東野圭吾のベストセラーを映画化!『
疾風ロンド』完成披露イベントに阿部
寛ら豪華キャストが登壇

監督を務めるのは、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13年NHK)の演出で日本中に一大ブームを巻き起こした吉田照幸。主演は、映画『トリック劇場版』シリーズや『テルマエ・ロマエ』(12年)などコミカルな演技には定評があり、類を見ない抜群の演技力を誇る稀代の名優・阿部 寛。さらに『クローバー』(12)で主演を務めるなど活躍著しい大倉忠義(関ジャニ∞)や元AKB48のメンバーで、『紙の月』(14)で多くの映画賞を受賞し、女優として自然な演技が高く評価されている大島優子のほか、ムロツヨシ、堀内敬子、戸次重幸、濱田龍臣、志尊 淳、野間口 徹、麻生祐未、生瀬勝久、柄本 明など人気の実力派キャストが顔を揃えた!

そしてこの度、阿部 寛、大倉忠義、大島優子、堀内敬子、戸次重幸、濱田龍臣、志尊 淳、野間口 徹、麻生祐未、柄本 明、吉田監督と豪華キャストが登壇する完成披露試写会が行われた。

【完成披露プレミアムイベント】
東野圭吾のベストセラーを映画化!『疾風ロンド』完成披露イベントに阿部寛ら豪華キャストが登壇 ©2016「疾風ロンド」制作委員会
本作は、東野先生が趣味として足を運ぶ“スキー場”を舞台に医科学研究所員が雪山に隠された危険な生物兵器を運動神経皆無の身体を駆使し七転八倒しながら捜索を繰り広げる、雪上ノンストップ笑撃サスペンス。完成披露プレミアムイベントでは、映画の舞台・雪山にちななんだホワイトカーペットが用意された。キャストが登場すると、疾風ロンドのロゴが刻まれたうちわを手にしたファンの方々の熱い歓声が!ホワイトカーペットを歩き終わり、全員が再び、舞台に立ち「寒い中、お越しいただきありがとうございます。」という阿部さんの挨拶をきっかけに、極寒の撮影を乗り越えたキャスト・スタッフによる撮影エピソードを熱く語った。

■雪山での撮影について
阿部:現場はすでに撮影中で、僕は今年の3月頃に入りましたが、その日凄く寒くて、雪も凄く降っていたんです。エベレストでの撮影も経験していますがそれよりも寒かったです。(笑)
大倉:意外と日が出ていて、思ったより暖かかったです。スキー場の撮影は5時までだったので、野沢温泉を楽しむこともできました。この作品で関わった中では今日が一番寒いです。(笑)
大島:今年の野沢温泉はなかなか雪が降らなくて…。大倉さんと先に撮影していたのですが、阿部さんが来たら、雪がないのではと心配しましたね(笑)でも、阿部さんが来る前日から大雪が降っていて、さすが、雪男さんだなと思いました。
堀内:私はみなさんと違って、スキー場での撮影があけてから現場に入りました。野沢には一度だけいくような設定があったんですが、野沢にはいかず、雪降しで撮影しましたね。あと、ずっと阿部さん、柄本さんとの共演でしたが、実は大倉さんとも共演したかったです。(笑)
戸次:僕は雪山行きましたね。(笑)北海道出身で高校まではスキーをやってました。今回25年ぶりのスキーだったので、練習もして現場に入ったのですが、意外と(滑るのはなく)スキー板で歩くシーンが多かったのが印象に残ってます(笑)
濱田:望月くん、前田くんと同じ部屋で泊まっていたので、修学旅行みたい感じで楽しい現場でした。阿部さんとは身長の話をよくしてました。(笑)
阿部:あの時期、すごく成長期で、ものすごく食べていましたね。(笑)でも、最近はやせたのね?!(濱田:はい!笑顔)
志尊:泊っていたホテルに温泉がついていて、ふと、露天風呂をみていたら一人でムロさんが満喫していて…。そこでご挨拶もあれだなと思って脱衣場で時間潰して、ご挨拶しました。ムロさんが、「今貸切だから今いきなー!」と声かけてくださいましたね。
野間口:名もないフロントマンで、ここに立っても大丈夫なのかと思っています。(笑)阿部さん以外の方とは共演してませんが…(会場に笑いが!)阿部さんとの共演はすごく刺激的でした。
麻生:主に頂上に近いスキー場のレストランで撮影をしていたので、毎日スノーモービルなどに乗せていただき、登ったりするのが楽しかったです。
柄本:とにかく、雪山には行ってません!主に、阿部ちゃんと堀内さんとの共演でしたね、阿部ちゃんは会うたびに(身長が)伸びているなー!(会場にまた笑い!)
吉田監督:撮影はそこまで大変ではなく、温かい街でしたね。コンビニに入ろうとしたとたん、すごいでかいパーカーの人に声かけられ、びっくりして振り向いたら、大倉さんでしたね(笑)監督!って一声かけて欲しかったです。

