THE BEETHOVEN、【THE BEETHOVEN】最
新コンセプトシングル『CIRCUS CIRC
US』の魅力を熱く解説。前編では、Y
URAサマ/ミネムラアキノリナンバーを
紹介!!

Psycho le Cemu/DaccoのYURAサマ(Dr)/メトロノーム・ADAPTER。の福助。(G)/元ドレミ團、現:怪人二十面奏のマコト(Vo)/人格ラヂオの那オキ(B)/元花少年バディーズ、現:The Benjaminのミネムラアキノリ(G)と、ヴィジュアルシーンの歴史を担い続けてきたメンバーらが集まり誕生したドリームバンドだ。

彼らは、同作品を手に、発売後すぐ「THE BEETHOVEN主催ツアー「CIRCUS CIRCUS」」を実施。結成日となる5月31日には、TSUTAYA O-WESTを舞台に「THE BEETHOVEN 4th Anniversary ONEMAN「Classical×Circus」と題したワンマンライブを行う。
シングル『CIRCUS CIRCUS』は、「サーカス」をテーマに据えたコンセプト作品。今回メンバーに、A/B-TYPEに収録した『Sorrow The CLOWN』と『Burluesque Script』の魅力について語っていただいた。


『Sorrow The CLOWN』

シングルの表題曲となった『Sorrow The CLOWN』は、YURAサマの手による夜中の見世物小屋的な雰囲気を持った楽曲。

YURAサマ 『Sorrow The CLOWN』は真夜中に繰り広げるサーカスをイメージして作りました。作った時点で意外と分数が短かったので尺を伸ばそうとも考えたのですが、この曲に関しては逆に無駄を削ぎ落とし、いろんな要素を濃密に詰め込んだほうが活きるし、そのほうが格好いいと判断。結果、3分を切る曲になっちゃいました。THE BEETHOVENは複雑なドラムが多いからこそ、『Sorrow The CLOWN』では簡単にしています。
ミネムラアキノリ YURAサマのドラムがシンプルになったことで、逆に歌が際立ったからね。今回持ち寄った4曲の中でも一番キャッチーであり、初めてTHE BEETHOVENを知る人にも入りやすい曲という理由から、今回一曲目に持ってきました。
福助。 YURAサマの作る楽曲って、デモの段階では一番表情がつかみにくいんですよ。それでも「きっといい曲になるな」と思っていたら、まさに化けましたからね。
那オキ 確かにYURAサマの曲って、歌の入ってないデモ音源の段階では全体像がつかみにくい。ただ、聴いたときからまこっちゃん(マコト)の歌声が入ったら絶対に良くなるとは感じれてた。
マコト 今回の作品は「サーカス」をテーマにすべての作詞を行いました。ただし、一口にサーカスと言っても、いろんな切り口を持った曲芸師たちがいる。『Sorrow The CLOWN』では、サーカスを代表するキャラクターでもあるピエロにスポットを当て、表立った笑顔の裏に隠された真実の心を。仮面(化粧)の下に塗り潰した孤独や傷など、いろんな心の素顔を投影。ピエロが抱く表と裏の表情を描きだしました。


『Burluesque Script』

A/B-TYPE共にC/Wへ収録。ミネムラアキノリが手がけた『Burluesque Script』は、切なさを抱いた激しい心の痛みが見える楽曲。王道ヴィジュアル系らしい表情もポイントだ。

