【+Plus】まだ頑張れてない人にも頑
張ってる人にも聴いてほしい
+Plusらしいポジティブなメッセージが乗るニューシングル「声」。もともとライヴでの定番曲でもある本作の制作背景について4人に語ってもらった。
取材:土内 昇
「声」はライヴでずっと歌ってきた曲ですよね。
MOTO
そうですね。去年の8月から本格的にライヴハウスを回るようになったんですけど、持ち曲が数曲しかなくて、どんどん曲を増やしていきたいっていう時期に作った曲です。
楽曲的にこだわったところは?
MOTO
こだわったっていうよりも、ライヴ用の曲っていうことで変に縛られずにメロディーが浮かんで、無駄なものもなく…だから、結果的にこれで良かったのかなって。まとめたんじゃなくて、自然にシンプルにまとまったんで。
歌詞はポジティブなメッセージを投げかける応援ソングっぽいけど、それは“ちっぽけな僕”に向けて言っていて、変わりたいという想いや葛藤、希望が歌われてますよね。
MOTO
テーマとしては応援歌とかじゃなくて…まだ夢が見つけられてなかったり、どうすればいいのか分からない人って多いと思うんですよ。それを自分に例えてますね。ちょっとしたきっかけでネガティブな自分から一歩踏み出せたりするから、そのきっかけになってくれればいいかなって。
小谷
自分の思い通りにならないことって結構多かったりするじゃないですか。それで自分を信じられなくなったり、周りが信じられなくなったりすることもあると思うんですけど、それってマイナスじゃなくて、その経験したことで逆にプラスになれると思うんです。そういう想いも込めているので、まだ頑張れてない人にも、頑張ってる人にも聴いてほしいですね。
岩元
僕らにも“こうなりたい!”と思ってもうまくいかない現実があるし。いろんな人に聴いてもらって、それぞれの受け止め方をしてもらえればいいんですけど、ステップアップした自分を想像して、理想に近づくように頑張ってもらいたいですね。
歌に関しては?
永井
毎回そうなんですけど、気持ちをマイクにぶつけるっていうことを大事にしましたね。
岩元
レコーディングした時って、まだライヴを本格的にやる前だったので、ライヴのイメージも自分の想像だったんですけど、とにかく言葉を大事に伝えたいと思って…それこそ滑舌とか意識してレコーディングに臨みました。
MOTO
思いきり良く歌うことを意識したので、ピッチ感はところどころアバウトになったりして、最初は録り直すことも考えたんですけど、歌に対する気持ちの部分だったり、この時にしか出ないニュアンスがあると思うので、それを優先したというか。今はライヴで繰り返し歌ってきているから、爆音の中でどう歌えば聴きやすいのかとかも意識するようにもなってるんですけど、当時はそういうことを考えずに、ただ“叫ぼう!”みたいな気持ちで歌っているので、そこを大事にしたかったんです。
小谷
僕は低音を歌っているんですけど、ライヴでは歌わないことにしたんですよ。サウンドがシンプルだし、MOTOがメインで歌っているってこともあって、そこに全員の声を重ねるのもどうなんだろうって。それよりも自分はベースを弾くことに集中したほうがいいというか。それも選択肢としてありかなって。
そして、4月からのワンマンツアーが発表になりましたが。
永井
対バンだと6曲ぐらいしかできないし、持ち曲が少なかった頃は限られたパターンしか作れなかったんですけど、今は曲もあるし、アルバムも見えているから、このワンマンツアーでは“今まで+Plusはこういうことをやってきたんだよ”っていうものが出せるので、素晴らしい時間を届けたいと思いますね。
アーティスト