■思わず笑ってしまったシーンについて
阿部:大倉さんとの初めての撮影で雪山の穴に落ちるシーンでしたが、監督のいじめなのか、なかなかカットをかけてくれなくて(笑)大倉さんも早々にその場から逃げてしまったって(笑)その1分間気まずい時間が進み…、アドリブで何とか対応したんです。でも、しっかりとその場面は使われてましたね。
監督:そのアドリブが起こった瞬間、爆笑でしたね(笑)
大倉:そのシーンでは、なにかできる役でもなかったのですぐ去りましたね(笑)阿部さんが穴に落ちるシーンは、台本で読んだときからにやにや笑っていましね。(笑)
大島:ムロツヨシ、ずるいですよね。顔見ているだけで笑ってしまうので、いつも思わず笑ってしまいますね。「おい、大島!」とか中身のないことしか話さないんですが…(笑)ちょこちょこ笑っちゃいました。

■雪山にかけて、埋めて隠したいものとは?
阿部:この世界に入る前に、自分で歌がうまいと思っていて中学生のときには発表会で歌ったりもしたんです。それで、中学の卒業式でギターがうまい同級生と一緒に歌おうとなったのですが、なぜかクリスタルキングのものすごい高音部分を任されて(笑)、当然、そんな高いキーでるわけもなく、最後に志村けんさんみたいな声にもなってました。その後の3年間、それを思い出すたびに顔が真っ赤になってました。
大倉:僕もこの世界に入る前の話なんですけど、林間学校で先生が怖い話をするとなって、そのとき隣に好きな子がいたんです。なのに、何故か思いっきりオナラしました。『お前屁こいたやろ』ってすぐ隣の奴のせいにしましたが…(会場に爆笑が!)。完全に僕がしたのはバレていたと思います。
大島:(笑いが止まらないまま)大丈夫ですよ。ないです、代わりに野間口さんに聞いてください(爆笑)
野間口:はい、そうですね。実家を出て25年ですが、自分の机の下の引き出しにHなやつが隠してあるんです。何とかしたいんですが、いま、それをうちの親が使っていて・・・。なので、もはや、まるっと家ごと埋めたいですね。(会場に笑い続く)

そして、ステージ上の皆さん全員で「疾風ロンド旋風」という掛け声にあわせ、集まったみなさんの「フキアレナサイ」!という大きな声がイベント会場に疾風を巻き起こし!!
なんと、舞台に飾られた山の布から、300個の風船が大空へ!!雪山から直径2mの疾風機が姿を現しました!
完成披露プレミアムイベントの熱気も風船のように高く舞い上がったところでイベントは終了。

【完成披露舞台挨拶】
東野圭吾のベストセラーを映画化!『疾風ロンド』完成披露イベントに阿部寛ら豪華キャストが登壇 ©2016「疾風ロンド」制作委員会
「また、理数系の変わった男を演じました、阿部寛です」という挨拶で始まった舞台挨拶。大倉は「やっと、みていただけることが素直に嬉しい。じっくり、みていただきたいです」と気持ちを伝え、劇場のスタッフが出演者として気付かなかった堀内さんのエピソードや、ホームシアターのようによく来ている映画館で舞台挨拶をして感無量な戸次さん、最後は、「映画というのは、観客にみてもらって初めて完成するという話もありますが、感激…泣いてはいません!」という吉田監督。「六本木では、NHK時代にすごく刺激を受けていた大友監督の新作イベントが同じ時間帯で行われているようですが、負けないぞ!」と豊富を語った。

