Royal Trux

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    Royal Truxロイヤル・トラックス

    ロイヤル・トラックスの音は誰にも真似することができない。80年代後半にプッシー・ガロアから脱退したニール・ハガティが、ジェニファー・ヘレマとバンドを組んだ瞬間、彼らはクールな服を身にまとい、ドラッグを絶ち、聴くに耐えないノイズから脱皮した。ソリッドなロック・サウンドに変貌し、流行の音に対する探究心も旺盛。——いち時期はローリング・ストーンズ風の薄汚れたロックを受け継いだまま麻薬で亡くなったと思われていたが、突然レイナード・スキナード風に化け、ブラック・クロウズばりのアルバム『サンキュー』を発表した。それ以降は、ジミー・バフェットのようなレゲエからスティーリー・ダン風のジャズ・ロック、シンセサイザー・プログレまで、あらゆる音楽スタイルを収集し、効果的に使用していく。ハガティはこの時期、最も興味深いギタリストとして評価され、ヘレマはスキャット・ラップをもこなす不屈のヴォーカリストへと成長した。密度の濃い、知的な音楽を提供するロイヤル・トラックスは、ロックな精神を失うどころか、ロックの新しい定義を確立し始めていったのだ。
    ——が、01年2月、ソロ・プロジェクトを始動させたハガティによりロイヤル・トラックスの解散が発表された。

    曲・アルバム

    • Pound for Pound

      2014年10月21日リリース
      アルバム・3曲

      • 1 Call Out the Lions
      • 2 Platinum Tips
      • 3 Teenage Murder Mystery

      Pound for Pound

    • 3-Song EP

      2013年06月18日リリース
      アルバム・3曲

      • 1 The United States vs. One 1974 Cadillac el Dorado Sedan
      • 2 Deafer Than Blind
      • 3 Run, Shaker Life

      3-Song EP

    • Cats and Dogs

      2010年08月24日リリース
      アルバム・11曲

      • 1 Teeth
      • 2 The Flag
      • 3 Hot and Cold Skulls
      • 4 Up the Sleeve
      • 5 Driving In That Car (With the Eagle On the Hood)
      • 6 Skywood Greenback Mantra
      • 7 Tight Pants
      • 8 Friends
      • 9 Turn of the Century
      • 10 Let's Get Lost
      • 11 The Spectre

      Cats and Dogs

    • Hand of Glory

      2002年10月08日リリース
      アルバム・6曲

      • 1 The Boxing Story: Four Kings
      • 2 The Boxing Story: K-9 to the Core
      • 3 The Boxing Story: Pots and Pansy
      • 4 The Boxing Story: Golden Lament
      • 5 Domo Des Burros (Two Sticks)
      • 6 The Boxing Story: Electric Boxing Show

      Hand of Glory

    • The Radio Video - EP

      2000年01月17日リリース
      アルバム・5曲

      • 1 The Inside Game
      • 2 Mexican Comet
      • 3 Victory Chimp - Episode 3
      • 4 On My Mind
      • 5 Dirty Headlines

      The Radio Video - EP