Valley Jones

ステレオ・タイプなアメリカン・ロック／ポップスを、ポスト・モダン・ポップ的な解釈のもと実に美味しく料理してしまうローファイ・ポップ職人。うーん、かなり上質。筆舌に尽くしがたい魅力であふれ返っている。ベック風味のシワガレ・ヴォイス、奇想天外なアレンジ、王道アメリカン・ポップスを思わせるスウィート・メロディ——そのすべてが有機的に結合し、ノスタルジックかつ摩訶不思議なフワフワ空間を創出していく。天才かも。