L→R カノン(Ba)、ゆうき(Key)、みく(Vo)、輝喜(Dr)、takuya(Gu)

L→R カノン(Ba)、ゆうき(Key)、みく(Vo)、輝喜(Dr)、takuya(Gu)

【アンティック-珈琲店-】唯一無二の
世界に向かってアンカフェの“自分革
命”が始まる

テレビ東京系アニメ『デュエル・マスターズVSR』のエンディングテーマを、2ndシングルとして発表するアンティック-珈琲店-。自分だけの音楽と言葉を追及した「JIBUN」の揺るぎない響きは、聴く者全ての心を動かす。
取材:清水素子

“JIBUN”とはインパクトのあるタイトルですね。“自分”って普通ローマ字表記しないじゃないですか。

カノン
確かに! 俺も見た時に“オッ!”ってなりました。
みく
“他の誰でもなくて自分になろうぜ”っていう歌詞だから、どうしても他と被らないタイトルにしたかったんですよね。アンカフェにしかできないサウンド、自分にしかできないMCや歌詞を確立しなきゃいけないっていう想いが強かったから、曲も世界観も唯一無二のものにしたかったんです。

なるほど! キャッチーなサビといい、確かに“あぁ、アンカフェだ”と感じさせるロックチューンですものね。

ゆうき
はい。アニメ『デュエル・マスターズVSR』のエンディングテーマでもあるから、テレビで聴いた人は1回で覚えて、鼻歌で歌えちゃう気がします。
カノン
エッジの利いた曲だけど、変にマニアックにならず、ロックとポップが上手い具合に融合してる。意識しなくても自然とそうなるのが、アンカフェらしさなんですよ。
輝喜
それでいて僕ら王道の4つ打ちダンスロックではないところが新しいというか。冬のツアーに向けて“熱いライヴをしよう!”っていう想いから作った曲なんですけど、前作の「千年DIVE!!!!!」でメジャーデビューしてから、イメージにとらわれず、“良い”と思うものに対して自由に挑戦できるようになってきてるんですよね。
みく
最近、デモの段階で作曲者が仮歌を入れるようになったのも大きいんじゃないかな。「千年DIVE!!!!!」で作家の方に曲を提供していただいた時、デモに仮歌が入っていると完成形が見えやすいことを学んだんですね。今回も輝喜が入れてきた歌から力強さだったり、“やってやるぞ!”っていう気持ちが伝わってきて、それで歌詞もヒーローに憧れている自分のケツを叩くようなものにしたんです。楽曲的にもジャンルを超えて聴きやすいパーティーチューンになりました。
takuya
5人の音がひとつの塊に感じるようなサウンドというか、ドーン!とくるような迫力を作れたなって思います。四文字熟語が並んだサビも耳に残って、すごく良いなと。

しかし、何より唯一無二なのがトイレを舞台にしたMVで、オープニングにはドキッとしましたよ!

みく
戦略通りです(笑)。曲の意味合い的にも普通の場所では撮りたくなくて、トイレで用を足してるフリから始まったら面白いんじゃないかと提案させてもらったんですよ。
輝喜
まさかトイレで、こんなにカッコ良く撮れるとは予想外でしたね。あと、トイレってひとりになって自分を見つめ直せる場所でもあるから、そのへんも実はつながってたり。

あのトイレにそんな深いメッセージがあったとは!? さらに、初回限定盤のカップリング曲「キミにエール」は渋いロックバラードで、デュエル・マスターズ盤の「青春TRAIN」はアゲアゲのダンスチューンと、音楽的にもクオリティーの高いナンバーが収められていますね。

みく
「キミにエール」は“自分の歌で人を助けたい”という想いから音楽を始めた先輩の話に触発されて、自分も前に踏み出せない人の背中を押せたらいいなと作った曲です。ただ、夜中に作ってたからあんまり大きな声が出せなくて、思ってた以上に低音ヴォーカルになっちゃいましたけど(笑)。
takuya
デモを聴いた時点でエモーショナルな完成形が見えたので、イントロには渋いギターソロを入れちゃいました。「青春TRAIN」もバックはノリノリなのに、歌詞やメロディーは切ないっていうのが不思議なクセのある曲だなと。
みく
友情は終わらない、いつかまた会える…っていう歌詞にしたら、ちょっと汗臭い感じになっちゃって。書いてる時に柔道部の人たちが浮かんできました(笑)。
カノン
もともとはライヴでコール&レスポンスできる曲が欲しくて作った曲なんですけど、単なる4つ打ちオンリーでは終わらずに、いろいろと展開するのが肝ですね。
ゆうき
みんなと一緒に我を忘れてはしゃぎたい曲なので、ライヴでは前に出ていきますよ!

そのライヴで初期から鉄板となっている「BondS〜絆〜」が通常盤に2016年バージョンとして新録されていて、演奏から伝わる歴史の重みに感動しました。

輝喜
新しくアンカフェに興味を持ってくれた人に、まず知ってほしい曲という意味で入れたんですけど、やっぱり歴史のある曲なんで、いろいろ思い出しますよね。活動してる間には調子の良い時も悪い時もあって、悪い時って本当に思ってくれてる人しか残らないし、バンド内もちょっとしたことでグラ付いたりするんですよ。でも、成功しようが失敗しようが、揺るがないでいないとダメだなって。
みく
takuyaとゆうきが加入する前の曲だから、この5人で録り直せて単純に嬉しかったです。だけど、当時の思い出も壊したくなかったから、あまりアレンジは変えてないんですよ。
ゆうき
その中でもギターソロとかオルガンとの掛け合いとか、実はこっそりと変わってる部分もあって。上手くパワーアップしたかたちに着地できて良かったです。

となると、4月1日から始まる全国ツアー『自分革命』では、どんな革命を起こしてくれるのでしょう?

takuya
やっぱり精神的なところですよね。自分の弱さを感じることが多々あるので、何があっても挫けず!
カノン
自分の奥底に眠っている、まだ自分でも気付いていない何かを引っ張り出して、全てを曝け出したいですね。
みく
個人的には歌のスキルアップはもちろん、このツアーでは歌詞だけじゃなくて、MCのひと言ひと言まで大切に伝えていきたいですね。あと、実は今回のシングル収録曲って、全部メンバーに向けても書いてるつもりなんですよ。メンバー全員が成長して初めてバンドはパワーアップできるし、来てくれた人も楽しませられる。だから、5つの自分革命でアンカフェの革命を起こしてみせます!
「JIBUN」2016年03月16日発売White Café/Being
    • 【初回限定盤(DVD付)】
    • JBCW-6008 1800円
    • ※デュエル・マスターズ限定プロモカード『最強横綱ツッパリキシ』
    • 【デュエル・マスターズ盤】
    • JBCW-6009 1000円
    • ※デュエル・マスターズ限定プロモカード『最強横綱ツッパリキシ』 ※バトルカード全12種類のうち1枚をランダム封入
    • 【通常盤】
    • JBCW-6010 1000円
    • ※デュエル・マスターズ限定プロモカード『最強横綱ツッパリキシ』 ★全形態封入:ニャッピーマーク
アンティック-珈琲店- プロフィール

アンティックカフェ:2003年に結成。これまで二度の日本武道館公演を行ないインディーズシーンで勢力的に活動。大規模なワールドツアーも開催し海外でも高い人気を誇る彼らは15年8月、さらなる野望を胸に「千年DIVE!!!!!」で華々しくメジャーデビュー。そして、17年2月にメジャー1stアルバム『ラフ・ソング』をリリース! アンティック-珈琲店- オフィシャルHP

OKMusic編集部

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