L→R 豊田ヒロユキ(Gu&Cho)、河原 真(Electric&Acoustic Ba)、山森大輔(Vo&Gu)、畠山拓也(Trombone&Key)、オータケハヤト(Dr)

L→R 豊田ヒロユキ(Gu&Cho)、河原 真(Electric&Acoustic Ba)、山森大輔(Vo&Gu)、畠山拓也(Trombone&Key)、オータケハヤト(Dr)

【ROCK'A'TRENCH】ポジティブさが出
ていないと
今の僕らっぽくない

「Music is my Soul」「日々のぬくもりだけで」に続く、3作連続シングル完結作「光射す方へ」が完成! 超アッパーなリズムと心を熱くするポジティブなメッセージは今現在の彼らの真骨頂。その制作秘話を山森大輔(Vo&Gu)に訊いた!
取材:道明利友

ロックサウンドにダンスホールレゲエのリズムが融合したような、すごく気持ち良い曲ですね!

はい。もう、まさにおっしゃっていただいた感じで…僕は、自分から音楽をちゃんとやりたいと思ったきっかけはロック、特にハードロックだったんですね。エアロスミスとかが好きで。で、そのあとにレゲエやジャマイカの音楽だとかを通っているのが、自分の強みだなと思っていて。そういうものを融合させたバンドで、メジャーやポップスをやっている人はあんまりいないなとも思っているので、それは自分たちの個性として意識しているところはすごくあると思います。

今、改めて考えると、そのレゲエやジャマイカの音楽のどこに惹かれたんだと山森くん自身は自己分析しますか?

その流れは、僕の中ではすごく自然なことで。最初に“ハードロック、カッコ良いな!”っていうところから入って、そのあとにパンクに出会いまして、不良っぽいし、カッコ良いなと思って、僕の青春時代だった90’sにHi-STANDARDだったり、RANCIDとかNOFXとかに夢中になって…70’s、90’sもそうですけど、当時のシーンってレゲエの曲をいきなりパンクバンドがやったりとかするんですよね。で、“なんだろうこのリズムは!?”って。なんかちょっとコミカルだし、でも気持ち良いし、踊れる。スカとかも含めてそういう音楽を調べてみようと思って辿り着いたのが、ボブ・マーリーだったんです。で、聴いてみたらドヒャーッ、みたいな(笑)。歌詞も含めてヤラレて、そこからすごい勉強して身に付いたものと、もともと持ってたロックなものを融合させたら面白いかなっていうところからの、今のこの音なんですよね。

今回の3連続リリースでは、この「光射す方へ」を含めていろいろなテイストの楽曲が並びましたけど、その楽曲はどのようにセレクトしたものだったのですか?

いろいろ考えましたね。ひとつひとつのアレンジをジャッジしていくこととかにおいても、これはこっちのほうがウチらっぽいでしょう、とか。逆に、これを今のウチらがやっても意味ないでしょう、とか。そういうミクロなものがマクロを作って、こういう楽曲が集まったんじゃないかなって思います。“今のウチらっぽいもの”や“今のROCK’A’TRENCHっぽいもの”ってなったら、まずはやっぱりメッセージがポジティブであること。それが出ていないとしたら、今の僕らっぽくないから。そうじゃないカッコ良さもあるじゃないですか。聴いてて何かものを壊したくなるような攻撃的な音楽とか、ギャングスタ・ヒップホップとか、そういう音楽のカッコ良さもすごく分かるけど、僕らが今やっていることはそうじゃないので、メッセージがポジティブであることは間違いなく今の僕らの“っぽさ”ですね。

「光射す方へ」の歌詞は、そのポジティブなメッセージを物語るような感じですよね。《立ち上がれ Fighter go on 光射す方へ》っていうサビのフレーズとかはまさに。

そうですね。でも、最初はもうちょっとぶっきらぼうな感じの曲だったんです。歌詞を書いてた時にあの大震災があって、このままでは違うんじゃないかなって感じたところから“じゃあ、この今の気持ちを!”ってガラッと書き直したんです。モチーフも変えて、ヘコんだりとかツイてないな…みたいなことがあった時に僕はすごく音楽に助けられてきたから、そういう音楽を今このバンドでも作っていきたいし。今こうやって頑張ってここにいられるっていう感謝をいろんな人に伝えたいと思って、この曲も演ってます。

カップリングの「tell me the reason」と「風が笑って」は、今回の連続リリースでは恒例になっている“Early track recorded in 2006”のシリーズですけど、こうやって昔の自分たちの曲を改めて表に出してどんなことを感じました?

この“Early track ~”の曲は、今のメンバーが揃う前に僕と畠山(拓也/Trombone&Key)のふたりで活動していた当時の曲なんですけど、1stアルバムにも入らなくてもったいないなっていうのもあって。純粋に、すごく良い曲だと思ったし。『tell me the reason』は僕が人生最初で最後にシタールを弾いた曲なんです(笑)。で、『風が笑って』はもともとは僕の姉の結婚式で、姉へのはなむけの曲っていう感じだったものなんです。その歌詞をちょっと変えて、もうちょっと広い意味の“旅立ちの歌”“祝詞の歌”みたいな感じにしたんです。こういうアコースティックなアンサンブルもすごい好きで。

“今のROCK’A’TRENCHっぽいもの”から昔の歴史を紐解くような曲まで、バラエティーに富んだ内容になりましたね。

そうですね。昔の曲が今の曲と並んでもまったく遜色ないと自分自身では感じてますし。で、その“ Early track~”の頃と比べるとやっぱり変わってきてるなって感じる部分もあるし。でも、その変化は良い感じに成長しているなって言い方もできるかなって思うんで、今回この3曲が並んだのは自分でもすごく面白いなって思いますね。
ROCK'A'TRENCH プロフィール

日本のインディーズ・シーンで絶大な人気を誇っていたスカ・バンド、SKA SKA CLUBが05年に活動を休止。ツイン・ヴォーカルの1人だったグローバー義和は、橋谷康一(g)と共にJackson vibeを結成したが、もう一方のヴォーカリストだった山森大輔が畠山拓也(tb&key)と結成した期待のバンドがROCK'A'TRENCHである。バンド名は、リスペクトするミュージシャンの一人であるボブ・マーレィの楽曲「Trench Town Rock」の“音楽があれば痛みは感じなくなる”というメッセージに強く共感したことにより名付けられた。
結成当初は、サポート・ミュージシャンを迎えてライヴ活動を展開していたが、06年11月に豊田ヒロユキ(g)、河原真(b)、オータケ★ハヤト(dr)が正式加入し、5人組バンドとしての強烈な個性を持つ五人が結束。
07年3月、最初の作品である8曲入り1stアルバム『ロッカトレンチ』をリリース。プロデューサーに亀田誠治を迎えた本作で展開されているのは、SKA SKA CLUB直系のルーツ・レゲエ/スカ・サウンド。Jackson Vibeがスカにこだわらないサウンドを志向したのとは対照的である。もちろん、どちらの路線に良いも悪いもなく、最終的にはアウト・プットされた音楽のクオリティによってのみ判断されるべきだろう。ROCK'A'TRENCHは、独自のヴァイブスを持ったパフォーマンスとルーツ・レゲエ/スカを土台として、変幻自在なオルタナティヴ・サウンドで多方面から注目されている。オフィシャルHP
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OKMusic編集部

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