【ala】聴いた人の感覚で“ステップ
”を作ってほしい
UNCHAIN とのスプリットシングルが話題を読んだala がメジャー初作品を
リリース! 多彩な音楽要素を昇華した新型グルーヴの完成だ。
取材:道明利友
アルバムタイトルの“SEVEN COLORS SAUCE WITH YOU”は、主催するイベントのタイトルとつながってますね。
Yu-ki
はい。インディーの頃から、ずっとやってるイベントで、“SEVEN COLORS SAUCE WITH”っていうのは。で、今回メジャーでリリースすることになって環境は変わるんですけど、スタンスは変えずにやっていくっていう思いも込めつつ。それと、ベースがKohtaに変わってから初めての音源なんで、この7人での7色っていう意味の“SEVEN COLORS”だっていうふうなことも示したいなと思ったし、そこに新しく関わってくれる人たちとかへの感謝もっていうことで…。
Kohta
レコーディング自体は“ala & UNCHAIN”の時も参加してたんですけど、alaの単独音源で曲作りからここまで関わったのは初なんで、そりゃあもう…。感慨もひとしお、というか。デビューアルバムですよね、個人的にも(笑)。
それじゃあ、インディーとメジャーっていう活動自体については、そもそもみなさんはどう捉えていますか?
Teppei
境目は、特に意識しないというか。さっきも言ったんですけど、インディー時代とスタンスを変えないっていう意味で、今回のメジャー一発目のレコーディングも今までと同じスタジオでやったり、同じエンジニアさんにお願いしたり。だから、メジャーを意識するっていうより、自分たちは自分たちのスタンスを崩したくないっていう気持ちですね。
Kohta
うん。新しく関わってくれる人も増えていろんな出会いがあるし、いろんな発見もあるんで。いいなと思ったものは柔軟に吸収してやっていきたいと思ってます。
楽曲のテイストはすごくバラエティに富んでいて、その中で特に印象的だったのははっちゃけ感がめちゃくちゃ痛快な「PADDBRE」で。タイトルはダンス用語らしいですね。
Yu-ki
そうなんです。すごいノリのいい曲で、ライヴでも盛り上がると思うし。でも、曲を聴いてもらった人に、“こうやってノルんだよ”みたいなことってあんまり言いたくないなっていう。それを曲自体で言い切れてる1曲だなと思ったんで、聴いてもらった人の感覚で“基本ステップ”を作ってもらいたくって、このタイトルにしたんです。
“みんなそれぞれのやり方で踊ってくれ”と! かと思えば、「BLOOMIN’LADY」みたいなメロウな曲もサラリと聴かせるのがニクい。これは、ラブソング?
Yu-ki
デモで歌録りをしていた時の最初の印象で、このタイトルと歌詞になったんですけど、サビの“Shining on,lady”っていうところは、彼(Teppei)が最初からそんな感じで歌ってたんですよ。
Teppei
インチキ英語だったんですけどね、全体的に。
Yu-ki
そこから広げていったんですよ(笑)。でも、“LADY”っていっても僕の中では、ひとりの女性に限定したものではなくて。友達だったり、家族だったり…みたいな広いイメージで使ってて。で、メロディーと曲の良さが、まず前にあってほしいって思うんですよね、僕は。言葉の響きとか語感を気持ち良く思ってくれたら素晴らしいなと思うし、その上で、僕自身が考えてることを歌詞から知りたいなと思ってもらえたりしたら…。この上ない喜びですね、作者としては(笑)。
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『SEVEN COLORS SAUCE WITH YOU』
- 『SEVEN COLORS SAUCE WITH YOU』
- RZCF-77004