SUGARSOUL17年ぶり新曲を聴くべき理由とは。「今すぐ欲しい」からメジャー20thまでを紐解く
SUGARSOULの動きが目に見えて活発化してきた。熊本を拠点とし、ここ数年はライブや近しいアーティストの作品の客演などで音楽活動を行なっていたが、今年2018年8月にはメジャー・デビューが同年であるSILVA、DOUBLEと共に「SILVA DOUBLE SUGARSOUL」名義でEP『UPLOAD』をリリース。そこには自身がプロデュースしたソロ名義の新曲「minna de dance ft. BengTeng a.k.a Star-A, MRC」も収録されていた。それにも驚いたが、さらにそのひと月後の9月5日にはSUGARSOUL単独での新曲「Moonlight Dance」を配信リリース。SUGARSOULの名前で彼女がこうして新曲をリリースするのは、2001年のシングル「SOULMATE」以来、実に17年ぶりのことだった。また、その曲「Moonlight Dance」を追加収録したベストアルバム『sugar soul<Remastered>』(2003年リリースのベストアルバムの文字通りリマスター版。リマスタリングをアデルの作品等を手掛けるランディ・メリルが担当)も9月26日に発売。冒頭に述べた通りここ数年も地道に音楽活動を続けていたし、そもそもひとりの女性としては熊本のコミュニティで村づくりに携わりつつ子育てしながら逞しく生活してきたわけで、“完全復活”なんていう言葉を安易にここで用いるのはむしろ失礼だとは思うがしかし、こうして新曲が録音ブツとして届けられ、以前からのファンのみならず全盛期を知らない世代にも聴かれるようになるのはやはり喜ばしいこと。なので、静かにしておくのは勿体ない。「SUGARSOULの17年ぶりの新曲が出たんだ、みんな聴いたほうがいいぞ」とはしっかり言っておきたい。