多くのスーパーギタリストに愛された超弩級ギタリスト、ロイ・ブキャナンの代表作『ライヴ・ストック』
70年代からロックを聴いていてギターが好きなリスナーなら、ロイ・ブキャナンの名前は1度は耳にしたことがあると思う。当時の大物ギタリストのインタビューなどでも彼の名前は登場するし、日本盤もリリースされていたので、彼に興味を持っていた人は少なくなかっただろう。ただ、彼のアルバムにはギター中心のインストが多いせいか、はたまたカントリー、ブルース、ロック、ジャズまでジャンルを問わないからか、一般のロックファンが注目することはあまりなかった。しかし、彼の多彩なギターワークによってロックギター全体の技術がレベルアップしたことは間違いない。今回紹介する『ライヴ・ストック』は彼の初のライヴ作品で、スタジオ盤のクールさとはまた違って、魂のこもった熱いプレイが繰り広げられている。