【butterfly inthe stomach】『butterfly inthe stomach presents POINT.-in YOKOHAMA-』2012年1月7日 at 横浜BAYSIS
今年一発目のライヴとあって、攻めの姿勢を貫いた。それはプレイに限ったことではなく、楽曲が持つ熱を最大限に活かすセットリストであり、『POINT』という自主企画イベントに懸けた思い、そしてバンドの状態…butterfly inthe stomachを形成する全ての要素において、攻撃的なのだ。“信じてるから見えるもの。見えるのであれば、その今を大事にしたい”と語った新曲「ティンカーベル」からはどこか吹っ切れた清々しさが感じられ、大切なものを必死に守るという迷いのなさが痛快だ。ヒリヒリとした感覚を滲ませる楽曲たちの中で、“ここまで取っておいた”というバラード「December」では空気が一転し、優しい音色に胸が締め付けられる。再び勢いを付け、Wアンコールまでオーディエンスは渦巻く音の波に身を投じた。