L→R KenKen(Ba&Vo)、JESSE(Vo&Gu)、金子ノブアキ(Dr)

L→R KenKen(Ba&Vo)、JESSE(Vo&Gu)、金子ノブアキ(Dr)

【RIZE】自分の愛が届いたからロマン
がある

今年結成20周年を迎えるRIZEが、ニューシングル「SILVER」を発表。表題曲はTVアニメ『銀魂.』エンディング曲に抜擢。もともとKenKen(Ba)は同アニメが大好きで、オファー前から作っていた秘蔵曲が日の目を浴びることに! そんなKenKenに語ってもらった。
取材:荒金良介

今年、結成20周年を迎えるRIZE。KenKenさんは2006年に正式加入ですが、これまでを振り返っていかがですか?

正式加入の2年前から弾いてて、『ALTERNA』(2007年発表の5thアルバム)の頃はまだ18歳ぐらいで。いろんな人の人生が交差してるバンドだけど、今が一番いい感じじゃないかな。俺は3人目のベーシストで、ずっと自分のバンドという意識を持つのが難しくて。やっとu:zo(前任ベーシスト)より長くバンドに在籍した辺りから、自分のバンドとしての意識は高くなりましたね。もはやメンバーの替えがきかないバンドかなと。

自分のバンドという意識が芽生えたことで、何か変わってきた部分はありますか?

好きにやってやろうかなって。今まではRIZEっぽさは何だろうとか考えながら、曲を作ってたから。JESSE、あっくん(金子ノブアキ)と一緒にバンドをやってる意味をじっくり考える時期に来たなと。それはいい意味でね。RIZE、Dragon Ashといろんなことで継続するのが難しい時期もあったバンドを自分が食い止めることができたから、それだけでいい仕事をしたと思ってる。

では、今作の話に移りたいのですが、表題曲はKenKenさん作曲ですね。

もともと『銀魂』というアニメが好きで、もし自分にオファーが来たらこういう曲だなって、勝手に狙って作っていた曲が今回採用されたんですよ。自分のソロとか、いつかコンペに出せたらいいかなぐらいの気持ちだったんだけど。で、今回10数年振りにEPICと一緒にやるという話を聞いた時に、ついに話が来たんですよ。

(笑)。

もう少し俺のソロっぽい曲だったけど、RIZE風にアレンジしたところはあるんですけどね。

イントロのスラップはソロ用の名残ですね。

そうだね。アニメの曲は始まりが大事だから、イントロは俺の音で始めたいなと(笑)。そこはKenKen節が炸裂できたと思う。最近のアニメは新曲があって、それにタイアップが付く感じだけど、昔のアニメはそれ用に曲を作っていたから。今回の曲の終わり方も『銀魂』のCM前のアイキャッチのフレーズを使ってたり、アニメを観ている人はこいつ面白いことをやってるなって感じてもらえるかなと。

『銀魂』用に曲を勝手に作り始めたのは、いつ頃からですか?

6年前ぐらいかな。Twitterで俺がそんなことをつぶやいてて。

6年越しの夢が叶ったと!

昔から伏線があるから、知ってるファンの人はついに来たってなるんじゃないかな。自分の愛が届いたからロマンがあるよね。個人的にもすごく嬉しいです。まあ、いろいろ制約もあったんだけど、それでもOKな曲をどこまで作れるかなという挑戦でした。

この曲は歌詞が真っ直ぐに耳に入ってきますね。

JESSEは昔からストレートな単語を使っていたけど、俺らもいい歳になって、今は腰が据わった感じに聴こえるんじゃないかな。JESSEは江戸っ子だから、自然に江戸感も出るしね(笑)。

曲調で意識したのはあります?

ストーン・テンプル・パイロッツとシュガー・レイの間ぐらい…明るめのストテンみたいな。世の中的にも90'sが戻ってる感じもするし。

今作は90's感が色濃く出てますね。

俺らは90's感しかないから(笑)。そこをより隠さなくなったのかもね。あの辺のカッコ良さをちゃんとできる人は少ないから。90年代は上手い人じゃないとできない音楽が多かったし。バンドごとにキャラがあったから、そこに憧れもあったしね。リフは簡単に聴こえるけど、超難しい…RIZEの曲はそれを意識してて。リフはシンプルだけど、このグルーブはなかなか出せないから。

「ONE SHOT(EPedition)」は金子ノブアキさんの作曲ですが、この曲は特にルーツにある音楽が前面に出てますね。

これはバスケの曲で、テーマも明確にあったからね。これこそ90'sというか、この音の跳ね方ができる人はほとんどいないから。バンドも全部4つ打ちになっちゃって、みんなで同じ動きをするのが楽しいという文化の象徴になってるけど。みんな好きにノっていいと思ってるから、ロックバンドをやってるわけで(笑)。激しい盆踊りみたいなノリじゃなく、勝手に盛り上がって、勝手にぐちゃぐちゃになるべきだしね。それは俺らの役目なのかなと。

この曲はレッド・ホット・チリ・ペッパーズとか、あの辺のイメージですか?

うん、他に311、ジェーンズ・アディクションとか、レッチリに関してはここ最近の3作は聴いてなくて。

ちなみにレッチリだと、どの作品が好きですか?

『One Hot Minute』が一番好きなんですよ、デイヴ・ナヴァロが大好きだから。もともとファンクの人だし、スライ&ザ・ファミリー・ストーンがルーツにある人だしね。

最後はライヴでも欠かせない「日本刀」の新録ですね。

何も考えずに録ってみたんですよ。テンションはライヴほどいかないけど、ライヴみたいな勢いでも許されない。スタジオライヴはバランスを取るのが大変でしたね。

3人の生々しいスタジオの空気感が伝わってきますね。

超いい音で録れたリハみたいな感覚ですね。俺とあっくんは、ほぼワンテイクしかやらないからね。この間も5時間で6曲録ったから(笑)。みんなクリックを信用しすぎているし、ずれこそ音楽だからさ。昔はオラー!って頭ごなしだったけど、今は来い来い!と言えるようになったから、大人になったのかもしれない(笑)。ポップにもいけるし、クールな跳ね方もできるし、ゴリゴリの音にも絶対負けない。この3曲はどこにでも行けるよ、という内容になったと思う。
「SILVER」2017年03月01日発売EPIC Records Japan
    • 【通常盤】
    • ESCL-4828 1400円
    • 【期間生産限定盤】
    • ESCL-4829 1400円
    • ※デジパック仕様 ※描き下ろし銀魂オリジナルイラストジャケット
RIZE プロフィール

ライズ:1997年、JESSEと金子ノブアキにより結成。2000年、シングル「カミナリ」でメジャーデビュー。06年よりKenKenが参加。ロックの“現在”(いま)を圧倒的な熱量で表現する彼らの姿勢は多くのリスナーから支持を得ており、全米、アジアツアーを成功させるなど海外での評価も高い。結成20周年イヤーに突入する16年、メジャーデビューレーベルであるEPICレコードジャパンに復帰した。RIZE オフィシャルHP

OKMusic編集部

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