「この3年間は人生で一番濃い期間で
した」 赤マルダッシュ☆の玉城茉里
が務めた涙なしのラストステージ

 玉城は「緑のたぬき担当」で、担当カラーはもちろんグリーン。グループでは最年長で、今年1月に赤担当の北澤鞠佳が二十歳になるまでは唯一の成人メンバーでもあった。ファンからは“ねーさん”の愛称で親しまれ、本人も誰よりもメンバーのことを考えていたという。

 そんな彼女も今年で22歳を迎え、芸能生活は早8年目。今後の人生について思いをめぐらす時期になっていたのかもしれない。最近は体調を崩し、他の3人でステージを務めることも少なくなかった。それが逆に、若い3人にグループの将来を託す決断を促した可能性もありそうだ。
 玉城にとって最後のライブとなったのは、9月24日18時からのオレンジステージ。彼女の晴れ姿を目に焼き付けるべく、数多くのファンがステージの前を埋め尽くした。普段ならそれぞれの推しメンカラーで輝く客席エリアが、この日ばかりはほぼ緑一色。ここにいるファン全員が、最後の一杯となった緑のたぬきを平げに来たのだろう。

 そんな熱さがこもったファンを前に、玉城はこれまでと変わらぬ精一杯のパフォーマンスで応じてみせた。決して感傷的になることなく、いつも通りに長い手足を生かしたダイナミックなムーブを展開。持ち時間は15分と短かったが、歌い終えた彼女の額に流れる汗は、完全燃焼できたことを物語っていたようだ。
【玉城茉里 インタビュー】

――ラストステージ、お疲れさまでした。この3年間を振りかえると長かったですか、短かったですか。

玉城 長い、かな。長かったですけど、いいことも悪いこともいろいろあったので、そのなかで経験値としてはいっぱいいろんなことを吸収して成長できたので、すごくいい3年間でした。

――最後のステージはどんな思いで務め上げましたか。

玉城 めっちゃ感極まったんですけど、赤マルダッシュ☆らしく楽しく終わろうと思ったので、最後はちょっと危なかったんですが、なんとか泣かずに終わることができました。

――最後のトークでは今にも泣きだしそうにも見えていました。

玉城 ファンのみなさんとも「泣かないでおこうね」って約束していたんです。でも最後、ファンの方から「ねーさん、ありがとう!」って声が飛んできたときは感極まりました。

――これで芸能生活も終えるとのことですが、これまでの活動は今後の人生にとって意義あるものになるのでは。

玉城 私にとって一番濃い期間だったと思います。なにより3年間応援してくださった“食べ友”のみなさんには感謝の言葉しかないですね。これからの赤マルダッシュ☆を、私も食べ友の一員として応援していきますので、今後もよろしくお願いいたします!
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