L→R AMI(Gu&Vo)、RINA(Dr&Vo)、HARUNA(Vo&Gu)、TOMOMI(Ba&Vo)

L→R AMI(Gu&Vo)、RINA(Dr&Vo)、HARUNA(Vo&Gu)、TOMOMI(Ba&Vo)

【SCANDAL】R18指定みたいに
ガールズ・ロックが好きな人限定!

全国ツアーを終えリリースした新曲「スキャンダルなんかブッ飛ばせ」が好評な中、ニューアイテムが早くも登場。カバーミニアルバム『R-GIRL’s ROCK!』は、SCANDALのルーツや意外性を感じさせつつ、多彩な魅力を発揮した作品に仕上がった。
取材:榑林史章

ツアーお疲れ様でした。盛り上がったし、毎回成長した姿を見せてくれるのが、ファンにはすごくうれしかったと思います。

HARUNA
でも、今回はツアーを通して気付くことがすごくたくさんあって。メンバー同士でたくさんミーティングしたんです。
MAMI
メンバー同士すごく理解し合ってはいるけど、でもどこか気を使っていた部分があって。そこも全部言い合ったよね。
RINA
私は手の故障もあって、自分の身体とか体調の管理の大切さを、当たり前のことやけどすごく実感しました。
TOMOMI
ツアーっていうのは、1日1日を組み上げていってやっと完成するんやなって。ひとつのツアーの中だけでも、これだけ成長できるんやってことを改めて感じましたね。

ツアーでは新しい楽器もお披露目し、楽器に対する思い入れもライヴのモチベーションを上げる要素になりますね。

HARUNA
私はエレアコ。お借りしていたものが気に入ってしまったので、そのまま買うことに決めたという。
MAMI
ボクはGretschのホワイトファルコン。ひと目惚れして楽器を買うなんて、以前はぜんぜん想像できなかったけど。キラキラした音が出せるのが、すごく気に入っています。
TOMOMI
私は曲によって雰囲気を変えたいというのがあって、プレジションベースを新たに加えて。あとコンプレッサー。
MAMI
メーカーがEBSで“ええベースしてまんな”になるから、これにしようって。くだらんこと言って買ってました(笑)。
RINA
RINAはカウベル買いました。ぶっちゃけ、たった2小節しか使わなかったけど(笑)。スネアはアクリルをサブに回してPearlの木製に替えて。みんなも音がいいと言ってくれたから良かったです。こういうバンドっぽい話もたまには書いてくださいネ(笑)。

で、そんなツアーを終えたばかりなのに、今度は『R-GIRL's ROCK!』をリリースという。今回はカバーアルバムですね。

HARUNA
「secret base~君がくれたもの~」をやった時にも思ったけど、カバーをやると気付くことが多くて。それをどんどんSCANDALに活かしていきたいと思っていて。

今回はどういう基準で選曲を?

HARUNA
自分たちがカッコ良いと思うガールズ・ロックを選んでいこうと。みんなで選んだから、それだけでアガっちゃって。
TOMOMI
タイトルは、映画のR18指定みたいにガールズ・ロックが好きな人限定っていう。それとRESPECTのRを取って。

これまでもカバーは披露していましたよね。

HARUNA
「恋人がサンタクロース」は、去年のクリスマスイブにやったワンマンで演奏して。「DAYDREAM」はカバーで一番最初に音源化した曲で、ライヴでやったのは2回だけかな。

「六本木心中」とか、みなさんが生まれる前の曲も収録されてますが。

RINA
でも、お母さんがカラオケで歌ってたから知ってたし。
MAMI
「Sunny Day Sunday」は、ダンス&ヴォーカルスクール時代に踊った思い出の曲で、しかも今回RINAが歌っている。

RINAさん、ついにヴォーカルデビューですね!

RINA
いやぁ、ファンに何て言われるかドキドキです。
HARUNA
最初は予定じゃなかったけど、プリプロで録ってみた時点で、これはRINAが絶対に歌ったほうがいいよ!って。
RINA
でも、初めてだから歌入れの時はテンパりすぎて。ギターソロのあとに入るのが、何小節も前に歌っちゃったり。
MAMI
一緒にブースに入ってハイッ!って言ってあげて。
RINA
私、めっちゃ子供みたいやった(苦笑)。

「ロックンロール・ウィドウ」はどう?

