【インタビュー】ROKI、表情豊かな楽曲、独創的な歌詞、生々しいサウンド『HEARTFIELD』
2017年夏に始動した直後から大きな話題を呼び、一気にその名を知らしめたROKI。そんな彼らの1stミニ・アルバム『HEARTFIELD』が、4月10日にリリースされた。アッパー&キャッチーなロック・チューンを核にし、幅広さを見せる表情豊かな楽曲や独創的な歌詞、瑞々しいボーカル、生々しさに溢れたサウンドなど、同作はROKIのアイデンティティを堪能できる一作に仕上がっている。メンバー・チェンジを乗り越えて、さらなるパワーアップを果たしたことを感じさせる彼らのインタビューをお届けしよう。残念ながら山崎大樹(Vo/G)は当日欠席となったが、楽器陣3名の言葉からもROKIの魅力は十分に感じとってもらえると思う。
■楽曲の世界観や歌詞を尊重したうえでエゴも出していく
■自分の色を出さないとバンドをやっている意味がないから
――ROKIの結成までの流れを簡単に教えてください。
ヤマグチハヤト(以下、ヤマグチ):ROKIは東京を拠点に活動しているんですけど、メンバーそれぞれの出身地はバラバラです。元々は3年くらい前にボーカルの(山崎)大樹君と僕が一緒にバンドをやっていて、新しいバンドをやろうということになって。それで、対バンしたことがあるバンドにいた(松元)りんたろうさんに声をかけて、2017年の夏にROKIを結成しました。最初は違うリード・ギターがいたんですけど、最近メンバー・チェンジがあって、新たに(渡辺)岳君が加入しました。
渡辺岳(以下、渡辺):僕は昔から大樹君と仲が良かったわけじゃなくて、僕が前にやっていたバンドで対バンをしたことがあったんです。打ち上げで僕はベロベロに酔っぱらって、大樹君と肩を組みながら一緒にトイレにいった記憶しかない(笑)。僕が前のバンドをやめるタイミングで大樹君から連絡がきて音を合わせて、ようやくちゃんと仲良くなった(笑)。そしてROKIに誘われました。