【knotlamp】できるだけ楽しく、前向
きに明るく
テレビ東京系アニメ『遊☆戯☆王 5D’S』のオープニングを飾る「LAST TRAIN —新しい朝—」を始め、疾走感あふれる3 曲を収録した待望のシングル。knotlampがますます話題になること間違いナシの出来映えだ。
取材:ジャガー
「LAST TRAIN ―新しい朝―」は2ndアルバム『Ghost of the freedom』からのリカットで、爽快感は変わらずに、バンドサウンドがクリアに聴こえるアレンジになっていますね。
KEIT
シェイプできる部分はシェイプして、余計なものを取り除きたかったので、今の自分が一番新鮮に感じる形を選択しながら構成していった感じです。
英詞を日本語に書き換えているのも斬新でした。前向き、挑戦といった内容がストレートに伝わってきます。
TOHRU
自主制作も含めると今までに3回世に出してるんですけど、その中でもすごくいい形になりましたね。日本語だから意味も自然と伝わるだろうし。
KEIT
書いた僕は、正直言うと最初は少し抵抗がありました。やっぱり英語でのイメージを日本語でやるのってどうなのって。でも、ここで形のあるものを作ることができたら、すごい力になるんじゃないかなっていう…それこそ自分たちへの挑戦でした。普遍的なテーマがあって、それをいろんな見せ方をして歌っているんですけど、基本は前向き…“明るくいこうぜ!”じゃないけど、そういう誰もができそうでできないことを突き詰めたくて。この曲もそういったもののひとつで、“できるだけ楽しく、前向きに明るく”っていうところを重点に考えましたね。ただ、「Among my friends」に関しては、いつものコンセプトとは違って、ファンのためにって言うとクサいんですけど…思いっきりファンに向けて書いた曲なんです(笑)。
7月から回っていたツアーも影響しているのですか?
KEIT
そうですね。やり終えた後の気持ちというか感想というか、その時の自分に一番当てハマった気持ちを書きました。誰かのことを書くっていうのは、あまり好きじゃないんですけどね。それが今回のツアーがくれたものなのかなって。
今までとは違った手応えを感じたと。
KEIT
生まれて初めて行くような場所でも、俺たちのツアーTシャツを着て、拳を上げて歌ってくれたし、馴染み深い場所では今まで以上に仲間が増えてましたね。同時に表現していく上での責任も感じたんですけど、それ以上に自信というか“やったるぞ!”的なエネルギーをもらいました。
TOHRU
バンドの根本的なところは変わってないんで、徐々に浸透していった結果なのかなって思います。パワーをもらって、すごく楽しめました。
AKIHIKO
ツアーを回って、レコーディングやリリースの意味を見つけられますね。新しい音源を出す、それを聴きに来てくれるお客さんたちがいる、そしてこの人たちのために僕らはライヴをやっているんだなって。
TETSUNARI
前回は、サポートギターとしての参加だったので、絶対に“誰だこいつ? 大丈夫なのか?”とか言う人もいるだろうなって思ってたんですよ。でも、メンバーと何ひとつ変わらず受け入れてくれたのでうれしかったです。
それを受けてか「I found it」は勢いが違いますね。
KEIT
より俺たちらしい曲を選びたかったんですよね。早くて、激しくて。なので、必然的にこうなりました。
3曲通して振り幅の大きい作品となったのですが。次回作への予告編みたいで早くも期待せずにはいられません!
KEIT
次の作品まで何もないのも寂しいし、その間でリリースすることができたっていうのはすごい幸せですね。次回作は…一切妥協せず、自分のペースで楽曲は作っているので、そのうち。
- 「LAST TRAIN —新しい朝—」
- R3RCD-078
- 2008.10.22
- 1260円
ノットランプ:2007年10月にアルバム『Blind Side』でデビュー。6月に発売された「Across my world」が、現在NHK総合で放送中のアニメ「銀河へキックオフ!!」の主題歌に抜擢。数々のフェスにも出演し、入場規制がかかるなどその存在感を誇示する4人組バンド。 knotlamp Official Site
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