「サラリーマンより稼ぐ女子高生たち
」が教えるウラの社会問題
禁断裏バイトの世界を描いた本
この書籍「サラリーマンより稼ぐ女子高生たち―JKビジネスのすべて―」は、JKビジネスに関してある種肯定的な立場に立った、ルポライターの著者渾身のルポルタージュであり、その業界の記録としても面白い本だ。
JKビジネスという言葉に聞き覚えはあるだろうか。かつて事件化したこともあるJKお散歩やJKリフレなどが有名だが、実は言葉としては2014年「新語・流行語大賞」候補にあげられたり、ある時はアメリカの年次報告書や国連の問題になったこともあるくらい様々な意味合いをはらんでいる。法整備の曖昧なまま、抜け穴的なアイデアを競っていた経営者たちは、いつの間にか裏オプと呼ばれるただの凶暴凶悪なフォーマットに犯される…。
なぜこのような暴走となったのか、過去の歴史・事件史から関係者への取材、潜入までを丁寧に追い「JKビジネスブームがどのような変貌を遂げていったのか」がよくわかる。そして、これらの業界の生き残る道とは…。このようなタイトルとなっているのはやはり「サラリーマン」に気づいて欲しいのだろう。いわゆる「裏モノ」や「アングラビジネス」関係の本が好きな人ならかなり興味深く読み込めるのではないか。日本社会の病理さえ見えてくる同書、気になる人は手に…取りづらいかもしれないが、なんとか取っていただければと思う。
(定価:1,200円+税 高木瑞穂/著 コアマガジン刊)
(文/編集部I)
おすすめ書籍:「サラリーマンより稼ぐ女子高生たち―JKビジネスのすべて―」(コアマガジン)
JKビジネスという言葉に聞き覚えはあるだろうか。かつて事件化したこともあるJKお散歩やJKリフレなどが有名だが、実は言葉としては2014年「新語・流行語大賞」候補にあげられたり、ある時はアメリカの年次報告書や国連の問題になったこともあるくらい様々な意味合いをはらんでいる。法整備の曖昧なまま、抜け穴的なアイデアを競っていた経営者たちは、いつの間にか裏オプと呼ばれるただの凶暴凶悪なフォーマットに犯される…。
なぜこのような暴走となったのか、過去の歴史・事件史から関係者への取材、潜入までを丁寧に追い「JKビジネスブームがどのような変貌を遂げていったのか」がよくわかる。そして、これらの業界の生き残る道とは…。このようなタイトルとなっているのはやはり「サラリーマン」に気づいて欲しいのだろう。いわゆる「裏モノ」や「アングラビジネス」関係の本が好きな人ならかなり興味深く読み込めるのではないか。日本社会の病理さえ見えてくる同書、気になる人は手に…取りづらいかもしれないが、なんとか取っていただければと思う。
(定価:1,200円+税 高木瑞穂/著 コアマガジン刊)
(文/編集部I)
おすすめ書籍:「サラリーマンより稼ぐ女子高生たち―JKビジネスのすべて―」(コアマガジン)
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