星組新トップコンビ 紅ゆずる&綺咲
愛里 スカピンで運命的なお披露目公
演を迎えるまでの軌跡!

「トレタメ」編集部
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星組新トップコンビ、紅ゆずるさん&綺咲愛里さん。
2016年末の「タカラヅカスペシャル2016」で公式の場で初お披露目、2017年の「オーム・シャンティ・オーム」でプレお披露目を果たし、新生星組は輝かしいスタートをきりました。

そして、大劇場お披露目公演となるのが「スカーレット・ピンパーネル」。

星組公演『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』制作発表会 パフォーマンス(ノーカット)
©TakarazukaRevueCompany
この作品でお披露目公演を迎えることは、新トップコンビにとってまさに”運命的”なめぐり合わせなのです。

今回は、新生星組への祝福の気持ちを込めて、スカピンとトップコンビの関係性、これからの星組へ期待することを取り上げます。

スカーレット・ピンパーネルが運命的な
お披露目公演である理由

北翔海莉さん・妃海風さんの後をうけ、紅ゆずるさん・綺咲愛里さんトップコンビに就任すること、そのお披露目公演の演目が「スカーレット・ピンパーネル」ということが発表された時、その運命的なめぐり合わせに驚いた方も多いのでは。

というのも、「スカーレット・ピンパーネル」は再演が望まれていた作品というだけでなく、紅ゆずるさん・綺咲愛里さんそれぞれにとって記念碑的な作品だったからです。

紅ゆずるさんは、2008年の星組初演時に新人公演で初めての主演を果たしました。

『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 | 星組 | 宝塚歌劇公式HP公演バックナンバー
(c)宝塚歌劇団
それまで、新人公演でもあまり大きな役がついていたという訳ではなかったところでの、初主演。本人にとっても思い入れの深い作品でのお披露目公演に、運命的なものを感じます。

ちなみに、紅ゆずるさんの新人公演の相手役は、蒼乃夕妃さん。後に月組で再演されたスカピンがお披露目公演となりました。

そして、月組再演時に新人公演で主演した珠城りょうさん(この時が初主演)も、現在月組のトップスターとして活躍中。こう考えると、「スカーレット・ピンパーネル」の力を感じますね。

そして、綺咲愛里さんにとっても「スカーレット・ピンパーネル」は縁ある作品。月組再演のスカピンが、96期の初舞台公演だったのです。

タカラジェンヌにとって、初舞台公演は同期と舞台を作り上げる最初で最後の公演。それだけ思い入れも深く、印象的な作品として初舞台公演を挙げる生徒は少なくありません。タカラジェンヌとしての夢の第一歩を踏み出した作品で、トップ娘役としての新たなスタートをきる。こんなに素敵なめぐり合わせはあるでしょうか?

紅ゆずるさん・綺咲愛里さんにとって、「スカーレット・ピンパーネル」は記念碑的な作品。2人のお披露目公演がこの作品であることは、ある意味”必然”なのかもしれません。

星組新トップコンビ就任までの道のり

紅ゆずるさん・綺咲愛里さんは、2人とも星組育ち。
満を持してのトップコンビ発表は、ファンとしては驚きよりも安心・祝福の気持ちが強く現れるものでした。

2008年にスカピンで新人公演初主演して以降注目を集め、星組の2番手スターとして長く経験を重ねた紅ゆずるさん。

星組 | 宝塚歌劇公式ホームページより
(c)宝塚歌劇団
新人公演の主演こそ1回ですが「メイちゃんの執事」「ジャン・ルイ・ファージョン」「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」と主演公演の経験は豊富です。また、2014年には「風と共に去りぬ」にて全国ツアー公演主演。宝塚の顔として、全国に存在感を発揮しました。2014年に関しては、体調不良で宝塚舞踊会やタカラヅカスペシャルを休演し、心配する声もありましたが、2015年以降はその心配を吹き飛ばすほどの大活躍!北翔海莉さんをトップスターに迎えてからは、より一層のびのびと舞台を楽しんでいるかのようでした。

紅ゆずるさんといえば、CSの番組で生まれた名ユニット「紅5」も忘れられません!宝塚のイメージを払拭するような紅5の活躍でファンを増やしたことは間違いないでしょう。だからこそ、2016年に組を超えて紅5が集結したディナーショーが実現した時は、大興奮でした。

正統派の男役としての舞台への真摯な取り組み方と、生粋の関西人としての破天荒さが絶妙に両立しているところが、舞台人・紅ゆずるの面白さであり、唯一無二の魅力なのです。

