L→R カイ(Dancer)、タカシ(Vo)、ユーキ(Dancer)、ユースケ(Dancer)、 タクヤ(Dancer)、コーイチ(Vo)、リョウガ(Dancer)

L→R カイ(Dancer)、タカシ(Vo)、ユーキ(Dancer)、ユースケ(Dancer)、 タクヤ(Dancer)、コーイチ(Vo)、リョウガ(Dancer)

【超特急】超特急初のウエディングソ
ングは新しい道を踏み出す人への応援

黒から白へ――。前作「Beautiful Chaser」でダークな新境地を切り開いた超特急が次に贈るのは、なんとやさしく温かいウエディングソング! メンバー7人中6人が二十歳を越え、急速に大人になりつつある彼らの華麗なメタモルフォーゼを見よ。
取材:清水素子

“Yell”というタイトルでウエディングソングとは、ちょっと意外でした。どちらかと言うと応援ソングっぽいタイトルじゃありません?

タカシ
はい。僕もびっくりしました。ただ、自分からすると結婚って全然現実味のないことで、レコーディングでも第三者的な目線で結婚する人を見守るとか、エールを送るつもりで歌ったんですよ。なので、そういう意味ではタイトル通りですね。穏やかに、もう“自分は天使だ!”ってくらいの気持ちで歌いましたから(笑)。
カイ
最初にデモを聴いた段階では、今までにないジャンルすぎて“超特急っぽくないな”と思ったんですけど、コーイチとタカシの声が入ったらスッと違和感なく入ってきて。ヴォーカルふたりの力は大きいなって改めて感じましたね。
コーイチ
7人の中で“お父さん”担当の自分が、新婦の父親目線の歌詞を歌ってる面白さもあったり(笑)。曲調といい歌詞といい、表現は今までになく大人っぽいんですけど、超特急の曲全体のテーマである“みんなの背中を押す”っていう根本は変わってないんですよ。なので、聴く人の心が温まってくれたらいいなと、僕も角を立てずに丸く歌うことを意識しました。
タクヤ
バラードは歌詞の世界観に入り込みやすいから、僕も大好きで。新しい道に踏み出そうとしている人たちを応援してあげたいという想いで踊ってます。

なるほど! 結婚を筆頭に、人生の新たな一歩を踏み出す人に向けたエールだと。

ユーキ
そうです。この曲が主題歌になっているドラマ『お義父さんと呼ばせて』も、最初から全てが上手くいくわけじゃなくて。壁をひとつひとつ乗り越えて幸せを見出していく物語だから、その辺りも上手くリンクしてるんですよね。《一度きりの物語描こう 君と》という歌詞の通り、“出会った人たちと人生の物語を描いてほしい”というエールを僕たちが飛ばしたいし。人が生きて死ぬとか、新たな生命が生まれるっていう奥深いところまで、この曲には詰まってる気がします。
ユースケ
MVも女の子が生まれて、結婚して、赤ちゃんができるまでの人生を描いたストーリー仕立てになっていて、その中でチャペルとか病院とか、いろんな場所で僕たちが天使のように応援してる感じになってます! 

またもや天使(笑)。ところで、まだ結婚が身近ではないみなさんにとって“結婚”のイメージとは?

カイ
地元にはすでに結婚してたり、子供がいる友達もいるので、話を聞いてると“幸せそうだな”って思うんですよ。なので、自分の中には幸せそうな風景がありますね。
リョウガ
個人的には結婚というものに関心も願望もまったくなくて…つい、“僕なんて、もらってくれる人がいるんだろうか?”って考えちゃうんです。でも、この曲の歌詞を見ると、結婚だとか大切な人がいることの幸せを確かに感じるので、そう感じたままを表現すればいいんじゃないのかなと。

みんなもらってくれますよ! では、逆に7人の中で一番結婚願望があるのはどなた?

タクヤ
(隣に座る彼の袖を引っ張りながら)ユーキですね。
ユーキ
結婚はしたいです。僕、とにかく不器用なんで、ひとりじゃ生きていけないんですよ。だから、生活のパートナーは絶対に必要!

