Gacharic Spin WEB企画『いざ野音へ
』- 第一回:日比谷野音への想い

百戦錬磨のライヴバンドであるGacharic Spinが初の日比谷野外大音楽堂公演に挑む。SHOW-YA主催の『NAONのYAON』でそのステージには幾度も立っているとはいえ、自身のワンマンとなると話は別だ。そんな野音公演に向けての想いであり、意気込みを語ってもらった。(パフォーマー3号ねんねは休養中のため欠席)

Photo By SHIGEYUKI USHIZAWA

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野音は過去最高に賑やかな、お祭り感満
載のライヴになると思う

ーー6月24日(土)の日比谷野外大音楽堂ワンマンライヴに向けて現在展開中のワンマンツアーのタイトルも“野音への道”だったり、公式HPやFacebookでカウントダウンしていたりと、日々気持ちが高まっていると思うのですが、今まで、渋谷公会堂、Zepp Tokyo、TOKYO DOME CITY HALLなどステージをクリアーしてきて、やはり野音も大きな目標でした?

チョッパー:
もちろん目標ではあったんですけど、もう少し先かなと思っていたんですよ。なので、スタッフに“野音やるぞ!”って言われた時は、“えっ、ほんとに!?”という気持ちが大きかったですね。

オレオ:
前のバンドの時にスタッフさんが“いつか野音に立たせたい”と言ってくれていて、それが10年前ぐらいのことなんで、その“いつか”が“今”なのかと思うと長いような気もするけど、Gacharic Spinで積み重ねてきたことを考えると“長かったな〜”とは思わないですね。“挑戦!”という感じです。

まい:
私、他のイベントで野音に立たせてもらった時にすごい緊張したことを覚えていて…。今度はワンマンでやるってなった時、どんなパフォーマンスをすればいいのか全然想像ができなくて不安もあったんですけど、今はもうそれ以上に楽しみになっていますね。ワンマンで野外というのも初めてなので、そこでどれだけ自分を魅せれるかって。


ーー毎年のようにSHOW-YA主催の『NAONのYAON』に出演されていますが、やはり野外と屋内の会場とは違いますか?

チョッパー:
違いますね。まず当日の天気が不安になります(笑)。

はな:
不安のほうね(笑)。晴れたら気持ち良いんだけどね。

チョッパー:
開放的だからね。そういう意味で、新しいGacharic Spinのステージが作れるという楽しみがありますね。

TOMO-ZO:
『NAONのYAON』って1日通してのイベントなので、昼間に出る時もあれば、日が落ちて暗くなってから出る時もあるんですけど、どっちもすごく好きなんですよ。それを今度はGacharic Spinのワンマンでできる…日があるうちから夜にかけてやれるので、どんな感じになるのかなってすごく楽しみ…なんですけど、やっぱり雨が心配という想いがありますね(笑)。

オレオ:
むしろ、降ってもいい気がする!


ーー野音での雨は伝説を生みますからからね。

まい:
『NAONのYAON』でやった時に天候が怪しくなって小雨が降ったりもしたんで、そういう不安もあるんですけど、私は風も心配で。髪の毛が長い分、パフォーマンスをしているとどうなるんだろう?って。今まではずっと屋内だったんで、風が吹かない場所でやっていたから、どうやれば風を使いこなせるかなって。でも、それも楽しみのひとつですね。
ーーちなみに野音の想い入れというか、野音で観た印象深いライヴってあります?

チョッパー:
TOMO-ZOとふたりで9mm Parabellum Bulletを観に行ったんですけど、TOMO-ZOがめっちゃ感動していました!

