. DAWN GATE
  15. baby bad boy
  16. ROSE-HIP BULLET
  17. カナリヤ
  18. NO PLACE LIKE A STAGE
  19. modern strange cowboy
  20. wish
  21. <ENCORE1>
  22. Once & Forever
  23. 変幻自在のマジカルスター
  24. <ENCORE2>
  25. Can Do
GRANRODEO プロフィール

グランロデオ:“KISHOW”こと声優でヴォーカリストとしても注目されている谷山紀章と、メロディアスな曲からハードなギターサウンド曲までアニメーション音楽に幅広く楽曲を提供し、ギタリストとして活躍中の“e-ZUKA”こと飯塚昌明のふたり組ユニット。2005年11月のデビュー以来、HR/HM調の楽曲を中心としつつ、ポップスやフォークなど多彩なジャンルを取り入れた楽曲を発表し続けている。GRANRODEO オフィシャルHP

OKMusic編集部

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