そんな理由とは(笑)。そして、カップリングの「OVER DRIVE」は「Yell」とは対照的に疾走感にあふれた曲ですね。

タカシ
《列車は走る》とか超特急っぽい歌詞もあって、なんか限界のない感じがするんですよ。去年末の代々木体育館で初披露した時はトランポリンダンクを披露したように、すごくチャレンジャーな感じでカッコ良い!
ユースケ
はっちゃけられる曲で、8号車(超特急のファンの呼称)さんとの掛け合いもあるから、ライヴ会場では盛り上がっていきたいですね。
ユーキ
逆に通常盤のみに収録されている「Turn Up」は超ヒップホップで、超特急の概念がブチ壊れるくらい新しい曲です。
コーイチ
おかげでレコーディングでは“俺はラッパーだぜ!”ってなりきるまで時間がかかりました(笑)。ツアー盤には春ツアーのテーマ曲「Synchronism」も収録されていて、これが最高にいい曲なんですよ! 全部がやさしくて、メロディーがきれいで、純粋にいちリスナーとして感動できるんです。
カイ
歌詞に“Six”までしか出てこなくて、7号車のタカシは“なんで7がないんやろ?”って拗ねてたけどね(笑)。春のツアーでは客席との距離も近い中で僕たち自身がセットリストや演出も考える“Shout&Body”と、大きな会場で生バンドで魅せる“Body&Groovin’”というふたつを並行して行なうんですよ。なので、もちろん1本でも楽しめるし、両方来てくれたら音楽的な違いも味わえるはず。そこで種類の異なる成長だったり、魅力というものを洗練させていきたいですね。
タクヤ
場所によって音って変わるから、自分的にもバンドはすごく楽しみで。当然ダンスも表現の仕方が変わってくるだろうから、新しい“らしさ”を楽しみにしててほしいです。
コーイチ
生演奏でのライヴは初めてということで、今までとは少し違ってくるだろうけど、何度も言うように根本は変わらないから。いつもみんなと一緒にいる、離れていてもどこかでつながってるんだってことを感じてほしいですね。そういう意味での“Synchronism”でもあるんですよ。
リョウガ
うん。メンバー7人全員いろんなことに挑戦して、どんどん進化していくから、そこに8号車もシンクロして成長してほしい。3カ月という長さのツアーで、8号車を今までに感じたことのないような感情にもさせたいし、刺激的な日常を一緒に過ごしたいんです。どんなに内装や外装を変えても、そういう超特急のエンジンは変わらないから、長いレールをずっと一緒に走っていきましょう!
「Yell」2016年03月02日発売SDR
    • 【初回限定盤】
    • ZXRC-1059 3024円
    • ※特典ブックカバー8種 ※CanCam編集プロデュースのオリジナルフォトブック(48P)付
    • 【通常盤】
    • ZXRC-1060 1296円
    • 【ツアー盤】
    • ZXRC-1061 1080円
超特急 プロフィール

チョウトッキュウ:2011年12月25日に結成、翌12年6月10日にシングル「TRAIN」でCDデビュー。今話題のメインダンサー&バックヴォーカルグループ。2011年12月25日結成。12年6月にシングル「TRAIN」でインディーズデビュー。17年4月26日にリリースしたCDデビュー5周年記念シングル「超ネバギバDANCE」は初のオリコンウィークリーチャート1位、ビルボードチャートHOT100総合1位を獲得! 18年12月には念願のさいたまスーパーアリーナでのワンマンライヴを成功させ、19年12月〜20年1月にはグループ史上最大規模のアリーナツアーを、20年12月にはグループ史上最大スケールのオンラインライヴを、そして21年6月には神奈川・ぴあアリーナMMにて3日間にわたる有観客ライヴを成功させた。22年 結成10年を迎え、約3年振りとなる全国ホールツアー 『BULLET TRAIN 10th Anniversary Tour 2022 Progress』を決行。そして、同ツアー初日の4月23日に、8号車と一緒に想像を超えた未来へ行くため、新メンバーオーディション『超特急募』を開催することをLiveのMCにて発表し、同年8月8日の「8号車の日」に追加の新メンバー4名を発表し、9名の新体制となる。“君との笑顔が終着駅”、さらなる進化を遂げた彼らがどんな11年目の未来を進んでいくのか目が離せない!超特急 オフィシャルHP

OKMusic編集部

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