Tanzmuzik

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    Tanzmuzikタンツムジーク

    「タンツ・ムジーク」とは——「ダンス・ミュージック」のドイツ語読みであり、クラフトワークがプログレ時代に残した名曲のタイトルでもある。だが、日本テクノ界では伝説のユニット名として語り継がれるのだ。
    山本アキヲと佐脇興英により93年結成。田中フミヤが主宰するレーベル<Torema>から「Muzikanova」(Manga Head名義による石野卓球のリミックス作も収録)にてデビューを果たす。94年には、当時、カリスマ的人気を博していたロンドンのテクノ・レーベル<Rising High>と契約を結び、「Tan Tangue」をリリース。続く1stアルバム『Sinsekai』は、大阪のマッドな空気感から創出された電子音響を世界各地へと伝えた。その後、各自ソロ活動を展開し、解散かと思われた矢先の98年、2ndアルバム『Version City Hi-Lights』を発表。この作品は、プライベート・ロード・フィルムが制作され、それをイメージした楽曲を展開。シングル・カットされた「Version City Episode」は、パトリック・パルシンガー/デリック・カーターがリミキサーとして迎えられ、著名なDJチャートを続々と席巻した。——だが、最近はすっかり音沙汰が無く、山本はAKIO MILAN PAAK、佐脇はCX AUDIO IEとして、それぞれのテクノ精神を求道しているようだ。
    しかし何といっても、電気グルーヴのオールナイト・ニッポンを聴いていた方々にとっては、デモ段階で放送された衝撃作「アンドロイドコウジビデオ」の印象が鮮烈に残っていることでしょう。どれだけ多くのテクノ・キッズのズリネタとなったことか……。ちなみに、私はこれを聴くと部活の合宿を思い出します。

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