2番手期間が長いからこそ、引き出しの数は無限大に広がっています。今後はトップスターとして、一層輝きを増すことでしょう。

綺咲愛里さんは、星組に配属後早くから娘役スター候補として活躍。

星組新トップコンビ特集 | 星組公演 『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
(c)宝塚歌劇団
2014年に「The Lost Glory」で新人公演初ヒロインを射止め、「黒豹の如く」「ガイズ・アンド・ドールズ」と新人公演のヒロイン経験は全3回にのぼります。お人形さんのようなスタイルとチャーミングさで注目を集めますが、お芝居や歌唱力には伸びしろを期待されていた存在。しかし、外箱公演でヒロインを経験したことにより、殻を打ち破った印象があります。

その作品が、紅ゆずるさん主演の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」。初めての相手役が、トップコンビの相手役になるなんて、とてもロマンティックですよね。映像化されないのが悔やまれるので、ぜひトップコンビとしての2人でもう一度作り上げてほしい作品です。

これからは、紅ゆずるさん・綺咲愛里さんが2人で星組の歴史を築いていくことになります。どのようなカラーの組になるのか、どのような作品が生まれるのか、非常に楽しみですね!

紅ゆずる&綺咲愛里の初々しい胸キュン
エピソード

トップコンビといえば、2人のエピソードに胸キュンすることを楽しみにしているファンも多いのでは?

紅さん・綺咲さんも、既にいくつもエピソードをお持ちです。
その中で、スカーレット・ピンパーネルに関するものを1つご紹介しましょう。

制作発表会レポート | 星組公演 『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
(c)宝塚歌劇団
スカピンのポスター撮影時のこと。
マルグリットのつり眉を表現するためには、自眉の位置がだいぶ異なるという点に悩んでいた綺咲さん。「いざとなったら、剃ります!」と言うものの、メイクのCHIHARUさんも「メイクで何とかしよう」と提案。「眉毛がなかったら怖いですよね…」と不安になる綺咲さんに、紅さんがかけた一言は…

「眉毛がなくなっても、好きやで」

なんという愛の言葉でしょう!まるで少女漫画の世界。

さすが、宝塚。さすが、紅ゆずるさん!このエピソードを聞いた後に、スカピンのポスターを今一度見返して見てください。2人の愛を感じられます。
(エピソード出典:綺咲愛里さんのお茶会、歌劇1月号より)

これからも2人からはたくさん胸キュンエピソードが生まれる予感がしますね。

これからの星組に期待するもの

今の星組は、勢いに満ち溢れています。

新生星組とはいえ、舞台経験豊富なトップコンビですから、フレッシュさに加えて安定感もあります。また、北翔海莉さんトップ時代に歌唱力が鍛えられ、組全体の力も底上げされた印象です。「スカーレット・ピンパーネル」のような大作ミュージカルでは、この『星組の底力』が存分に発揮されることでしょう。

そして、これからの星組を担うスターも順調に育っています。

制作発表会レポート | 星組公演 『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
(c)宝塚歌劇団
若くして2番手に就任した礼真琴さんは、東上付き主演公演「阿弖流為」も決定。スカピンのショーブラン役で一回り大きなスターになることでしょう。新人公演主演を重ね、舞台上でも存在感を増す天華えまさんや、雪組からやってくる有沙瞳さんの活躍にも注目です。

今後は、名作の再演も見たいですが、このトップコンビだからこその宛て書き作品も楽しみですね。

紅ゆずるさんのイメージから、コメディ作品もお似合いだと思いますが、あえて悲劇的なものや、古典的な大恋愛作品もお似合いだと思います。ぜひ、2人の星組だからこそなせる作品を、たくさん見せて欲しいですね。

紅ゆずる&綺咲愛里率いる星組から目が
離せない!

星組公演 『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
(c)宝塚歌劇団
レジェンドと呼ばれた柚希礼音さん、卓越した技術力で充実した舞台を見せてくれた北翔海莉さんの後を継ぎ、星組の顔となった紅ゆずるさん。

綺咲愛里さんとともに星組育ちのトップコンビだからこそ、「2人を支えよう」という周りの気持ちが一段と熱いはず。

正統派の男役を極めようとする探究心と、時に破天荒にも映るキャラクターで、星組はとても個性的な組になりそうですね。どのような舞台を見せてくれるのか、新生星組の輝きに注目です。
著者:海野りんご

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