■役を演じてみての感想について
阿部:もともと吉田監督のファンだったので、この仕事を受けました。実際、参加させていただいて吉田監督の発想など、いろいろ自由にやらしてくれて、すごく安心して挑めました。あっという間にみられる映画でしたね。現場では、30年ぶりのスキーだったので、練習させてくださいと言ったら、大倉くんもついてきてくれて、ただ、気付いたら下でもがいていた大倉くんを発見して親しみを感じましたね。(笑)
大倉:趣味になぜかスキーと書かれてしまっていて、何かの手違いでね。(会場に笑いが)、実際はスキーは3回目で板の持ち方から教えてもらいました。映画ではすごくうまく滑るようにみえたので、映画ってすごいなーと思いました。スノーモービルも、自分で運転させてもらったのですが、ゴーグルをかけていて…(笑)僕ってわかりづらいですけど、僕って思ってみててください。
大島:私はちゃんと趣味でスノーボードと書いてますよ(笑)この話が来た時は本当に嬉しくて、9歳頃からスノーボードをやっていましたので。(MC:大倉さんとは滑りましたか?)滑りました。すごい大回転を繰り広げてましたね。(笑)

■ゲレンデマジックについて(雪山で素敵だったあの人、助けられたあの人について)

<女性陣>
大島:大倉さんとの共演が多く、大倉さんと言いたいところですが、(かっこいいのは)ううん、阿部さんかな!大倉さんとは衣装合わせの際に赤のスキーウェアを拝見していたので、絶対かっこいいだろうなとは思いましたが、阿部さんに初めて会った時の笑撃がすごくて。(笑)昔のウェアーを上手に着こなしているのがすごい!かっこいい!と思いました。
堀内:阿部さんのスキーウェア素敵ですよね。阿部さんの足が長すぎて特注で作ったと聞きました。だけど、映像をみたら、大倉さんの方がかっこいいと思いました。(笑)
大倉:あの赤い衣装は、実際の野沢のスキー場でもパトロール隊員が着られているもので、あれを着たら、みんなかっこいいと言われるかもです。(照れ笑い)
麻生:雪の中だと、みんなゴーグルを付けているので、誰が誰かわからず…私がかっこいいと思ったのは、大島さんです。何から何まで決まっていて、立ち姿やしゃべってる姿まで、すっかりファンになりました。

<男性陣>
阿部:大倉さんですかね。大倉さんに助けられる役を演じていて、器も大きく、優しいし、すごく安心する頼りになる役でしたね。
大倉:雪山の撮影ですべっちゃいけないところですべるシーンでは大島さんに押されてしまい…「助けろよ」と思ったことはあります。
大島:はい、押しました。べたっと顔が雪についてましたよね。ごめんなさい。謝るタイミングを見計ってました。(笑)
戸次:寒い撮影だったので、衣装さんに助けられましたね、全身カイロを貼っていたので。北海道出身のあるあるですが、意外と寒さに弱いです。
北海道では寒い時には外に出ないので。(笑)
濱田:うまく滑べる役だったんですが、スノーボードは初心者だったので、スノーボードを教えてもらった先生に助けていただきました。
志尊:撮影が進んでいる途中から現場に入ったので緊張しましたが、ある日、ムロさんから「今日は飲めるのか?」と声をかけられて…ムロさんに助けられました。
野間口:野沢温泉のホテルフロントの方たちのなかで、一番偉い方がすごく変わった感じの方で、その方をモチーフにして役作りしましたね。助けられました。
柄本:阿部ちゃん、堀内さんとの共演が多く、お二人には別に助けられてない。(会場に笑いが!)阿部さんからの目線は(身長が高くて)上からなので、まったく助けられてないよ(笑いが続く)

■最後に、原作者の東野圭吾が本作を大絶賛しているとのこと。お気持は?

吉田監督:素直に嬉しいです。東野さんはものすごくスノーボードが好きな方で、スキーやスノーボードのシーンなど、わかる人がみても納得するシーンを求めてられてましたが、東野さんが(本作をみ終えて)僕の顔をみて笑顔だったので”報われた”と思いましたね。「これは、見たことない」とおっしゃっていたので、ストーリーや映像すべてがうまくいったと。ずっとファンだった東野さんからのコメントもいたただいてとてもよかったです。
阿部:東野さんの作品に関わらせていただくのは2作目ですが、実際、東野さんがスキー場にきて滑っている姿をみて、本当にこの街を愛していて、この作品を愛しているんだなと思いましたね。大絶賛のコメントは、監督とともに喜びました。

最後は、キャストのみなさんによる「疾風ロンド」という掛け声で、「最高!」という大きな声が会場に鳴り響き、大歓声の中、イベントは終了した。

映画『疾風ロンド』は、11月26日(土)全国ロードショー!


配給:東映
©2016「疾風ロンド」制作委員会

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