【exist†trace】『One man show [THE FIRST DAYBREAK]』2011年11月9日 at 代官山UNIT
“行くぞ!”とジョウ(Vo)の第一声から毒々しくも心惹かれる世界が広がった。猶人(Ba)とMally(Dr)のリズム隊は気迫に満ちたプレイで重低音を轟かせ、その上でmikoと乙魅のスリリングなギターが絡み合う。そして、絶叫から歌い上げる曲まで幅広く表現できるジョウが存在感を放つ。新旧楽曲を織り交ぜつつも“突き進んでいく”という一貫したバンドの信念がひしひしと伝わってくる。その熱が爆発したのは「TRUE」からのラストスパート。けたたましいサウンドを打ち鳴らし、感情を高ぶらせると“exist†traceとみんなの曲”と言って「VANGUARD」へ突入。最後は、今日一日を静かに振り返ることのできる新曲を披露。別れを悲しむのではなく、次会えることへの喜びに期待を募らせるかたちで幕を閉じた。