【miwa】音楽でやっていくという決意
が詰まっているんです

ポップでキャッチーな楽曲に、しっかりと強い意志を乗せるmiwaの3枚目となるアルバム『Delight』が完成! 自分の中で描いていたサウンドを全て具体化できたという挑戦に満ちた力強い楽曲たちは、タイトル通り幸せを運んできてくれるはずだ。
取材:吉田可奈

届かなかった想いや愛は なくならずに
いつか宇宙に届く

3枚目のアルバム『Delight』がついに完成しましたね。

はい。前アルバム『guitarium』は全部色の違う、水族館のようにいろんな魚がいるようなアルバムになったなという印象があるんですが、今作ではロックなものはさらにロックに、アップテンポはさらにアップテンポにと幅を広げられたのがすごく良かったなって思うんです。

確かに、やりたいことがやれたんだろうなという充実感が伝わってきて、ワクワクしました。

嬉しいですね。シングルをリリースするたびに違うことをやってきた中で、「ヒカリへ」の反応がすごく良かったんです。その時にどんな曲調でも、リスナーの方も楽しんで聴いてもらえるんだなって実感できたんです。それと同時に、私もやりたいことをやらせてもらおうって背中を押してもらえたんですよね。

「ヒカリへ」は今までの歌詞とは違う世界観ですよね。

そうですね。今までは日常を切り取って歌詞にしていたことが多かったんですが、この曲は初めて“あなたと身近な物語”だけでは終わらせずに、広い視点で書いたんです。これも新たな挑戦でした。

この曲だけじゃなく、“ヒカリ”というキーワードが使われていますよね。それはあえて?

あまり意識はしていないんですが、「ヒカリへ」を書いた時に、光はいろんな物体に反射して吸収されてなくなるけど、吸収されなかった光は宇宙まで届くって本に書いてあったんです。それを愛や想いに例えたとしたら、想いが一方通行だったり、届かなかったり、想うだけでは伝わらなかったりしたもの全てが、今でも空気中に漂っていて、いつかは宇宙に飛んだりするのかなって思ったんです。それを知ってから書いた曲は、自然と気持ちがそのモードになっていたのかもしれないですね。

すごくロマンチックですね!

そうですよね。相手を想う気持ちとか、誰かのためにやることとかって、実らなかったり、届かなかったりしても想いがあることは確かで。情報がいろいろあって、便利だけど、便利のせいで人と人との関係が薄く浅くなったと感じても、そこには絶対に想いはあるんです。それなのに、その気持ちが伝わり切れていないのはすごくもったいないって考えるようになりましたね。

そういう意味を加味して聴くと、また深みが沸いてきます。さらに、熱い想いが込められているのが、「ホイッスル~君と過ごした日々~」だと思うんですよ。この曲は全国高校サッカー選手権大会の応援歌でしたね。

はい。サッカーはもともと好きだったんですが、ちゃんとグラウンドで観せてもらったのが、この高校選手権の山形の予選大会だったんです。みんなすごく上手だし、足も速くて、みんなの最後まで試合に懸ける姿がすごく熱くて感動したんですよね。近くで観ると臨場感もすごいし、何より応援していた人たちの熱さもすごかったんです。それを観てから曲を作ろうと思った時に、まず選手の人たちに歌を届けたいと思ったんです。

だからこそ、観客からの応援目線での歌詞なんですね。

はい。観客の人たちも、応援しながら勇気をもらっているなって実感したんですよ。なので、応援している人のそんな気持ちも入れられたらいいなと思って書きました。

OKMusic編集部

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