L→R yuji(Gu)、武瑠(Vo)、Chiyu(Ba)、masato(Gu)、shinpei(Dr)

L→R yuji(Gu)、武瑠(Vo)、Chiyu(Ba)、masato(Gu)、shinpei(Dr)

復活以降、ジャンルを飛び越え、さらにフリースタイルな活動をしているSuGの2014年第三弾シングル「CRY OUT」がリリースされた。“挑戦”をテーマに自分たちがドキドキすることをやり切る彼らの動向に注目だ!
取材:山本弘子

ニューシングル「CRY OUT」はエレクトロ×パンクで、ダイレクトに感情が刺さってくる曲になりましたね。

yuji
次のアルバムを見据えての曲でもあり、“今、こういうライヴをしたい”っていうイメージをかたちにした感じですね。
masato
自分たちらしさを表現できた曲ですね。これから先もずっとライヴでやっていくような。
武瑠
ロゴを変えた新生SuGのど真ん中にくる曲だなと思っていて、復活二弾シングルを決める時に「B.A.B.Y.」にしようか「CRY OUT」にしようか迷ったんですよ。歌詞も今までのSuGを総括するようなメッセージだし、最初はタイトルも“SuG”にしようかと思っていたぐらい。

この曲の歌詞に込めた想いは?

武瑠
「CRY OUT」に限らず、復活してから伝えたいことは“挑戦”という言葉だけですね。大きな挑戦じゃなくても“彼氏を作ろう”でもいいし、より自分にとってドキドキできることをしたり、目標を持とうっていうのがテーマかも。

《ドキドキしたいから 我慢しないで泣いちゃうぜ》とか《ワクワクしたいから 遠慮しないで笑っちゃうぜ》と歌ってるので、感情を吐き出しちゃえっていうメッセージも込められているのかなと。

武瑠
それもありますね。例えば、5時間働いたお金を全部使ってもやりたいことしたほうが、手元に残ったお金がゼロになってもドキドキできるんじゃない?って。生々しく感情的な面が出る曲だと思ったので、ヒップホップの要素も入れて、近代的な音にしたり、人の叫び声をサンプリングしたり。
shinpei
ヘヴィでエモい部分がありつつ、同期にはオシャレな音が散りばめられる、そのバランスも絶妙だなって。

各自、プレイでこだわったことは?

shinpei
ドラムはAメロが難しいですね。みんながジャーンってシンプルに演奏している中、俺だけ忙しく動いてるっていう(笑)。気が抜けない曲ですね。
yuji
ギターに関してはAメロはクリーントーンで、なおかつ白玉(全音符)。ただ、サビやイントロではエフェクトかけた音を重ねたり、かなり遊んでますね。
Chiyu
ベースもポイントはAメロですね。メロディーの隙間を縫ってちょいちょいフレーズを入れてる。
masato
僕のギターはシンプルですね。その分、響きにはかなりこだわりました。

MVはどんな感じに仕上がってるのでしょうか?

yuji
すごいですよ。ディズニーランドのスター・ツアーズみたいにレーザーがピュンピュンって(笑)。
武瑠
テーマは“もし2014年にパンクスがいたら?”です。みんな70年代のパンクファッションなのにレーザーをガンガン飛ばして、ありえない絵にしてみたっていう。シルエットだけの演奏シーンも初めて出てくる。たぶん曲のイメージ通りだと思いますよ。大人な雰囲気もあって派手なんだけど、引き算もあったり。あと、SuG史上最高のカメラで撮ったので絵がきれいです。

だから、パンクのツンツンの髪形に?

武瑠
そう。(セックス・ピストルズの)シド・ヴィシャスみたいな髪形にして。中2以来ですね(笑)。
Chiyu
撮影の時、試しにベース持たせてみたら、めちゃめちゃ似合ってた(笑)。

通常盤に収録されてる「Nevermind」も駆け抜けるような、1分半足らずのパンクチューンでカッコ良いです。

yuji
この曲、AメロをChiyuが歌って、自分も叫んでるんです。武瑠と3人で歌う曲をライヴでやりたくて。
Chiyu
フレーズをすごく細かく切って歌い分けてるんですよ。ヘッドホンで聴いた時にLが俺でyujiがR。聴き分けるのも楽しいんじゃないかと思います。この曲も演奏はぺーさん(shinpei)がしんどい。
shinpei
速いから大変でしたね。ビートを体に叩き込んで無心にならないとプレイできない。
武瑠
歌詞はマジ書けなくて、開き直って気楽に書こうって。タイトルはニルヴァーナからとったんだけど、パンクだし、“気にしなくたっていいや”って意味だからいいかなって。

あと、初回盤Aには「39GalaxyZ」のRebirth version、初 回盤Bには「heavy+electro +dance+punk」のRebirth versionが収録されているのですが、新たに録音した理由は?

武瑠
2曲ともライヴでやりまくってる曲なので、今のSuGのバージョンにしたかった。
shinpei
「39GalaxyZ」は俺が加入する前の音源しか出ていないので、そういう意味でも録り直したかったし、SuGのサウンドもどんどん進化してるので提示したかった。

では、最後に12月の東名阪ツアー『WE CRY OUT HELL YEAH』についてタイトルも含めて教えてください。「HELL YEAH」は浮気者で出した曲のタイトルでもあるけど。

武瑠
「HELLYEAH」はもともと次のSuGのアルバムの1曲目にしたいと思って作った曲なんですよ。発端はよりアルバムで盛り上げたいから、まず浮気者でMV作ってEDMバージョンを出そうかって。「CRY OUT」とテーマも共通してるんです。“挑戦する?”って言われたら“もちろん。当たり前じゃん!”っていう意味での“HELLYEAH”。だから、ツアータイトルにしたんです。
shinpei
スタンディングだし、より激しさを意識したライヴにしたいですね。
masato
2014年はライヴを通してファンの熱量や成長をすごく実感した1年だったので、今年感じたことの集大成みたいな熱いライヴにしたいと思います。
yuji
(masatoに)頑張れよ(笑)。
Chiyu
お前もな(笑)。
「CRY OUT」2014年11月19日発売PONY CANYON
    • 【初回盤A(DVD付)】
    • PCCA-04116 1890円
    • 【初回盤B(DVD付)】
    • PCCA-04117 1890円
    • 【通常盤】
    • PCCA-70415 1000円
    • ※初回プレス分のみトレカ(全10種のうち1枚)
SuG プロフィール

サグ:2010年にシングル「gr8 story」でメジャーデビューし、スマッシュヒットシングルを何枚も送り込む。ライヴにおいても、BABYMETALや東京女子流らアイドル勢から、神聖かまってちゃんやミオヤマザキらバンド勢、さらには怪談家の稲川淳二に至るまで異色過ぎるメンツと競演。また、海外でも精力的に活動を展開しており、15年末にヨーロッパツアー、16年1月にはタイ・バンコクでの『JAPAN EXPO THAILAND』への出演、夏にはメキシコや中国など5カ国を巡る海外ツアーを行なうなど、その勢いは止まることを知らない。SuG オフィシャルHP
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