Prong
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Prongプロング
スワンズ中期のドラマー、テッド・パーソンズが中心になって85年に結成されたトリオが、プロングである。スワンズは、後のデス・メタルやインダストリアル・メタルに大きな影響を与えたニューヨーク・アンダーグラウンドの伝説的カルト・バンドだが、プロングはスワンズ特有のオブセッションに満ちたヘヴィ・ジャンク・サウンドを、スラッシュ・メタル/ハードコア以降のサウンド・プロダクツに沿ってアダプトしたようなサウンドは、現在のヘヴィ・ロック・シーンの成立に直接的に影響を与え、いわばそのプロト・タイプとなった。
87年にアルバム・デビューしたプロングは、90年の3作目『Beg to Differ』でメジャーの<エピック>と契約。元キリング・ジョークのポール・レイヴンを新ベーシストに迎え、パンテラで知られるテリー・デイトをプロデューサーに迎えた5作目『Cleansing』(94年)で、頂点に達する。エッジの効いたザクザクと刻まれるヘヴィなギター・リフと、ソリッドなリズムを叩きつけるドラムスのコンビネーションは完璧で、とことんヘヴィでアグレッシヴだが、どこかで醒めたクールネスを感じさせる音楽性はすぐれて現代的であり、進化したヘヴィ・ロックの見事なサンプルだった。また数々の先鋭的アーティストがリミックスしたシングルも、彼らの先進性をよくあらわしている。
しかし思うような商業的成功を収められずバンドは96年の6作目『Rude Awakening』を最後に解散してしまう。その後テッド・パーソンズはイギリスのインダストリアル・バンド、ゴッドフレッシュに加わり、ヴォーカル/ギターのトミー・ヴィクターは、ダンジグのツアーなどに参加している。 (小野島 大)
87年にアルバム・デビューしたプロングは、90年の3作目『Beg to Differ』でメジャーの<エピック>と契約。元キリング・ジョークのポール・レイヴンを新ベーシストに迎え、パンテラで知られるテリー・デイトをプロデューサーに迎えた5作目『Cleansing』(94年)で、頂点に達する。エッジの効いたザクザクと刻まれるヘヴィなギター・リフと、ソリッドなリズムを叩きつけるドラムスのコンビネーションは完璧で、とことんヘヴィでアグレッシヴだが、どこかで醒めたクールネスを感じさせる音楽性はすぐれて現代的であり、進化したヘヴィ・ロックの見事なサンプルだった。また数々の先鋭的アーティストがリミックスしたシングルも、彼らの先進性をよくあらわしている。
しかし思うような商業的成功を収められずバンドは96年の6作目『Rude Awakening』を最後に解散してしまう。その後テッド・パーソンズはイギリスのインダストリアル・バンド、ゴッドフレッシュに加わり、ヴォーカル/ギターのトミー・ヴィクターは、ダンジグのツアーなどに参加している。 (小野島 大)
Prongのニュース
- BARKS2019年11月05日
- BARKS2019年11月01日
- BARKS2019年08月19日
曲・アルバム
Without Words - Single
X - No Absolutes
Unleashed in the West - Official Bootleg
2015年07月24日リリース
アルバム・4曲- 1 Lost and Found
- 2 Whose Fist Is This Anyway?
- 3 Close the Door
- 4 Rude Awakening
Unleashed in the West - Official Bootleg
Songs From the Black Hole
2015年03月27日リリース
アルバム・9曲- 1 The Bars
- 2 Kids of the Black Hole
- 3 Seeing Red
- 4 Give Me the Cure
- 5 Doomsday
- 6 Banned In DC
- 7 Vision Thing
- 8 Goofy's Concern
- 9 Don't Want to Know If You Are Lonely
Songs From the Black Hole
Remove, Separate Self - Single
2014年09月12日リリース
アルバム・3曲- 1 Remove, Separate Self
- 2 Snap Your Fingers, Snap Your Neck (Live in the Studio)
- 3 Separate Self, Remove (Matt Heafy Remix)
Remove, Separate Self - Single