期待していなかった合コンでまさかの
一目惚れ!高まる期待に胸膨らむ瞬間
に似合う曲

ミュージックソムリエ協会では、「こんな時に聴きたい音楽!」ということで、日常のヒトコマで、ふっと聴きたい音楽を選曲しました。選曲はすべて、ミュージックソムリエ(http://musicsommelier.jp)によるもの。
今回は、「期待していなかった合コンでまさかの一目惚れ!高まる期待に胸膨らむ瞬間に似合う曲」をセレクトしました。正直なところ、面倒なことの方が多いのが合コンです。
とは言うものの消滅しないのも事実です。ネガティヴな気持ちで行ってみたものの、そこで出会った人がとても魅力的だった時。思わず頭の中で流れてしまいそうな5曲を選びました。

1.「HELLO ~Paradise Kiss~」/YUI

大ヒットコミック「NANA」でお馴染み、矢沢あい原作の「Paradise Kiss」が2011年に実写映画化され話題になりましたが、その主題歌として書き下ろされた曲です。
「ハロー!」とその恋は突然やってくるかもしれません。でも、相手のことをまだ何も知らないし、もしかしたらとんでもない遊び人かもしれない…どうしよう!!と不安で尻込みしてしまうアナタを、飛び切りキュートでポップなこの曲がきっと勇気付けてくれますよ!
さぁ、キラキラと魅力溢れるあの人が住む憧れの”楽園”へ、一歩踏み出しちゃいましょう。
(選曲・文/高原千紘)

2.「不思議なピーチパイ」/竹内まりや

何も期待せずにつきあいや人数あわせで行った合コンでのひとめぼれは、何もない真っ白なキャンバスに彩られる突然の初恋のようなもの。今も昔も変わらない、竹内まりやのポップな作風がぎゅっと詰まったこの曲を背後から流したくなります。
色で例えるなら、淡い桃色。スキップしている女の子の気分が溢れています。
もう随分昔のヒットナンバーなのに、今ある気分にも寄り添える懐かしさだけでない。今もなお生き続ける名曲です。
思いがけないグッドタイミングの時に、どうぞ。
(選曲・文/宮川 桃子)

3.「I Believe In A Thing Called Lov
e」/THE DARKNESS

最初に謝ります。筆者は”合コン”というものに全く参加しないし興味もないライフスタイルの人間です。ゴメンナサイ!
ですが、恋に浮足立っている男ほど可笑しくてみっともなくて憎めないものはない…という独断と偏見に従って、この「合コンで一目惚れ」という未知のシチュエーションにマッチする音楽をと思案したところ・・・あったあったありました!5秒ぐらいでみつけました!
それがこの曲、「I Believe In A Thing Called Love」。2004年に突如登場し世界を席巻したイギリスのハード・ロック・バンド、THE DARKNESSのヒット曲のひとつとしてお馴染みですね。キャッチー極まりない曲は、AC/DCやQUEENその他70s~80sの正統的なハードロックからの影響を存分に感じさせつつ、なぜか「カッコイイ」と素直に表現することをためらわせる独特のヨーデル風ハイトーンヴォイスとキャットスーツ姿(笑)。
一生懸命やればやるほど「大丈夫か!?」と若干心配させる感じが、まさに合コンで浮かれているみっともない男にピッタリ!(という妄想です、あくまで・・・)
さあ、周囲の友達の生暖かい視線に負けず、フワフワしちゃいなさいフワフワ!
(選曲・文/伊藤威明)

4.「JOY」/YUKI

「誰かを愛すことなんて 本当はとても簡単だ」
今まで私はいったい何を難しく考えていたんだろう??一目惚れというのはまさにそんな感じで、ふいにやってくるものなのだろうと思います。
2番できちんと「誰かを愛すことなんて 時々とても困難だ」と歌っているところが、リアルで共感できるなぁ・・・と思いますが、年齢を重ねる度に、”恋に堕ちる”ということが難しくなりつつあるのを実感する今日この頃、一目惚れの勢いは大切に、”しゃくしゃく余裕で”恋愛も楽しみたい!と、心からそう思うのです。
(選曲・文/高原千紘)

5.「Nights On Broadway」/ BEE GEES

こらー。期待もせずに合コンに挑むとはけしからん。
見ず知らずの男女が集まってパーティーを繰り広げる。このような多大なエネルギーを消耗する行動に、「期待なんてしないけれど、付き合いだから仕方ないか。」というポーズをつけること。これは面倒くさい。次からは「異性をハントする為に来たのだ」という気概を内に秘めて合コンに臨んで頂きたい。ロマンが生まれるのはあなたの心掛け次第なのであります。ただし温かい眼差しも忘れずに。
さて、今回選んだのはビージーズの「ブロード・ウェイの夜」。1975年のアルバム「メインコース」からシングル・カットされたミディアム・ナンバーです。イントロはシンセサイザー・ソロ。勝負の場に流れる緊迫感を演出してくれます。飛翔する甘いコーラスの美しさにうっとり。そして感情が爆発するサビの開放感。なんてドラマティックな曲展開なのでしょう。さぁ、クライマックス。この曲をバックに勝負を挑むべし。
(選曲・文/旧一呉太良)

著者:NPO法人ミュージックソムリエ協会

OKMusic編集部

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