RADWIMPSの哲学とロックバンドとしての革新性を『アルトコロニーの定理』から振り返る
3月11日、東日本大震災から10年という日にアルバム『2+0+2+1+3+1+1= 10 years 10 songs』を発表したRADWIMPS。今週は彼らの過去作品を紹介する。担当編集者からは“やっぱり『RADWIMPS 4〜おかずのごはん〜』ですかね?”とのアドバイスがあったのだが、個人的には本作が発売された2009年に最もよく聴いたアルバムであった『アルトコロニーの定理』をチョイスさせてもらった。本作はその年とにかくよく聴いた。何でそんなに気に入っていたのか客観的に考えたことがなかったのだけれど、今回改めて聴かせてもらって、この頃のRADWIMPSというバンドの特徴を整理することが出来て良かった(?)と思う。このアルバムは今でも2000年代邦楽屈指の名盤だと思っている。