TOMO-ZO:
うん! その時に初めて9mm Parabellum Bulletのライヴを観たんですけど、ほんと感動して…“私、このままではいけない!”って思うくらいターニングポイントになったんで、その同じステージに私も立つっていうことでも感慨深いです。


ーーじゃあ、滝くんぐらい激しく動かないと(笑)。

TOMO-ZO:
頑張ります!(笑)

はな:
私はKOGAさんが前のバンドの時に『NAONのYAON』のステージに立っているのを観たのが、初めての野音でした。ああいう開放的なところで輝いているKOGAさんを観て“すごいなー”って思って観ていました。

まい:
私、野音に観に行ったことはないんですけど、『NAONのYAON』で楽器チームが他のアーティストさんとパフォーマンスしているのを観て、それがすごく新鮮で。この間の『NAONのYAON』(2017年4月29日)でも、はなちゃんのドラムとヴォーカルにグッときてしまって。

はな:
やだ〜(照)。

まい:
ほんと、すごかったんです! 客席の後ろからも観たりしたんですけど、やっぱりステージから観るのと、お客さん側から観るのとでは違うんですよ。あの場所にワンマンで自分が立つって思うと、改めてすごいことなんだなって思いますね。

オレオ:
私は吉田山田ですね。あの時、いらっしゃいましたよね。


ーー大雨でしたよね。

オレオ:
そうそう。でも、センターステージで歌った時に雨が止んだじゃないですか。めっちゃ感動したんですよ。すごいドラマチックで。


ーー吉田くん、歌う前にセンターステージから落ちたけどね(笑)。

オレオ:
それも野音のドラマのひとつというか(笑)。なので、雨の野音もカッコ良いなって思いましたね。

TOMO-ZO:
うちらの場合、センターステージに立ったら土砂降りになる(笑)。

チョッパー:
嵐になる(笑)。私、生で観たわけじゃないんですけど、GO!GO!7188のライヴDVDか何かで雨の野音の映像を観たことがあるんですけど、それがめっちゃカッコ良くて! 同じ場所に自分たちも立つ…やっぱり野音ってバンドにとって立ちたい場所なんですよ。武道館ともまた違うんですよね。他のバンドが野音をやるってなった時に“野音やるんだ!?”って言っていたほうだし。Gacharic Spinは結成して7年だけど、ガチャダン(まい(Performer1号)とねんね(Performer3号)によるガチャガチャダンサーズの略称)が本メンバーとして入ったのは2014年だから、そういう意味では3年で野音に立てるというのは、やっぱり嬉しいですね。


ーーその3年もすごい濃厚でしたけどね。

チョッパー:
それを超えてきたからこそ野音に立てるんだと思いますね。やっぱり自分たちがやってきたことに無駄なことはひとつもなかったなって。


ーー確かに。そんな想い入れもある野音公演のタイトルが“ライバー大宴祭”なのですが、そこに込めた想いというのは?

チョッパー:
お祭りみたいな場所にしたくて。野音までのツアーのタイトルは“野音への道”って真面目なんですけど、この日に関しては“頑張る!”とかよりも、みんなで大集結して大きなお祭りを作ろうってことで“大宴祭”にしました。


ーー今はいろんな構想を練っているところ? …って、それは言えないですよね(笑)。

オレオ:
でも、ひとつの夢が叶いそうなんです。ずっとやりたかった演出がああるんですよ。渋谷公会堂でやった、タライが落ちてるくる的な(笑)。そういうのを企んでいたりします。

チョッパー:
過去最高に賑やかな、お祭り感満載のライヴになると思います。ステージをどういうふうに組むかだけで何パターンもあるし、どの曲を演奏するかも練っていて…Gacharic Spinっていろんなものを観せたいと思ってるんですよ。メインヴォーカルははなとオレオのツインヴォーカルだけど、それ以外でもTOMO-ZOが歌ったりする観せ場も作りたいし、“大宴祭”というお祭りなので今までやってきたワンマンとはまた違う部分も作りたいと思っています。


ーー“ライバー大宴祭”なので、お客さんも巻き込んで?

チョッパー:
そうです。“ライバー”というのは“ライヴが好きな人”のことを指しているんですけど、全国各地から…それこそ海外も含めていろんなところから来てほしいし、Gacharic Spinのことを知っているけどライヴは観たことがないっていう人もこの野音には来てもらいたいという想いを込めています!

ワンマンツアー『野音への道』

ワンマンツアー『野音への道』
6月10日(土) 北海道・札幌PENNY
OPNE 16:30/START 17:00

『Gacharic Spin Special Live ~201
7 春〜 ライバー大宴祭』

6月24日(土) 東京・日比谷野外大音楽堂 
OPNE 16:45/START 17:30

OKMusic編集部

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