ポップでキャッチーなエレクトロサウンドを生み出してきた、Mizcaの待望の1stアルバムが完成! 小悪魔的にリスナーの予想を上回るに違いない本作について語ってもらった。
取材:ジャガー

これまでのキャッチーで親しみやすいシングル曲を収めながら、アルバムだからこそ挑戦できる重低音の響くサウンドアレンジだったり、よりバラエティーに富んだ内容になりましたね。

特に「Chu!」と「Best! Best! Best!」の流れは、クラブでも通用する乗りの良さですね。

私も『Chu!』『Best! Best! Best!』、あと『Kisses』が好みで。ここまで重低音が響いてくる楽曲はなかったので、新しいMizcaを見せれたんじゃないかなって思います。音使いにも結構気を使ったので、コアなエレクトロファンにも聴いてもらいたいですね。ちなみに、これらの楽曲はpal@popから見た私のイメージだったりするんですけどね、Sキャラっていう。

(笑)。楽曲で表現されている主人公もすごくいろんな表情を見せていますが、今回はMizcaとして初めてのアルバムということで、何かコンセプトはあったのですか?

特にはなかったですね。強いて言うと、とにかく新曲を入れたかったです。今までのシングルを聴いてくれてる人にも楽しんでもらえるように、シングルとアルバムで差別化をしたかった。その他は、最初なのでコンセプトを付けて変に規制されてしまうのももったいないかなと。これまでも話してきた通り、Mizcaは面白いと思ったことは何でもありの姿勢なので、自由に音を作りたいし、歌いたくて。ジャケットのデザインも今までとは違った感じが出せたし、表現したいことをそのままかたちにしました。

(ジャケット写真を見て)手にあるものは鍵ですか?

『不思議の国のアリス』をモチーフにしてみました。かわいらしさを出しつつ、ちょっと派手な色使いで目を引くような衣装で、髪型やメイクの雰囲気も変えてみました。

ビジュアル含め、Mizcaさんの意見がより強く反映されたアルバムなのですね。

そうですね。ライヴを経験していくうちに、“もうちょっと弾ける曲があっても面白いだろうな”とか“ライヴで遊べる曲があってもいいんじゃないか”っていう想いが高まって、pal@popと相談して『Jump』や『Kisses』を一緒に作ったりしましたね。あと、Mizcaとして初めて作詞をしました。
光岡昌美として書いてきたことは、自分の内面をさらけ出すことだったんですけど、Mizcaで書く詞はちょっとテイストが違うんじゃないかなって。同じことをやっても意味がないし、今は光岡昌美の要素って必要じゃないと思うんです。言葉ひとつとっても、“Lip,gross,cheeks…”と早口の部分ではガーリッシュなものを選んでいたりするので、幅が広がった気がしますね。

書きたいことはすでに頭の中にあったのですか?

“Mizca=エレクトロ”という大前提がありながら、エレクトロサウンドでなくても聴けるであろう楽曲もありますよね。「切なさプラス」や「Jump」がそうだと思うのですが。

『切なさプラス』は、音の響きがきれいですよね。そして、久々に歌ったぞっていう感覚が得られた曲でもあります(笑)。そこまで感情を出さずに無機質な感じを演出していたので、こういうしっかり歌う曲があると、改めて歌うことが好きなんだなって。歌詞もどんんどん書きたいくなりました。『Jump』は、まったく振りが付いてなくても自由にファンのみんなと盛り上がりながら歌える曲が欲しくて。やっぱりライヴでいろんな会場でいろんな人と出会っていくうちに、もっと一体感を出して楽しめたらっていうのがありました。

双子のアコースティック・ポップ・ユニットのALLaNHiLLZとコラボレートした「たっくんが好きなの・・・」も今まで男性の声が入ることがなかったから新鮮に聴こえました。

実は、もともと『好きなの』っていう私だけで歌っていたバージョンがあったんですよ。『たっくんが好きなの・・・』の逆で、女の子の気持ちを全面に出たもので。その曲をレコーディングして上がってきたのを聴いたら…『たっくんが好きなの・・・』になってたんです。

本人も知らなかったのですか?

pal@popが、レコーディング後に“面白いことができそうだ”ってひらめいたみたいで。私が歌っている部分は2行だけですけど…完成品を聴いたら確かに素敵だなって納得しちゃいました(笑)

生キストレーディングカードが付いてくる発想もですし、アルバムタイトルもインパクト重視で(笑)。

Mizca プロフィール

1986年08月14日生まれ、愛知県豊田市出身。ポップ、そしてキュートな楽曲の世界観を体現する女性シンガー、Mizca。プロデューサーに天才クリエイターpal@popを迎え、エレクトロ・シーンに突如現れたニュー・アイコンである。

09年10月、<レコ直>限定のデジタル・シングル「Robotics」でその中毒性の高いサウンドを発表。10年1月に、<日本クラウン>より1stシングル「キラキラ☆」でCDデビュー。また、デコレーション専門誌『Deco&Deco』から“デコクイーン”の称号を授かり、デコ・シンガーとしても話題に。マイク/マイク・スタンド/イヤーモニターと自らデコを施すなど、タレント性の評価も高い注目のシンガー。オフィシャルHP
公式サイト(レーベル)

OKMusic編集部

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