L→R IWASAKI(Dr)、KOHSHI(Vo)、KEIGO(Vo)、GOT’S(Ba)、TAKE(Gu)

L→R IWASAKI(Dr)、KOHSHI(Vo)、KEIGO(Vo)、GOT’S(Ba)、TAKE(Gu)

【FLOW】メッセージ性はないです。な
んせ、夏ですから(笑)。

夏をイメージしたアゲアゲな夏アルバム『NUTS BANG!!!』が完成! 夏を味方に付けた“無敵感”さえ感じるゴキゲンな今作は、夏のあらゆるシチュエーションにピッタリ。この盤を引っ提げて、夏を満喫せよ!
取材:フジジュン

メッセージ性はないです。なんせ、夏で
すから(笑)。

夏にピッタリの夏アルバム『NUTS BANG!!!』をリリースするFLOWですが…なんか、すげぇ焼けてない?

KOHSHI
焼けちゃいましたね(笑)。実は数日前まで、メンバー5人でハワイに行ってて。

夏を先取りしていたんだ! いいなぁ!!

KOHSHI
楽しかったですよぉ。ハワイは気候もすごく良いし、ホテルからの眺めとかも超綺麗だし。
KEIGO
朝、すごく気持ちいいんだよね。昼間も暑いけどサラッとしてるし、日陰は涼しくて気持ちいいし。
KOHSHI
白人の女の子はかわいいしね(笑)。

ハワイでは仕事もしてきたのですか?

KEIGO
2曲目「SUMMER FREAK」のPV用の映像を録ってきました。メンバー5人しか行かなかったので、IWASAKIさんが首からスピーカーを下げて、交代でカメラを回したよね。

自主制作じゃないですか!

KOHSHI
いや、“自分たちで撮って来い”って言われたんで(笑)。

アハハ。で、まずは今作を制作することになった経緯から、お話をおうかがいしたいのですが。

KOHSHI
デビューして6年、僕らもいろんなことをしてきて、サウンドもかなり変わってきて…最近はマイナーコードの曲やシリアスな歌詞の曲も多かったので、ちょっとおバカアルバムを作りたいなと思ったんです。夏は大好きだし、バンドとしても夏の曲ってすごく好きだったりするので、ちょっと原点回帰的な意味も込めて、夏アルバムを作ってみようって。

なるほど。作品からも、自分たちが一番楽しんでいる感が伝わってきましたからね。

KOHSHI
そうそう(笑)。それが今回のテーマだったかもしれないですね、自由で楽しくって。全部を肯定するところから曲や歌詞もできていて。それも表れてるんじゃないかな?
KEIGO
最近はリリースも冬が多かったりして。“夏に合う作品を作りたい!”って欲求が自分たちの中に出てきて、“だったら、出せばいいじゃん!”って。『#5』ツアーの最終日(2009年3月31日@SHIBUYA-AX)に、“今年は夏アルバム出します!”って発表したんだけど、実はリリースも何も決まってなかったんです(笑)。

あと、今作ができたのは集大成というか、決定盤的な印象もあった前作『#5』の完成も大きいのかなと。ひとつ、自分たちで納得できる作品が完成して、どこへでも行ける自信を付けたというか。今作からは無敵感を感じましたよ。“何やっても負ける気しねぇ!”みたいな。

KEIGO
いいですね、無敵感!!
KOHSHI
“なんたって夏だから!”みたいなね。“俺らには夏が付いてるぜ!!”みたいな。

夏はみんなのものだって(笑)。FLOWにとって夏というのは、やっぱり特別な季節という感じですか?

