清竜人は何故歌謡曲を歌ったのか?縮小していくシーンに一石を投じる、クリティカルな新作『REIWA』
日本人の心をくすぐるメロディ、変わりゆく価値観の中で生きる男と女を描いたリリック、子供たちの声、哀愁のある世界観…『REIWA』は実にノスタルジックな肌触りのアルバムである。が、それは表の顔であり、このアルバムの裏には強烈な批評が存在している。清竜人による久々のソロ・アルバムは、名だたるアレンジャー陣と共に作り上げたこの時代の歌謡曲であり、次第に縮こまっていったJ-POPシーンに一石を投じる作品である。出発は昨年リリースした『平成の男』、制作の動機は「昭和・平成・令和と3つの時代を繋ぐ音楽を作る」こと。さて、元号が変わって早くも3週間が経った。キミはこのアルバムどう聴く?