HARUNA
山口百恵さんとあまりに違うから、アレンジ聴いてちょっと笑っちゃって(笑)。でも、これくらいのほうがアガるし。1番のAメロのTOMOMI、あのONな感じがめっちゃ好き。
TOMOMI
あの前ノリは絶対いまどきないから(笑)。アレンジは聴いた瞬間ヤッバ~!って。その勢いでやっているっていうね。
RINA
あと歌詞な。グルーピーって何? スヌーピーと似てるし(笑)。時代時代で言葉も変わるもんなんやなって思ったり…。
HARUNA
でも、そういう今は使わない言葉っていうのが、またカッコ良い。私が歌って一番気持ち良かったのは「六本木心中」。でも、カラオケで単純に歌うのとは違って、自分たちの色を出したいのもあって。その部分では工夫したかな。
MAMI
「六本木心中」はボクもすごい好き。原曲のまんまになっちゃうかな?って不安もあったけど、でもHARUNAが結構キメキメで歌ってくれたから、カッコ良くなったよね。
TOMOMI
私は「SINKY-YORK」の世界観がすごい好きかな。曲調が明るいのに切ないっていうのがめっちゃ良くて。
HARUNA
JITTERIN'JINNさんは、Whiteberryさんの「夏祭り」で名前は知っていたよね。でも、こういう感じは自分たちにありそうでなかったから、みんなでいいなと思ってやることに。
MAMI
歌詞がすごく良くて、キュンキュンくるっていう。手編みのマフラーなんかボクは編んだことないけど(笑)。
TOMOMI
メロディーが切ないんです。ヤバイ。ううう…(泣)。
RINA
叩いて楽しかったのは「DAYDREAM」やな。すごくシンプルなのに、自分っぽいって感じる。RINAはアクションが大きいのを重視したい派やからシンプルなのが好きなんです(笑)。

ジャケットは写真ではなく、イラストですね。

HARUNA
カバ…動物のカバのイラストです(笑)。
RINA
またもやダジャレ(笑)。手描き風のカバのイラストで、歌詞カードもすっごくかわいいから、そこも楽しんでください。

カバーアルバム第二弾にも期待していいでしょうか?

TOMOMI
やりたくても入り切らんかった曲がまだまだあるし。
HARUNA
これ一枚で終わらせるのはもったいないでしょ!(笑)
SCANDAL プロフィール

06年8月、大阪のヴォーカル&ダンススクールで出会った女子高生4人で結成。メンバーは、HARUNA(vo&g/1988年08月10生まれ)、MAMI(g&vo/1990年05月21生まれ)、TOMOMI(b&vo/1990年05月31生まれ)、RINA(dr&vo/1991年08月21日生まれ)。荒削りでアグレッシヴなバンド・サウンドと、怖いもの知らずに突き抜けるポップなキャラクターをそのままにバンド活動を開始。結成後間もなく、大阪城公園にある通称“城天”でストリート・ライヴを始め、地元・関西のライヴハウスにも出演するようになる。

08年3月、米シアトルで行われたジャパン・カルチャー・フェスティバル『Sakura-Con 2008』に招待され、全米6大都市ツアー敢行を併せて7,000人を越える動員を記録。同年7月にはフランスで開催された『Japan Expo』に10,000人、8月に香港で行われた『第10回アニメコンベンション&ゲームス香港』に参加。8,000人の前でライヴを行い世界音楽大国を股に掛けて注目を浴びる。8月にインディーズ・ミニ・アルバム『YAH!YAH!YAH! HELLO SCANDAL』を発売後、10月には<エピックレコード>よりシングル「DOLL」でメジャー・デビュー。

09年10月に発表したデビュー・アルバム『BEST★SCANDAL』はオリコン週間チャート初登場5位を獲得。年末に行われた『第51回輝く!日本レコード大賞』では新人賞を受賞し、今最も注目されるガールズ・ガレージ・バンドとして大きな話題を集めている。SCANDAL オフィシャルHP(アーティスト)
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