【特撮】『大槻ケンヂ 50th生誕祭!
特撮』2016年2月7日 at 赤坂BLITZ

撮影:中島たくみ/取材:石角友香

 大槻ケンヂ、50歳の誕生日の翌日に開催された同公演。タイトル通り“生誕祭”であり、特撮のニューアルバム『ウインカー』リリース後初ライヴでもあり、ゲストは筋肉少女帯。字面だけで濃厚だが、現実はその何倍も濃厚だった。冒頭の「5年後の世界」から一部歌詞を《想像してたかい 50歳の世界》に変更し、”タオル野郎”との腹話術(?)MCでは、さんざん“50歳なんて嫌だ”と駄々をこね、ファンに“そんなことない!”と言わせる(!?)筋書きを用意。「文豪ボースカ」「ヌイグルマー」「シネマタイズ(映画化)」「愛のプリズン(特撮ver.)」と新旧のナンバーを惜しみなく投下するのだから、否応なしに盛り上がるのだが…。オーケンが一旦袖に下がっての「ヤンガリー」、ドラマチックな新曲「ハザード」に続き、新曲「荒井田メルの上昇」の大槻ケンヂならではのリリシズム! メタル、プログレ、ラウドetcをとびきりプログレッシブに昇華する特撮は、遂にシティポップすらプログレッシブに表現してしまったのだ。さて、筋少がどういうかたちでゲスト出演したのかと言えば、特撮のメンバーに内田雄一郎(Ba)、橘高文彦(Gu)、本城聡章(Gu)加わっての8人編成! ただでさえ凄まじい爆音と音圧だが、3人のギタリストの個性がちゃんと聴こえるのがまたすごい。特撮ナンバーから「アベルカイン」「テレパシー」などを共演した。つくづく大槻ケンヂという稀有なアーティストの愛されぶりと、まだまだ進化を続ける特撮という存在を思い知った。

セットリスト

  1. 5年後の世界
  2. オム・ライズ
  3. 文豪ボースカ
  4. ヌイグルマー
  5. シネマタイズ(映画化)
  6. 音の中へ
  7. 愛のプリズン(特撮ver.)
  8. 林檎もぎれビーム!
  9. ヤンガリー
  10. ハザード
  11. 荒井田メルの上昇
  12. ピアノ・デス・ピアノ(with 筋肉少女帯)
  13. カーネーション・リインカネーション(with 筋肉少女帯)
  14. アベルカイン(with 筋肉少女帯)
  15. テレパシー(with 筋肉少女帯)
  16. <ENCORE>
  17. 7人の妖
  18. バーバレラ
  19. 綿いっぱいの愛を!
  20. ケテルビー(with 筋肉少女帯)
特撮 プロフィール

トクサツ:2000年、大槻ケンヂが筋肉少女帯を脱退後、新たにパンクチームとして立ち上げる(現在はロックバンドというのが適切か)。筋肉少女帯と並行して活動する大槻ケンヂはじめ、アニソンや若手バンドのプロデュースで活躍するNARASAKI(特撮のサウンドは彼がプロデュースを担う)、VAMPSやOBLIVION DUSTのサポートでも知られるARIMATSU、クラシック畑出身の三柴 理による辣腕バンド。11年、約6年振りに新作を発表し、その後、コンスタントに作品をリリースしている。オフィシャルHP
公式サイト(レーベル)

OKMusic編集部

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