ベッキーが公開収録、秦基博は過去の
苦い経験 先輩風吹かそうと

公開収録に臨んだベッキーと秦基博

 歌手でタレントのベッキーが21日、都内で、ラジオ番組『キリン氷結 presents Find New Me!』(InterFM)の公開収録に臨んだ。この日のゲストは、シンガーソングライターの秦基博。音楽にまつわるトークを展開した。

 東京・渋谷マークシティ内に設けられた特設ブースでおこなわれた今回の公開収録。番組は、2016年4月から8月まで放送され、今年3月に約半年ぶりに復活。この日は、スペシャルMCとしてベッキーを迎えた特別版として収録された。

 ゲストは、デビュー10周年を昨年迎えた秦基博。秦は「渋谷の中で公開収録、ありがたいですね」と挨拶代わりにコメント。

 今回のテーマが「#あたらしくいこう」ということで新しく始めたことは、というベッキーの質問に、秦は「最近撮影でチャイナ服を着たこと」。ベッキーは「チャイナドレス?」と聞き返すと、秦は「チャイナドレスではないです(笑)太極拳とかやりそうな感じの」と補足し、周りからその姿が好評だったことを話した。

 話題は音楽にもおよび、「最近セルフプロデュースが多くなってきた秦さんですけど、ギター以外にどんな楽器が出来るんですか?」とベッキ―が尋ねると、「ベースぐらいですかね。ピアノとかは一音一音弾いたり、(PCに)打ち込んでいきます」と楽曲アレンジについて話す。

 ベッキー自身も「クラリネットを最近始めました。ポイントカードを使って3千円ぐらいだったんです」と以前番組で吹いた時に、音色が忘れられなかったことを明かした。秦も「やってみたいのはドラム。かっこいいですよね」と現在ドラムに興味があることを語った。

 また、「旅」というテーマでは、秦が「全国ツアーが僕の中での旅ですね。26歳か27歳の時に、金沢で食べた旬の寒ブリに度肝を抜かれました」と印象に残った食べ物が寒ブリだったと話し、ギターを制作するために人生初のオーストラリアへ渡航したというエピソードを語った。

 「自分のオーダーメイドで、スティーブン・セガール似の職人さんが全て作ってくれるんです。最後の調整でネックの握りとかを確認しにオーストラリアに行きました」とミュージシャンらしい話題で盛り上がった。既に完成していて「やっぱりいい音しますよ」と満足そうな表情で話した。

 ベッキーは「ライブでやったことがない場所はありますか?」との質問に「船の上ではやったことがないですね。三半規管が弱いのでちょっと厳しいんじゃないかな。波のないところなら…」と弱気な発言。

 「旅に似合う1曲」ということで、秦は米・シンガーソングライターであるジェイソン・ムラーズの「I’m Yours」、ベッキーはケツメイシの「ドライブ」をそれぞれリクエストした。

 また、SNSから寄せられた質問に答えるコーナーでは、「新入社員が入ってくる季節だが秦さんは後輩が入ってきた時は嬉しかったですか」という質問に、「ずっと一番下だったから嬉しかったです。先輩風吹かせばいいのかなとか」と話し、ベッキーから「(後輩に)アドバイスとかされるんですか」と尋ねると「シラフの時はなかなかしないんですけど、お酒の席で言ったことはあります。後輩がいてカッコイイこと言ってやろうかなと思ったら、目の前にスキマスイッチの(大橋)卓弥さんがいて、僕がずっとダメだしされるというカッコ悪いことがありました」と、先輩風を吹かすことができず、逆に情けない姿を後輩に見せてしまったことを明かした。

 最後はお花見の思い出を話す2人。秦は「新入生歓迎お花見があって、キャンパスライフに憧れていたので頑張って参加したんですよ。でも結果的にシートの端で角をずっと見ているという時間を過ごしたんです...」と苦い学生時代の話題で公開収録の幕は閉じた。この模様は3月25日の土曜日の午後6時からInter FMで放送予定。(取材・撮影=村上順一)

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