NIKO NIKO TAN TAN、マッドでカオスな最新EP「?」でつかんだ夢の続き――「好きな音楽とか信じてる音楽の詰め合わせを聴かせてる感覚」
4人組のバンド編成と聞いて誰もが真っ先に思い浮かべる、ギター、ベース、ドラム、ボーカルという極めてまっとうな景色とはまるで異なる、OCHAN(Vo.Syn.etc/作曲)、Anabebe(Dr/編曲)、Samson Lee(映像 /アートディレクター/作詞)、Drug Store Cowboy(映像/モーショングラフィック/アートディレクター)という、音楽担当2名と映像担当2名を擁するクリエイティブミクスチャーユニット、NIKO NIKO TAN TAN。シーンで着々と存在感を増すそのファニーな名前とは裏腹に、ルール無用のマッドでカオスな音像は、コロナ禍以降の抑圧された日々に強烈な高揚感と狂乱のビートを解放。その勢いのままデジタルリリースされた最新作となる1st EP「?」には、海外のトップアーティストの作品にも携わり世界的に活躍する日本人キーボード奏者・BIGYUKIが参加し、新世代のアイコンとして注目を集めるカメレオン・ライム・ウーピーパイのChi-との刺激的なフィーチャリングも実現。トリッピーでメロウな楽曲群で一気に非日常へと引きずり込み、溢れる可能性を存分に感じさせた。そこで、この夏は『FUJI ROCK FESTIVAL’ 22』『SUMMER SONIC 2022 OSAKA』をはじめとした各地のライブで、多くの目撃者を生むであろうNIKO NIKO TAN TANから、前身バンド時代より苦楽を共にしてきたOCHANとAnabebeに、結成のいきさつから4人のキャラクター、個性的なサウンドの秘密に新作の裏話、11月に控える東阪ワンマンツアーに至るまで、多岐にわたるトピックを語ってもらった。NIKO NIKO TAN TANの解体新書をここに!