L→R 水樹奈々、T.M.Revolution

L→R 水樹奈々、T.M.Revolution

【水樹奈々×T.M.Revolution】このコ
ラボこそがまさに革命!

水樹奈々が、T.M.Revolutionとコラボしたシングル「革命デュアリズム」をリリース。「Preserved Roses」から約半年、再び震えるような熱いヴォーカルバトルを聴かせてくれる。
取材:榑林史章

イナズマロックフェスで初披露 “ふた
りとも歌いすぎ!”

まず、7月の水樹さんの西武ドームの時は、西川さんがゲストで出演して「Preserved Roses」をデュエット披露されましたね。西川さんはリハなしだったとか。

西川
あの時は、前日が自分のツアーで大阪にいたんですけど、西武ドームがあるということで…どうなるか分からないけど、とりあえず行きます、とお答えしていて。
水樹
リハーサルはどうしましょう?とお尋ねしたら、なくていいと…。ええ!? 本当ですか!?って(笑)。

レコーディング以外で、それ以前に何度か一緒に歌われていたんですよね?

西川
テレビ収録では何度かという程度でしたね。
水樹
でも、ライヴで一緒に歌わせていただいたのは、あの時が本当に初めてだったんです。

セットから登場した西川さんは神々しかったです。

水樹
ほんとですよね! リハーサルの時は、スタッフさんに西川さん役で入っていただいて、それを動画で撮っておいて…。西川さんが到着した時に“こんな感じで登場していただけますか?”ってお願いをしたんです。
西川
“ほほ~、ここから出ればいいんですね!”って(笑)。

当日、西川さんは何時くらいに到着されたのですか?

西川
ちょうど水樹さんのライヴが始まったくらいの時でしたね。せっかくだし、生でライヴを観たいと思ったんだけど、“シークレットなんで、客席に出てはダメです”って(笑)。ステージの脇にカーテンがあったんだけど、明かりが漏れるから絶対に開けちゃダメと言われて…でも、どうしても観たくて、ほんとに小さな穴があって、そこからソォ〜と覗いてました。そんなふうにして観るのも、なかなかオツなものでしたよ(笑)。で、“もうすぐあそこに自分が出るんだよな~”と。水樹さんのファンのみなさんの前に自分が出て行ったら、どうなるかな~?って、ドキドキしてました。でも、本当にファンのみなさんが温かく迎え入れてくれて、このコラボというものを認めてもらえた感じがして、それがすごくありがたかったですね。

そして、9月の『イナズマロックフェス』では、今度は水樹さんが西川さんのステージで「Preserved Roses」と「革命デュアリズム」の2曲を歌ったそうですが。

水樹
はい。「革命デュアリズム」はテレビの15秒スポットでサビの一部が流れてはいましたけど、フルサイズは本邦初公開だったので、ものすごく緊張しました。ライヴはみんなの反応がダイレクトに伝わってくるものなので、それもあって緊張感がすごかったですね。1コーラス目は探っている感じもあったのですが、瞬時に曲の流れを取り込んで、2コーラス目からは思い切り拳を突き上げてくださって。すごくゲキアツな時間になりました。
西川
あの時、確信しました。「Preserved Roses」以上に新しい扉を開けることになるって。それに、ふたりで歌える機会は希少なので、噛み締めながら歌っていましたね。

他の出演者の方々の反応は?

西川
水樹さんとふたりで並んでいるさまが、すごく新鮮だと言っていましたね。あと、“ふたりとも歌いすぎ!”って(笑)。というのは、今回の「革命デュアリズム」は前作よりもっと踏み込んで、より声が折り重なるような感じというか…
水樹
ミルフィーユみたいなんです(笑)。
西川
そうそう。そのくらいすごく声が重なっていて、めまぐるしく攻守が変わるんです。こういうデュエットってなかなか聴けないと思うし、それを生で聴いてもらえたのは、すごく嬉しかったし、自分でも楽しかったですね。
水樹
その歌いすぎ感(笑)というのは、やっぱりこのふたりだからこそのアプローチだったと思います。ソロでは生まれない構成だと改めて感じていて。だからこそのパンチの応酬みたいに、どんどん攻めまくるものになりました。

今回の「革命デュアリズム」は、水樹さんの制作チームに西川さんを招くかたちで行なわれたということですが。

水樹
前作は西川さんとふたりで歌うというなかなかないチャンスをいただき、まずそれが嬉しくて。そして、みなさんにもたくさんの期待と反響をいただいていたので、“1+1=2”以上にしたい!という想いからの緊張感もありました。西川さんの曲は、学生時代から聴いていて…そんな先輩と一緒に歌わせていただける企画を再びいただけるなんて、本当に幸せです。今回はチーム水樹にお迎えするということで、絶対に失礼があってはいけない!と、前作以上の緊張感が…(笑)。前回では、とても気持ち良く作業できる環境を作っていただいたので、今回はそれ以上の現場のムード作りをしたいとチーム一丸となって臨みました! レコーディングでは、前作でテレビ収録やイベントで何度も一緒に歌わせていただいたシンクロ感をそのままにぶつけることができて。遠慮することなく、最初から思い切り、自分の想いを届けることができました。
西川
前回と今回、お互いのレコーディング現場に行くことができて、そんなことはなかなかないことなので、相手を通して自分を振り返ることができた気がします。その点でも、得るものがすごく大きかったですね。

OKMusic編集部

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