ミネムラアキノリ 普段の活動の中で明るい曲ばかりを作っている反動もあって、THE BEETHOVENでは何時も暗めな楽曲を作ってるんですけど。今回は、ファンの子たちからもらっていた「拳を振り上げる激しい曲もTHE BEETHOVENで聞きたい」という声も反映させました。
YURAサマ まさに、「THE BEETHOVENに於けるミネムラワールド」が反映された楽曲だなという印象でした。こういう怪しい雰囲気は、ミネさんだからこそ出せる持ち味だなと思えますからね。
那オキ ヴィジュアル系って意外とジャンルがゴチャゴチャしてるじゃない。だけど、ミネムラの書く楽曲には「ヴィジュアル系音楽の核」となる要素がつねに根底にある。しかもミネの作る楽曲は、何時もベースラインが格好良くて曲にとても合う。今回も、ベースの弾きがいのある曲をミネさんが持って来たのが嬉しかったね。
ミネムラアキノリ 僕が音楽面で一番ヴィジュアル系寄りの表現をしていると思います。今の語りの中でも、ミネムラ、ミネ、ミネさんと短い中で表現が変わっていったように、そこへ那オキさんの曲に対するリスペクトを感じましたね(笑)。実際、那オキさんが入れるベースだからこそ、この格好良さが出たなと思ってるし、そこは毎回「流石だな」と関心を覚えます。
福助。 ミネさんも那オキさんも、持ってくる曲は何時も表現するのが難しいんですけど。ギタリストが作る楽曲という理由もあるのか、ミネさんの曲は何時も気持ち良くギターを弾けてますし、今回も楽しく弾けました。
マコト 歌詞はサーカス自体を広い視野で捉えたと言いますか、「バーレスク」(有名な作品のスタイルや精神を誇張や湾曲)した戯曲というテーマで書きました。
これは、個人的な狙いもあってのことなんですけど。ミネさんがTHE BEETHOVENに加入して以降、彼がシングルの表題曲となった『奏想曲』『メドゥーサ』を作り続けてきたわけですが、そこへ『Burluesque Script』を加えたことで、ミネムラアキノリ三部作がこれで完結したなという手応えを僕は感じています。だからこそ、『メドゥーサ』からの流れも強く意識して歌詞を書きました。


触れた人たちを一瞬で虜にする『Sorrow The CLOWN』。これぞヴィジュアル系と言いたくなる『Burluesque Script』。THE BEETHOVENは、バンドが持つ魅力の両極をシングル盤の表題曲とC/Wへ示してきた。次回のニュースでは、A/B-TYPEそれぞれに収録した楽曲の魅力をお伝えしたい。

TEXT:長澤智典

THE BEETHOVEN Web
★CD情報★
『CIRCUS CIRCUS』


【Type A】
【 収録曲 】
1.Sorrow The CLOWN
2.Burlesque Script
3.MIND Theater
発売日 : 2017年5月10日
価格 : ¥1,500- ( tax out )
品番 : BDBX-0041A
発売 : 株式会社BadeggBox
販売 : 株式会社タイムリーレコード


【Type B】
【 収録曲 】
1.Sorrow The CLOWN
2.Burlesque Script
3.輪廻LINE
発売日 : 2017年5月10日
価格 : ¥1,500- ( tax out )
品番 : BDBX-0041B
発売 : 株式会社BadeggBox
販売 : 株式会社タイムリーレコード  


★LIVE情報★
●THE BEETHOVEN主催ツアー「CIRCUS CIRCUS」

【 20170513 新潟GOLDENPIGS-BLACK STAGE 】
■日程 : 2017年5月13日(土)
■会場 : 新潟GOLDENPIGS-BLACK STAGE
■出演 : THE BEETHOVEN / TAG / Kra / Dear Loving

【 20170514 仙台HooK 】
■日程 : 2017年5月14日(日)
■会場 : 仙台HooK
■出演 : THE BEETHOVEN / Kra / Dear Loving

【 20170518 福岡DRUM SON 】
■日程 : 2017年5月18日(木)
■会場 : 福岡DRUM SON
■出演 : THE BEETHOVEN / Dear Loving / Leetspeak monsters
■開場 : 17:30 / 開演 : 18:00

【 20170520 心斎橋VARON 】
■日程 : 2017年5月20日(土)
■会場 : 心斎橋VARON
■出演 : THE BEETHOVEN / 天照 / Dear Loving

【 20170522 名古屋JAMMIN' 】
■日程 : 2017年5月22日(月)
■会場 : 名古屋JAMMIN
■出演 : THE BEETHOVEN / ベル / 天照 / Dear Loving


●結成4周年記念ワンマンライブ!
THE BEETHOVEN 4th Anniversary ONEMAN「 Classical×Circus 」
■日程 : 2017年5月31日(水)
■会場 : TSUTAYA O-WEST
■出演 : THE BEETHOVEN
■開場 : 18:30 / 開演 : 19:00
■前売 : ¥4,000- / 当日 : ¥4,500-
■別途 : 1ドリンク  

club Zy.

日本最大級のヴィジュアル系動画配信サイト【club Zy.】

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着