【MUNEHIRO】MUNEHIROの熱い思いが詰
まった
ベストアルバム

2003年から活動を開始したレゲエシンガーMUNEHIROが2枚組ベストアルバム『MUNEHIRO BEST』をドロップ! テレビで観る鈴木紗理奈とはまた違う、自身の思いがストレートに伝わる全30曲を堪能せよ!
取材:土屋恵介

まずはMUNEHIROとしての立ち位置についてうかがいたいのですが。

どちらかというと芸能人をしてる時の方がスイッチを入れてやっていて、MUNEHIROの方が素の自分に近いんです。普段思ってること、自分の言いたいことを音楽で言ってるところはありますね。

では、ダンスホ-ルレゲエのどんなとこに惹かれたのですか?

90年代のジャパニーズレゲエの『Jap Jam』ってテープを友達づたいで初めて聴いたんです。リリックが特徴的で面白いなって。特にNanjamanが好きになって、そこからレゲエのライヴに通い始めたんです。もともと歌をやりたくて芸能界に入ったんですけど、ありがたいことに歌以外の仕事が増えて。でも、自分では自分にしかできないことをしたいって悩んでた時期でもあったんですよ。その時にレゲエのライヴを観て、面白さもパワフルさもある音楽で、自分がやりたかったのはこれだ!って衝撃を受けたんです。そこから自分でも歌いたいと思いましたね。

作詞作曲も自身でやられてますよね。

レゲエは自分が思うことを歌うジャンルなんで、それが普通なんですよね。初めは見よう見まねで始めたんです。ライヴで泣いて帰ったことも多かったですよ(笑)。でも、徐々に自分の歌をいいって言ってくれる人が増えていったんです。パーソナリティーを大事にして歌えば伝わるんだなって思いましたね。

では、今回の『MUNEHIRO BEST』なのですが、リリースすることになったきっかけというのは?

昔はレゲエファンに聴いてもらえればいいと思っていて、鈴木紗理奈と分けて考えてたんですけど、今は鈴木紗理奈をやってることはチャンスやから、そっちも頑張ってMUNEHIROを聴いてもらえるきっかけになればって考えに変わってきたんです。レゲエファン以外の人にもレゲエってこんなに面白いし楽しいんだって思ってもらえたらと思ってやっているし…あと、気付いたら結構作品も出してたので、このタイミングでベストってかたちでいろんな人に聴いてもらえたらなって思いからですね。

ボリュームたっぷりの2枚組ですが、選曲の基準は?

DISC-1が現場で歌うダンスホールのりと、DISC-2が歌を聴いてほしいものとに分けたんです。なので、DISC-1は車でガンガンかけて、DISC-2は家でゆっくり聴いてほしいっていうことで、カーとホームで分けましたね(笑)

(笑)。聴かせてもらったら、MUNEHIROというレゲエシンガーの声が確立してるんだなって改めて関心させられました。

そう言ってもらえるのはすごくうれしいです。でも、歌う時は何かを意識するとかあまり考えてないんです。

じゃあ、その時の感性で歌うと?

それがないと歌えないですね。バラエティーでもそうだけど、そこに魂が乗らないとまったくできなくて。歌も同じで、ほんまに伝えようって気持ちがないと薄っぺらくなる。何をするのでも気持ちが入らないとダメな人なんですよ。だから、今回選んだ曲は、気持ちの入った曲ばかりですね。

MUNEHIROさんの楽曲は自分の生き写しのようなものだと。では、これができて自信が持てたという曲はどれですか?

『LUV』っていうメジャー初シングル曲ですね。何も考えんとその時に思ってること、心の中を丸々歌にしたんです。それを今でも一番好きっていてくれる人がいて、素直に書けば伝わるのかなって自信につながりましたね。

あと、MUNEHIROさんの曲には、聴き手を元気付けるような力がありますよね。

悲しいことや嫌なニュースが多いから、ライヴや作品で楽しんでほしいっていう思いはいつも持ってます。不景気じゃなくても失恋して悲しい人もいるし。自分も結構もがいてきたんですけど、その時に歌に助けられたんです。自分がそういう存在になって、もがく若者の応援歌を歌えればって思いはありますね。

「SUPER WOMAN」などは女性の強さを歌ってますね。

日本の男性って弱い女性が好きじゃないですか。でも、私の根っこにあまりなくて(笑)。レゲエの現場は、タフな女が受け入れられるんで好きなんですよ。女の人がタフな国は元気な国って聞くので、日本もそうなればいいなって(笑)。男はさらに強くて、タフな女を受け入れる器があるのが理想やなって。

DISC-2の「again」はメロディアスな失恋ソングですね。

現場向きの曲が多いからどうしても攻撃的になるけど、もっと生活に寄った、女の子がみんな共感できる曲書きたいなって作った曲なんです。サウンドもリリックも一番好きな曲ですね。

「Baby Baby Baby」は愛の力についてがテーマになってますが、愛や人とつながりたいって思いは強いですか。

そこに愛があるのかなっていうのは、いつも自分が感じてることですね。若い頃つまずいてたのは、愛されてるのかなって壁にすごくぶつかってたからで。ただ、人によっても愛のかたちは違うし、それに愛があるから戦争も起るし、そこを考えると難しいなって。でも、目指すとこは戦争のない愛ですね。音楽ってまさにそうだと思ってて。愛があるし、熱狂的になるし、でも戦争にはならない。そこでひとつになるのはいいなって。

音で対決するサウンドクラッシュはまさにそうですね。

曲は流して血は流さないって、いい言葉だなって思いますね。

そんなMUNEHIROさんの思いが、この『MUNEHIRO BEST』にはたっぷり詰まっていると。

そうですね。ストレートに聴いて、ライヴに来てほしいですね。作品ももちろん大事だけど、自分はライヴで100パーセント出せる人だと思うから。年末にワンマンライヴがあるんですけど、ショーっぽく作り込みつつMUNEHIROをビシバシ感じてもらえる、むき出しエンターテイメントでいきたいです(笑)
MUNEHIRO プロフィール

ダンスホール・レゲエ・アーティストとして大活躍中の女性アーティスト。03年よりインディーズで活動をはじめ、05年に1stアルバム『DRAMA-11 STORIES-』をリリース。各地のイベントに精力的に出演するなどして徐々に知名度を高め、06年の2ndアルバム『UP AND COMING』がスマッシュ・ヒットを記録し話題となった。ほとんど宣伝などを行わず、地道にライヴ出演することでファンを増やしていった彼女は、07年からはメジャー・レーベル<Far Eastern Tribe Records>に移籍しより活動の幅を広げている。09年3月には待望の4thアルバム『NEO』を発表。ハスキーな声と明るくポップなレゲエ・チューンで、とことん楽しませてくれる元気いっぱいのパフォーマンスは必見!オフィシャルHP
公式サイト(レーベル)

OKMusic編集部

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