KOHSHI
そうですね。メンバーもGOT’S以外はみんな夏が好きなので(笑)。夏は好きだけど、ガッツリ行けないような人にもこれを聴いて変わってほしいなって。

まさに「NUTS BANG!!!」のPVのようにね。

KEIGO
そうそう、まさにああいう感じで! 夏っていうだけで、何でも許されそうな気がするじゃないですか。

“子供になっちゃって”なんて歌詞もありますけど、身も心も裸になれる季節って感じはありますよね。

KOHSHI
そんな気分をこの作品で助長できたらいいと思うし、今作はクソ暑い中に大そうなメッセージもいらないだろうと思って、メッセージ的なものもほとんど入れていなくて。何も考えずに楽しめる作品になったと思います。

で、内容的には「NUTS BANG!!!」で熱い夏が始まって、「黄昏サマーデイズ」で夏が儚く去っていくような、まさにひと夏を駆け抜けるイメージの作品になりましたね。

KOHSHI
最初、夏をテーマに書こうと思った時は、“書きたいこと全部、一曲で書けちゃうな”くらい思ったんです。でも、そこから夏のいろんな側面を探っていったら、どんどん書きたいことも生まれて、むしろ書きたいことを残したまま完成しちゃって。来年も夏アルバム作ろうかなって考えてるんですけど(笑)。

面白いですね!  僕も最近、太陽ギラギラのビーチより、「黄昏サマーデイズ」のような、夏の終わりの切なさや、夕方の湿った空気に夏を感じたりしますからね。

KOHSHI
分かります。夏ド真ん中にいる時はワーッてなっちゃうから、そんなことも考えないですからね。
KEIGO
確かに振り返って思う部分の方が大きいかも。

あと、夏とギャルっていうのも切っては切れない存在で。ほとんどの曲に女の子が出てきますよね(笑)。

KOHSHI
そう、FLOWの曲ってこれまであまり女の子って出てこなかったんですよね。若干、チャラくなりました。夏は普段イケない子でも、イケそうな気がするんですよね。
KEIGO
“あると思います!”って感じだよね(笑)。

アダルトな夏の夜を歌った「Bring it on!」なんて、まさに“あると思います”を歌った曲ですからね。

KOHSHI
ダンスホールレゲエなこういう曲は前からやりたいと思ってたんです。歌詞ではエロ解禁で、これまでなかった“エロFLOW”の一面を出して。歌詞を書きながら、官能小説を書いているような感じにもなりました。

エロフロウ、略してエロウね。

KOHSHI
全然上手くないですよ!(笑) いつも通り、TAKEが書いてきた曲から歌詞を書いたんですけど。FLOWの中でもちょっと異色な「Bring it on!」みたいな曲が来ると、“来た!”と思って。今回はどれも自由に書けたので、歌詞を書くのがすごく楽しくて。

このアルバム、友達と海に行く車の車中なんかで聴いたら、めっちゃテンション上がるでしょうね。

KOHSHI
これを聴きながら、今年の思い出をたくさん作ってもらって。9月のツアーにそれを持ち寄って、“今年の夏は楽しかったね!”って最後の夏の思い出を作って。そんなライヴにしたいなって、たった今思い付きました(笑)。
『NUTS BANG!!!』2009年07月22日発売Ki/oon Records
    • 期間限定価格
    • KSCL1434 1575円
    • ※7/22〜8/31まで
    • 通常価格
    • KSCL1435 1720円
FLOW プロフィール

フロウ:KOHSHI(Vo)、KEIGO(Vo)、TAKE(Gu)、GOT’S(Ba)、IWASAKI(Dr)の5人組ミクスチャーロックバンド。2003年1月に発表した海援隊の「贈る言葉」のカバーで注目を集め、シングル「ブラスター」でメジャーデビュー。疾走感あふれるエネルギッシュなバンドサウンドと思わず身体が弾み出すようなメロディーを武器に、全国でイベント出演やライヴを繰り広げる。『NARUTO -ナルト-』『交響詩篇エウレカセブン』『コードギアス』をはじめ、多くのアニメにも楽曲を提供し、06年以来、海外での活動にも精力的に取り組み、アジア、北米、南米、ヨーロッパなど、これまでに19カ国59公演を超えるライヴ実績を持ち、ライヴバンドとして国境を越えて音楽を届けている。22年にデビュー20周年突入イヤーを迎え、11月にORANGE RANGEとのコラボ楽曲「デイドリーム ビリーヴァー」を含むシングルをリリースする。23年7月にはアニメ提供楽曲だけで行うワンマンライヴ『FLOW 20th ANNIVERSARY SPECIAL LIVE 2023 ~アニメ縛りフェスティバル~』を幕張メッセ国際展⽰場で開催予定だ。FLOW オフィシャルHP

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