ヴィンセント・ギャロ『バッファロー’66』公開記念、孤独な魂に染み込む5曲
ヴィンセント・ギャロの初監督映画『バッファロー’66』が1月29日から約20年振りにロードショー公開される。刑務所帰りの主人公ビリー役をギャロ監督自ら演じ、彼に拉致され、恋人のふりをするレイラ役にクリスティーナ・リッチがキャスティング。やり残したことを果たすために故郷バッファローに帰還するビリーのささくれ立った穴だらけの心を、彼に寄り添い、からかうようにしてはしゃぎ、「愛している」と涙を流すレイラの純情が回復させるまでを描くマスターピースだ。人と触れ合うこともままならない今だからこそ、グレイッシュでスモーキーな画角の中で躍る気恥ずかしいほどのラブストーリーに身を委ねるひと時を。