アフリカンビートと都市の鼓動の融合! のちの音楽シーンに多大な影響を与えたトーキング・ヘッズの『リメイン・イン・ライト』!
トーキング・ヘッズで一番好きな曲と言えば個人的には、1977年にリリースされたデビューアルバムに収録されている「サイコキラー」であるが、アルバムで言うと今、聴いてもこれを約35年前に発表したことが信じられない4thオリジナルアルバム『リメイン・イン・ライト』である。トーキング・ヘッズならではのニューウェイブ的センスとアフリカンミュージックを掛け合わせたことにより、緊張感と野生が融合したような独特のサウンドを生み出した作品、ライナーノーツを執筆している今野雄二氏は“これぞ原始と原子の火花散る出会い”と評しているが、のちのクラブミュージックにも多大なる影響を及ぼしたのではないだろうか。新たな音楽を生み出そうとする開拓精神に貫かれた一枚である。