12月27日(火)@青山RizM

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上白石萌音、瀬川あやか、majikoが共
演!『Girls Pop Collection』開催

ポニーキャニオン所属の女性新人アーティスト3名によるイベント『Girls Pop Collection』が12月27日(火)に青山RizMで開催された。出演は上白石萌音瀬川あやかmajiko。それぞれの際立った音楽性、瑞々しい歌声を体感できる意義深いイベントとなった。
トップバッターは“現役看護師シンガーソングライター”として2016年6月にメジャーデビューを果たした瀬川あやか。ツインテール&ニットキャップ姿で登場した彼女は、ピアノの伴奏とともに、切ないラブソング「タイムマシン」、生きることの奥深さを綴った「サンサーラ」を披露。幅広い表現力で観客を魅了する。「今日も(勤務先の)病院から来ました。まだまだ楽しい行事もあるので、体調に気を付けて。もちろんライブも楽しんでください!」というMCのあとは、夢に向かって進むことの大切さを描いた「夢日和」、初恋をテーマにした「恋の知らせ」。彼女が演奏するアコースティックギターの響きもカラフルな歌の世界をしっかりと引き立てていた。2017年1月13日に行われる新春初ワンマンライブ「私なりの酉ックオア酉ートメント」(shibuya eggman)の告知を挟み、前向きなメッセージをたっぷり含んだ「The Brightest Woman」へ。親しみやすいキャラクター、色彩豊かな音楽性をアピールした。

2番手は2017年2月15日(水)にミニアルバム『CLOUD 7』でメジャーデビューが決定しているmajiko。動画投稿サイトを中心に2010年から活動をスタートさせ、圧倒的な歌唱力、そして、楽曲によっては作詞・作曲・編曲をも手がけるマルチアーティストとしても評価されている彼女の音楽的なポテンシャルの高さは、この日のステージからも強く感じられた。オープニングは、恋人たちの最後の夜を生々しく描写した「さよならミッドナイト」。鋭さと美しさを共存させた歌声が響き渡り、会場の雰囲気を一変させる。さらに新曲「ノクチルカの夜」も披露。ブルース、ジャズのテイストを交えたアコースティック・サウンド、揺れるような不安感が伝わる歌も素晴らしい。「みなさんの心のなかに光の花が咲きますように」という言葉に導かれた「光の種」、R&Bのエッセンスを反映したアレンジと“まるで鯨の胃の中のようだ 逃げられはしない”という歌詞が印象的な「植物園」も絶品。濃密な生と性を感じさせるmajikoの独創的な音楽は、オーディエンスの心をしっかりと捉えたようだ。

最後は上白石萌音。大ヒットを記録している映画「君の名は。」のヒロイン・宮水三葉役を好演し、2016年のエンターテインメント・シーンに確かな存在感を示した彼女は、デビュー作「chouchou」の収録曲を中心にしたステージの展開していく。まずはピアノ弾き語りによる「変わらないもの」。さらにサポート・ギタリストとともに「366日」、「なんでもないや (movie ver.)」を歌い上げる。ひとつひとつの言葉に感情を込め、丁寧に手渡すようなボーカルが心に響く。MCで歌手デビュー以降の2カ月を振り返り、数々の音楽番組に出演できたこと、奥華子、HY、RADWIMPSといったアーティストとの縁が生まれたことに対する感謝を述べた後は、「YOU BELONG WITH ME」(Taylor Swift)。「盛り上がっていきましょう!」と楽しそうに身体を揺らす姿も新鮮だった。ラストの「SMILE」を歌い、ステージを降りた後も拍手は鳴り止まない。再び姿を見せた上白石は「人生初アンコールです! ありがとうございます」と「奏(かなで)」(スキマスイッチ)を披露。「聴いてくださる方がいる限り、歌い続けます」という言葉とともにイベントはエンディングを迎えた。

Text by 森朋之

■上白石萌音 オフィシャルHP
http://kamishiraishimone.com
■majiko オフィシャルHP
http://majiko.jp
■瀬川あやか オフィシャルHP
http://aya-web.com/
12月27日(火)@青山RizM
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OKMusic編集部

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