【SuG】『SuG TOUR 2015「BLACK-FIN
AL-」』2015年7月26日 at 渋谷公会堂
最新シングルの「teenAge dream」を歌い終わった後、“《やればできるさ》、この言葉を歌うのに8年かかりました。いっぱい挫折を繰り返したからこそ歌える”と語った武瑠(Vo)。それは彼自身、そしてSuGが次のフェーズに立ったことを意味している。活休〜復活という背景を持つアルバム『BLACK-』のツアーファイナルということもあり、取り戻した初期衝動を爆発させて、完全燃焼した本公演。そこで感じたのは、加速しているバンドの勢いは当然、許容量や可能性が増していること。柔軟かつタフなバンドサウンドは観客の高揚感を幾度も蹴上げ、そのテンションを際限なく引き上げただけでなく、かつて掲げていた“Heavy Positive Rock”という枠を大きくはみ出し、すでに新章に突入していることを、そのパフォーマンスでもって証明していた。そう、これからのSuGはますます面白くなる!
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